ストレートネックとは?治療法と対策法は?やってはいけない事?
ストレートネックの症状で悩んでいる人は思いのほか多いようです。
一体ストレートネックとは?
どんな症状が現れるのか?
もしかすると、あなたの症状はストレートネックが原因かもしれません。
ストレートネックについて調べてみましょう。
ストレートネックの症状とその治療法。
ストレートネックというのは首へ継続的に負担がかかることで、頭痛やめまい、肩こりなどの症状が起きる慢性の首の障害です。
神経系が圧迫されることで起こるので、これがストレートネックの症状だという自覚症状がなかなか持てずに悩んでいる人が少なくありません。
通常、首の前湾曲は30~40度の角度ですが、ストレートネックの人はその名の通りこの湾曲が少なくなって真っ直ぐに近づきます。
ストレートネックの代表的症状は…
・頭痛
・首が凝る
・首の痛み、首の可動制御
・頚椎症、椎間板症
・めまい、ふらつき
・上を向きにくい
・手の痺れ
・吐き気
・寝違いが多くなる
・自律神経失調症
などがあります。
ストレートネックの人が整形外科に行くった場合、
どういった治療をするかというと…
・首の牽引、ストレッチ
首を牽引することで詰まった首の骨の間を広げると共に、ストレッチすることで硬くなった筋肉を解します。
・マッサージや電気をあてる
電気をあてたりマッサージをすることで首周りの筋肉を解し、血行促進や痛みをとったりします。
・薬物療法
筋肉を緩める、痛みをとるなどの薬が処方されます。
・理学療法
理学療法士や鍼灸マッサージ師により施術が行われます。
整形外科では通常こういった治療が行われます。
ストレートネックにならないためには?
ストレートネックにならないために、まずはどうしてストレートネックになるのか?という原因を知りましょう。
・姿勢不良
慢性的にうつむき加減の姿勢でいることで首のカーブがなくなります。
最近は、パソコンやスマートフォンの使い過ぎが原因となっていることが多いようです。
・スポーツ障害
バレエやダンスなどの姿勢矯正、格闘技による頚部や首への衝撃、スキーやスノーボードの転倒なども原因です。
スポーツではありませんが、背中を丸くした姿勢や車の事故などによるむち打ちも原因です。
・加齢や老化
頚椎椎間板症や頚椎症などの首の椎間板や骨の退行性変性も原因となります。
どうしようもない原因もありますが、姿勢不良は自分の問題なので改善の余地があります。
ストレートネックの人のほとんどが猫背だという統計があることから、やはり姿勢は大事です。
また、骨盤や股関節に歪みがある人、外反母趾や偏平足、足底筋膜炎などの症状がある人もストレートネックの症状を抱えているケースが少なくなりません。
ストレートネックの症状は、初期段階なら首部分のマッサージやストレッチで症状が改善されるケースもあります。
首が何だかつらいなら「自分はストレートネックかも?」と疑ってみて、早期の対処が功を奏することもあるので我慢しないで医療機関に行きましょう。
ストレートネックの人がやってはいけない事。
もし自分がストレートネックだと分かった場合、症状を悪化させないためにもやってはいけない事があります。
それは…
・首をボキボキ鳴らす
矯正スラストと言って、頭を急に捻りボキボキと鳴らす矯正方法ですが、間違うと頚椎捻挫で首がまわらなくなったり、酷い場合には首から下が麻痺してしまうケースがあるのでやらないほうが無難です。
・下を向く姿勢をしない
成人の頭の重さは2ℓのペットボトル2本分(だいたい4キロ)と言われています。
その重さが常に首や肩にのしかかっているわけですが、姿勢が悪いと余計に負担がかかってしまいます。
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作は、首が自然と下向きになり、ますます首への負担が大きくなります。
そんな時は1時間毎に休憩を取ってストレッチをするなど首の筋肉を緩和させてあげましょう。
・無理なマッサージはしない
間違ったマッサージをすると首の筋肉が解れるどころか、余計に筋肉が硬くなってしまう場合があるので注意が必要です。
専門的な知識が無いのに首や肩をマッサージするのは余計に症状が悪化する恐れがあります。
安易にマッサージをするのは危険ですね。
まとめ
もしかするとストレートネックなのかもしれないと感じた人は多いのではないでしょうか。
長年の蓄積で病んでしまったストレートネックを一瞬で治すことはできませんが、根気良く治療し、加えて改善策を行うことで、少しずつ症状を改善していきましょうね。
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