ゴーヤの栄養とその効果。ゴーヤの苦みの取り方やゴーヤレシピ
ゴーヤといえば苦いイメージですが、その苦味がクセになるという人もいて、ゴーヤファンも少なくないようです。
それが証拠に、季節になるとスーパーでもたくさんゴーヤが売られていますよね。
また、あの苦味成分が身体に良いなんて話も聞きますが本当なんでしょうか?
苦いのを無理して食べるのは辛いので、苦味を取る方法があるのなら知りたいものです。
苦くないなら、身体にもいいらしいので、色んな料理で試してみようとも思えるのですが。
今日はゴーヤについてのお話です。
ゴーヤを使ったレシピについても掲載しました。
ゴーヤの栄養とその効果について
ゴーヤはインド原産のウリ科で、正式名称はツルレイシと言います。
ゴーヤのイメージはずばり「苦い!」ですが、独特のあの苦味は「モモルデシン」という成分で、果肉の内側と綿の間にあります。
でも、ゴーヤはただ苦いだけの食材ではなく、実は身体に良い成分をたっぷり含んでいます。
そりゃそうですよね、ただ苦いだけじゃこんなに流通するわけないし、やっぱり何か秀でているから人気なのでしょう。
で、どんな成分が含まれているのか?
と いうと以下の通りです。
・ビタミンC
含有量は非常に豊富で、トマトの約5倍ものビタミンCを含んでいます。
また、野菜の中では唯一加熱に強いといった特性を持っています。
・カリウム
腎臓の中の余分な塩分を排出してくれます。
・リノレン酸
種子に多く含まれ、脂肪の吸収や蓄積を抑えてくれます。
・鉄分、葉酸
貧血予防に最適です。
・カルシウム
インスリン作用やphの調節をしてくれます。
v・ビタミンB
疲労回復、皮膚や粘膜を正常にする効果があります。
ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても失われないというのが最たる特徴で、美肌やアンチエイジング、ダイエットなどの美容効果が期待できます。
また、糖尿病やガン予防といった健康面でもよい働きをするので、ゴーヤはただ苦いだけの食材ではないんですね!
ゴーヤの苦味を取る方法は?
ゴーヤ = 苦いというイメージですが、実際に食べるとこれがまた苦いんですよね。
苦味さえなければ美味しく食べられ、たっぷり含んだ栄養成分を取り入れることができるのに… と思うのですが、あの苦味を取る方法はないのでしょうか?
実はあるんですね!そのご紹介♪
ゴーヤの苦味を取る前に、まずは下処理。
ゴーヤを縦に2つに切ってスプーンで種を取って薄切りにします。
そして下処理を済ませたゴーヤに…
・塩もみ
ゴーヤの苦味成分「モモルデシン」は水溶性です。
塩で揉むことでゴーヤの細胞が破壊されて水分が出ますが、その水分と一緒に「モモルデシン」も排出されるので苦みが軽減されます。
・砂糖もみ
砂糖で揉んで15分位置いておけば苦味が抜けます。
・茹でる
塩揉みをして10程置いた後、沸騰したお湯で1~2分ほど茹でます。
・油と合わせる
ゴーヤの別の苦み成分「チャランチン」は脂溶性のため、油で揚げたり油分の多い豚肉などと炒めると苦味が和らぎます。
・マヨネーズと合わせるv
調理した後のゴーヤと合わせると苦味が少なくなります。
などなど、
ゴーヤの苦みを抑える方法はあります。
とは言え、ゴーヤは少しくらい苦味が残っているくらいが美味しいとも言うので、ほど良く苦味が残る程度で食べる方が良いかもしれませんね。
ゴーヤを使ったレシピ
ゴーヤを使った料理といえば、ゴーヤチャンプル!
しか思いつきませんが、他にどんな料理法があるのでしょう?
そこで、ゴーヤを使ったレシピを少々ご紹介。
・ゴーヤのナムル
下処理後に塩揉みをしておいたゴーヤを沸騰したお湯でサッと茹で、水気をよく切ります。
水気が切れたゴーヤと、ゴマ油・塩・コショウ・醤油・みりん・鶏がらスープの素を合わせたものを和え、冷蔵庫で1時間程寝かせます。(調味料の分量は適宜)
最後にゴマを振ったら出来上がりです。
・コーンサラダ
下処理をしたゴーヤを耐熱皿に入れて少し水をかけ、ラップをしてレンジで加熱します。
汁気を切ったゴーヤとコーンにマヨネーズと青じそドレッシングをかけて和えれば出来上がりです。
・佃煮
下処理をしたゴーヤを熱湯に入れてサッと茹で、水気をしっかり切っておきます。
砂糖、醤油、酢を合わせて沸騰させたものの中にゴーヤを入れ、汁気がなくなるまで煮詰めて、最後に鰹節とゴマを入れれば出来上がりです。
・フリット
下処理したゴーヤの水分をしっかり拭き取ります。
ボウルに卵白、塩を入れて泡だて器で角が立つまでよく泡立てます。
そこに小麦粉、片栗粉を加えてサックリ混ぜ、それにサラダ油を加えて混ぜ合わせたものにゴーヤを入れて混ぜ、熱した油で揚げます。
揚がったゴーヤに岩塩を振れば美味しくいただけます。
・クッキー
下処理して水分をしっかり取ったゴーヤをできるだけ細かく刻んだものをクッキーの種に混ぜ合わせ、普通のクッキーを焼くように焼けば出来上がりです。
・パウンドケーキ
下処理をして茹でたゴーヤの水分をしっかり切ったものを、ミキサーにかけてペースト状にします。
それをパウンドケーキの生地に混ぜ合わせて焼けばできあがりです。
これらはほんの一部ですが、クッキーなどもあって驚かれましたか?
ゴーヤは意外にもデザートとしても食べることができるんです。
ゴーヤを使った料理はたくさんあるので、値段も安く体にもいいということで、積極的にゴーヤを食べるようにしたいものですね。
まとめ
ゴーヤは苦いだけでなく、美容にも健康にも良い成分がたくさん含まれています。
ご飯のおかず以外にデザートにもなるゴーヤ。ゴーヤを使ったレシピはたくさんあるので、色々試してみるのも良さそうです。
苦味が苦手という人は苦味を取ることもできますが、少しくらい苦みが残っていた方が味があって良いかもしれません。
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