暑中お見舞いの意味は?出す時期や返す時期、暑中お伺いとの違い

公開日:  最終更新日:2016/03/29

暑中お見舞い

最近はハガキで暑中お見舞いを出す人も減ってきました。
そもそも暑中見舞いを出さない人も多く、出すにしてもメールで済ませるなんて時代です。

ところで、夏の暑い時期に届く便りにはそれなりに風情がありますが、暑中見舞いは元々どういった意味が込められていたのでしょう?
また、出す時期の目安や、貰った暑中お見舞いを返すタイミングなんかも知ってるようで案外知らないものです。
それに、暑中お見舞いに似た「暑中お伺い」というものもありますよね。

今日は夏の風物詩、暑中見舞いに関してまとめてみました。

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暑中お見舞いを出す意味は?

暑中お見舞いというのは、暑中に友人や知人の安否を確かめるために手紙を出したり、家を訪問したり、贈り物をすることを指します。
一年で最も暑い時期に相手が健康でいるかを気遣い、安否の確認をする他、自分の近況を報告する意味合いもあります。

暑中お見舞いを出すのには特に決まった形式はありませんが、一般的には次のような文章構成で書かれます。

1.季節のあいさつ
2.相手の安否を尋ねる言葉
3.自分の近況を伝える言葉
4.先方の健康を願う言葉
5.日付

それぞれの例文としては、

1.
「暑中お見舞い申し上げます」
拝啓や敬具といった言葉は必要ありません。

2.
「いかがお過ごしでしょうか」
「お健やかにお過ごしでしょうか」
「お元気でお過ごしでしょうか」
「お変わりございませんか」

3.
ビジネスにおいては省略、個人においては自分の近況を書きます

4.
「ご自愛下さい」「お体を大切に」「お体を大切にお過ごし下さい」
なお、自愛=自分を大切にすることで、男女問わず目上の人にも使えます。

5.
「平成○○年盛夏」「平成○○年○月」
正式な日付は書きません。

などが一般的でしょう。
必ずしもこうでなければならないという決まりはありませんが、仕事で暑中お見舞いを出す場合には失礼のないようにしたいものです。

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暑中お見舞いを出す時期や返す時期は?

暑中お見舞いを出す時期というのは諸説ありますが、一般的には梅雨が明けた後から立秋前までに出します。
その後、立秋から8月末までは残暑お見舞いを送ることになります。

絶対にこの日でなければいけないということはなく、暑中お見舞いは元々暑い時期に相手の安否を確認するものなので、梅雨が明けていなくても既に暑いようなら出しても差し支えありません。
その辺は臨機応変に対応しましょう。
また、暑中お見舞いのハガキを頂いてそれに返事を返すのも、出す時と同じで時期に合わせて暑中お見舞いにするか残暑お見舞いにするかを判断しましょう。

なお、返事をする際には、貰った暑中お見舞いに対する感謝の気持ちを言葉にして入れるのが定番で、以下のような言葉を入れるとよいでしょう。

「お見舞い状を頂き、誠に恐縮に存じます」
「暑中お見舞いを頂き、厚く御礼申し上げます」
「ご丁寧に暑中お見舞いを頂き、大変ありがとうございました」

また、相手の近況が書かれていた場合は、その内容を受けての一言を添えておくと更にベターです。

暑中お見舞いと暑中お伺いの違いは?

暑中お見舞いと同じような言葉で、暑中お伺いというのがありますが何が違うのでしょう?

夏が近づくとお中元を贈ると思うのですが、お中元を贈る時期というのは関西と関東で違います。

・関西:8月初め~15日まで
・関東:7月初め~15日まで

最近は関西でも早めに贈る人も多くなってきていますが、関西も関東も一般にお盆に入るまでには完了させます。

お中元を贈る際の表書きには「暑中お見舞い申し上げます」などと書くのが一般的ですが、この「見舞う」という言葉は見舞う人の方が上の立場になります。
したがって、目上の人に贈る際には適しているとは言えないんですね。
つまり目上の人に贈る場合に「暑中お見舞い」という言葉を使うと失礼にあたるので、そんな時に「暑中お伺い申し上げます」と書くのがマナーということです。

言葉のニュアンスはどちらも同じように感じますが、贈る相手によって使い分けるようにしたいものです。

まとめ

最近は暑中お見舞いを出す人も少なくなってきましたが、貰うと意外に嬉しいものです。
なので、暑中お見舞いを頂いた場合は、きちんとお礼のお返事を出すようにしましょう。
また、友人や知人、ビジネスや目上の人など、誰に対して書くかによって臨機応変に内容を変えて失礼のないように対応したいものです。

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