大声を出すのがNGな理由~大声をあげて怒る人の幼稚な心理&対処法
やたらと大声を出す人っていますよね。
ちょっと気に食わないことがあると、とりあえず叫んでみる… みたいな。
また、外へ行くと、人目もはばからず、小さな我が子を大声で叱りつけている母親もよく見かけますよね。
大声を張り上げて相手を叱ったり相手を罵(ののし)ったりするのは、体にも悪影響を及ぼします。
怒りの感情は肝臓を傷める、ということが最近の研究で分かっています。
つまり大声を出すっていうのは、百害あって一利なし…ってことなんです。
ではどうして、人は大声をあげてしまうのでしょうか
そこで今回は、大声を出す人の心理と、そんな人と遭遇してしまった時の対処法についてご紹介していきます。
威嚇行動である
他人に対して大声を張り上げる人の心理は「たった1つ」です。
それは…
「威嚇行動である」ということです。
要は、相手を「びびらせる」という目的で大声を張り上げるんです。
エリマキトカゲが「しゃーッ」と叫んで襟巻きを広げるのと全く同じなんです。
(例えがちょっと古い?))
あなたは、大声を出す人のこうした「威嚇行動」の心理を知って、的確に対処していく必要があります。
対処法は?
威嚇行動に対する最も効果的な対処法は、「スルーすること」です。
つまり、威嚇されても決して相手をせず、「威嚇してもしょうがない」と相手に思わせることです。
これが、威嚇に対する最適の対処法です。
反対に、一番良くないのは、威嚇に威嚇で応対してしまうこと。
つまり、大声を出されたから、こちらも大声で返す… みたいな。
こんなの本当に無益なことです。
大声を出すのは子供
でも、日常的にこれをやっている人達がいます。誰だか、お分かりでしょうか。
そう、それは、「小さな子供」です。
小さな子供は、とにかく大声を出すのが好きですよね。
喧嘩をする時も、ものすごく大きな声を出して相手を罵ったり、それに対してまた大声で言い返したりします。
これはまさに、「動物の」威嚇行動そのものです。
つまり、大声を出す人というのは…
頭の中が、動物や小さな子供と大して変わりませんよ…ってことなんです。
相手の怒りはスルーしよう
それなのに、大の大人がこんなことをしてしまう… これって、すごく恥ずかしいことだと思いませんか?
あなたは、良識ある大人として、こんな「幼稚な」人の行動に対してまともに相手をしてはいけません。
大声を出して怒る人に対しては、うまくスルーしなければならないんです。
相手の行動をあるがままに言ってあげる
相手から大声を出されたときに、最も効果的な対処方法があります。それは…
相手の行動を、「そのまま指摘」してあげることです。
つまり、「あなたは今、大声を出して怒っていますね」と、淡々と伝える… ということです。
何を怒っているの?
例えば、あなたの上司が大声であなたを罵倒(ばとう)しているとします。
このときあなたは、上司に対して、「〇〇さんは、どうしてそんなに怒っているのですか?」と聞いてみましょう。
こうすれば、相手も、「なぜ怒っているのか」を説明しないといけませんから、徐々に冷静さを取り戻して…
きちんとした話し合いをすることができます。
恥を感じさせる
また、怒ってる人間というのは往々にして、「怒っていますね」と指摘されると、恥ずかしさを感じるものです。
怒っている本人が、怒ることを「恥ずかしい」と感じることができれば、怒りは次第に収まっていきます。
ですので、「なぜ怒ってるのですか?」と聞くのはすごく効果的なんです。
証人にいてもらう
また、このときは、できるだけ相手と2人きりにならないようにしましょう。
怒っている人というのは、冷静さを欠いていますから、あなたから「なぜ怒っているのですか」と指摘されてしまうと…
さらに逆上して、手が出てしまう… なんてことも十分あり得るからです。
でも、本当に逆上して手が出たときは、相手を傷害罪で訴えてやりましょう。
そのため、怒っている人と向き合う時は、できるだけ2人にならないようにして、周りに「証人」がいるのを確認するようにしましょう。
証人がいれば、相手もオイソレと手を出しにくくなりますし、また、証人が「あなたは悪くない」という証言をしてくれることもあります。
相手に呑まれてはいけない
怒っている人に応対するとき、大切なことは相手のペースに呑まれないことです。
相手の目的は、あなたを叱ることではなく、あなたを「威圧して、ビビらせること」ですから…
あなたがうろたえてしまうと、相手の「思うツボ」なんです。
ですので、怒られても、決してうろたえることなく…
冷静に「なぜそんなに怒っているのですか?」と聞くのが、最も効果的… というわけなんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、怒って大声をあげる人の心理と、その対処法についてご紹介してきました。
基本的に、大声を出す人の発想というのは、幼い子供と同じです。
まともに相手をしてはいけません。
決して「同じ土俵」に立たないようにして、うまくやり過ごすように心がけるようにしましょう!
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