写ルンですの人気が再燃?現像価格や消費期限、再利用について

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写ルンです

昔はスマホもなかったし、携帯だってカメラが付いていませんでした。
そんな時代、写真を撮るというとよく「写ルンです」が使われていたものです。
デジカメだってあったようななかったような、少なくても普及はしていませんでしたしね。
だから、いつでもどこでも手軽に写真が撮れる「写ルンです」はとてもポピュラーな存在だったし重宝したものです。

そんな「写ルンです」が最近また流行ってきてるそうです。

「写ルンです」を見たことがない人には何のことなのかサッパリ分からないと思うので、今日は「写ルンです」についてまとめました。
現像代や期限の過ぎたもの、ボディーの再利用などについてもご紹介します。

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写ルンですって何?

「写ルンです」というのは、1986年に富士フイルムが発売したレンズ付きフィルムのことです。
フィルム付きの簡易カメラではなく、レンズ付きフィルムというコンセプト。
その割にボディーは意外としっかりしていて、使い勝手はまさしくカメラでした。

その歴史を記しておきましょう。

初代(1986年)
ISO感度100の110フィルムとカートリッジ使用。

2代目(1987年)
「写ルンですHi」「写ルンですフラッシュ」
ISO400の135フィルム、フラッシュ有効距離1~3m

1989年
「写ルンです望遠」140mm望遠アダプターで4倍大きく
「写ルンです接近」接写40cm

1991年
「写ルンです防水」水深3mまで可能

1992年
「写ルンですエコノショット」3コマ増量

1996年
「写ルンデススーパースリムフラッシュ」APS採用
「写ルンですBLACK&WHITE」モノクロ写真

2003年
「写ルンですNight&Day」夜景モード搭載

「写ルンです」の最盛期は2001年で、世界で1億本以上を売り上げました。
しかし、時代が進みデジタルカメラやカメラ付き携帯電話が普及して、「写ルンです」は2012年11月には生産が大幅に減少されました。
現在では、下記の3タイプのみ販売されています。

【高機能】
・写ルンです1600 Hi・Speed
ブレに強く、ISO感度1600フィルムを使用し高速シャッター搭載。

・水に強い写ルンです New Waterproof
水深10mまで撮影可能な防水タイプ。

【スタンダード】
・写ルンです シンプルエース
 大型ファインダー搭載。

昔は誰もが使っていた「写ルンです」
最近また若い世代を中心に人気が広がってきているのだとか。

写ルンですの現像価格は?期限はあるの?

スマホや携帯、デジカメで撮った写真はパソコンなんかで簡単にプリントできますが、「写ルンです」で撮った写真はそういう訳にはいかず、カメラ屋さんなどで現像する必要があります。

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現像代はお店によって違いもありますが、目安として、27枚撮りが1700円程度、39枚撮りで2200円程度です。
ただ写真を現像するだけなのに「そんなにするの?」という気もしますが、昔はこれが普通だったのか… と思い出されます。

ところで、部屋を片付けていたら昔買った「写ルンです」が出てきた!なんてこともあるかもしれませんが、そんな古いものを使うことは可能なのでしょうか?

「写ルンです」には期限が記載されています。
その期限を過ぎたものは品質の保証ができないということなのでしょう。
だから写っても写らなくても自己責任。

そういう「写ルンです」は写らないかもしれないから、記念撮影や旅行で使うのはよくないですね。
写ってなくてもガッカリしないような写真にためしに使うならいいかもです。

でも、保存状態が良ければ、期限切れでも綺麗に現像できたりすることもあるようです。
まずは写真屋さんに持って行ってインデックスプリントをしてみると良いかもしれません。
ちなみに、低温で低湿度な場所で保存するのが良いらしく、冷蔵庫の中に乾燥剤と一緒に保管しておくと、期限が切れていても大丈夫な場合が多いらしいです。

写ルンですは再利用できるのか?

写ルンですを使ったことがある人は分かると思いますが、ボディーはけっこうしっかりしていて、撮り終えた後に捨てるのはもったいないくらいの代物です。
写真を現像した後に「写ルンです」は再利用できないものでしょうか?

「写ルンです」で撮った写真を現像するときは、カメラごとお店に持って行くことになっています。
そして現像後はネガと写真しか戻ってきません。
ボディーは回収されちゃうんです。

でも、中のフィルムはドライバーを使えば簡単に取り出すことができるうえ、そのフィルムだけカメラ屋さんに持って行けば現像はしてもらえます。
だったら、フィルムだけ買ってまた「写ルンです」に入れれば使えそうな気もしませんか?

本体を開けるのは簡単で、フィルムを十分に巻き取った後、巻き取り側の下の方の隙間にドライバーを差し込めば開きます。
開いたらフィルムが取り出せます。
ただ、気をつけなけいといけないのはフラッシュ付きのカメラを開ける時で、感電しないように注意しないとだめです。

と、まぁ… 余計なことを書きましたが、本体ごと現像に出すことになっているので再利用なんて考えず指示通りに利用するのが一番です。
ちなみに、今は知りませんが、昔はボディーを再利用していたようですよ。
現像後に回収して点検・清浄して新しいフィルムを入れてパッケージすれば新品になりますからね。
それをメーカーがやれば何も問題ないわけです。

まとめ

一世を風靡した「写ルンです」が最近また注目を浴びています。
味のあるレトロな雰囲気の写真が撮れるのが人気のようです。

保存状態によっては、古いものでもまだ現像可能だったりします。
大切な写真を撮ったのにまだ現像していなかったというような場合は、まずはためしにインデックスプリントを頼んで確かめてみましょう。

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