ラフレシアってどんな花?どうして臭いのか?開花を見るには?

公開日: 

ラフレシア

ラフレシアという花をご存知ですか?

でっかくて世界一臭い花といえば「ああ、あれか… 聞いたことがある!」なんてことも。

さて、そのラフレシア、一体どんな花でどんな臭いがするんでしょう?
一目見たいとも思うのですが、どこに行けば見られるのかな?

今日はラフレシアについて調べてみることにしましょう。

スポンサードリンク

ラフレシアって何?

ラフレシアは「世界最大の花」とも言われ、直径が90cmにもなります。

またラフレシアは幻の花とも言われ、9ヶ月間もの間つぼみのままで、花を咲かせた後は2~3日で枯れてしまうんです。

ラフレシアは葉緑体を持たないので光合成ができず、他のブドウ科の植物に寄生して生息しています。
全寄生植物なので葉や茎、根はなく、他の植物に寄生して花を咲かせる姿を見た人が「人食い花」ではないかと騒いだほど、見た目はとても奇妙で不気味。

普通、花が受粉するのにはミツバチなどが関係しますが、ラフレシアの場合はハエがその役目を果たします。
しかもそのハエというのがクロバエ科のオビキンバエ属のハエで、獣の糞で増殖するといった特徴のハエ。

そんなハエたちを汲み取り式トイレの臭いを出して誘い込むなんて、ラフレシアは何とも摩訶不思議な花ですね。
ちなみに見た目からは想像もできませんがツツジ目に分類されるのだとか。

品の無い花とも言われるラフレシアですが、その花言葉は「夢現」。
ゆめうつつと読みますが、たしかにラフレシアには夢と現実の境のないファンタジーの世界にでも引き込まれそうな不思議な雰囲気があります。
「臭い・大きい」だけでなく、何か不思議な魅力をもっている花です。

ラフレシア 臭い 理由

ラフレシアはトイレの臭いがするといいますが、本当にそんな臭いがするのでしょうか?

ラフレシアは9ヶ月もの間つぼみで過ごし、開花するのは僅か2~3日ほどですが、実は臭いがするのはその開花中だけです。

その臭いは、例えると…

・トイレの臭い
・死肉の臭い
・死体のような強烈な臭い

スポンサードリンク

など、最悪な表現で例えられます。

ラフレシアは花が咲き始めて1~2時間くらいは、10~20分間隔で果物が腐ったような臭いを出し、開花から4時間ほどで花は完全に開き、今度は肉が腐ったような臭いを発します。
更に8時間も経てば、その臭いは魚が腐ったような臭いになります。

何故そんな臭いを出すのかというと、ラフレシアが受粉するにはハエの力が必要だからです。

ハエというと臭いところに集まるイメージがありますが、その性質を活かし、自らが悪臭を出すことでハエを集め、受粉の手伝いをさせて子孫を残そうとしているわけです。
ラフレシアの悪臭は子孫繁栄のためなんですね。

僅か2~3日の間に受粉しなきゃいけないので、ラフレシアも必死ということです。

ラフレシアを一目見たいという人は!?

何とも不思議な魅力にあふれているラフレシアですが、一目見たいという人はどうすれば良いのでしょう?

ラフレシアの開花期間は、先述の通り僅か2~3日ととても短いので見るのもなかなか大変です。
運にも大きく左右されますね。

ラフレシアを確実に見ることができるのは、クロッカー山脈にあるラフレシアセンターやポーリン周辺だということです。

それでも咲いているラフレシアを見ることができるかは運次第で、蕾なら9ヶ月もあるのでほとんど見ることは可能でしょう。

旅行会社が開花時期を見計らって「ラフレシアの花を見に行こう!」と謳ったツアーを組むようですが、ツアーに参加しても必ず開花を見られるかは保証の限りではありません。

ラフレシアを日本で見ることができないのかと調べてみましたが、日本では自生できないということで残念ながら無理のようです。

実は、世界最大の花としてギネスブックに載っているのはラフレシアではなくスマトラオオコンニャクなのですが、こちらなら日本でも見ることができる場所があります。

最近日本でも色んな植物園が増えており、世界の珍しい植物を育てているところも多くなっているので、将来的にはラフレシアを日本で見ることも不可能ではないかもしれません。

まとめ

その臭いから何とも評価の芳しくないラフレシアですが、その花を見ることができる確率はとても低いことが分かりましたね。
そんなに臭いなんて、恐いもの見たさで一度お目にかかりたい気がしますね(笑)

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は恐縮ですがスルーされます。

PAGE TOP ↑