風邪を一晩で治すには?風邪の時のお風呂の是非と摂りたい食品
昔は風邪をひいてもへっちゃらで、すぐに治ったような気がします。
ところが年齢を重ねると共に… 風邪の治りも悪くなってきて困ったものです。
特に夏風邪は治りが遅くてまいります(泣)
一晩で! とまではいかなくても、風邪を早く治す方法ってないものかしら?
あったらぜひ知りたいですよね。
また、風邪の時はお風呂に入っちゃダメ!ってよく言われますが、汗もかくし、本当のことを言えば入りたいものですが、やっぱりいけないのでしょうか?
風邪をひいて食欲がない時や元気をつけたい時なんかにどんな物を食べると良いのか?など、風邪をひいた時の対処法をまとめてみました。
風邪を一晩で治すにはどうすれば?
一晩とはいかなくても、風邪をひいてしんどい状態からは少しでも早く抜け出したいものです。
風邪を早く治すにはどうすれば良いのでしょう…。
・睡眠
風邪をひくのは体力が低下している証拠。その結果風邪をひいちゃうと更に体力が落ちます。
しっかり睡眠をとって体力を回復させることが何より大切です。
・ビタミンCを多く摂取する
ビタミンCが不足すると風邪をひきやすくなります。
また、風邪の時は身体がいつもよりビタミンCを多く必要としているのでビタミンCを積極的に摂る心がけが大切。
CCレモンみたいなドリンクから摂れば、のどの渇きも癒され、風邪でぼーっとした頭もリフレッシュします。
・身体を温める
身体が冷えることで免疫力が低下して、身体の防御システムが風邪の菌を撃退するのが難しくなります。
カイロを貼ったり、首にタオルを巻いて温めるなど、とにかく身体を温めるようにしましょう。
体温が1℃下がると免疫力は37%も低下すると言われているので風邪の時は身体を冷やさないような注意が必要です。
・水分補給をしっかりする
風邪のウイルスは乾燥を好み、湿気を嫌がる傾向があるので、水分をしっかり補給してのどが乾燥するのを防ぐようにしましょう。
風邪の時には、飲む点滴とも言われるポカリスエットが効きます。先述のビタミンC補給のドリンクに加え、ポカリスエットも飲むようにしたいものです。
・治ったと思い込む
病は気からと言いますよね?気持ちだけでも奮い立たせて前向きにいきましょう。
風邪をひく理由の一つに、身体の疲れが挙げられます。
疲れてると当然免疫力がダウンするので、そういったときにはいつも以上に注意が必要です。
たかが風邪ですが、されど風邪です。
ひいちゃうと自分がつらい思いをするので、身体の変化は事前に察知し、疲れたら休んで免疫力を高め、なるべく風邪をひかないようにしたいものですよね。
風邪の時はお風呂に入らない方が良い?
風邪の時はお風呂はいけないと言いますが、本当のところはどうなのか…?
日本では古くから風邪の時はお風呂に入らない方が良いと思われてきました。
ところが、西欧では逆の考え方で、風邪をひいた時こそお風呂に入りましょう! という発想です。
これは、日本のお風呂の文化というか、形態に由来しています。
昔の日本のお風呂は銭湯が主流で、どこの家庭にも内風呂というものはほとんどありませんでした。
つまり、お風呂で温まったとしても、家に帰る道すがら外の寒い風にさらされて身体が冷えてしまうわけですね。
これがお風呂に入ると風邪が悪化してしまうという発想につながりました。
しかし、現代はどこの家庭にもお風呂があるのが普通です。
したがって、お風呂を出た後に身体が冷えるということは、自分でわざわざそうしない限りあり得ないわけです。
ということで、風邪の時にお風呂に入っても、その後身体を冷やすようなことをしないで早く布団に入って休むようにすれば問題はありません。
ここで風邪の時にお風呂に入るメリットを挙げましょう。
・血行を良くする
お風呂に入って身体全体を温めることで、筋肉が緩んで血管が拡張します。
その結果、新陳代謝が高まり、鼻づまりも改善されます。
また、浴室は湿度が高いのでその湿気がのどの保湿にも最適で、風邪のウイルス対策にも効果的です。
・体温を下げることができる
風邪をひいている時は熱が出るのでその分汗もかきます。
お風呂に入ることで汗を落として身体を清潔に保つことができる上、発汗作用がスムーズになります。
へたに解熱剤を飲んだりするより、身体に負担をかけることなく体温を下げることができます。
こういったことからも分かるように、風邪でもお風呂に入るのはいいことです。
ただし、長風呂や熱過ぎるお風呂は身体に負担をかけるのでNGです。
風邪の時は何を食べると身体にいいの?
風邪をひくと食欲がなくなることがあります。
こんな時こそちゃんと食べて、元気にならなきゃ… とは思っても食べられないことがよくあります。
そんなとき、少量でも口にすると効果的な食べ物を知っておくと便利です。
風邪の時に積極的に摂取したいものは以下の通り。
・生姜
生の生姜にはジンゲロン、ジンゲロールのような辛味成分が含まれていて、それぞれ殺菌作用や血行促進効果があります。
殺菌作用は風邪の菌の増殖を抑え、血行促進は身体の巡りを良くして冷えを防いでくれます。
以上のことから、生姜は風邪の時に最適です。
・ネギ
ネギの他にも玉葱やニラ、ニンニクなどに含まれる硫化アリルやアリシンには、胃液の分泌を促す効果や血行を促進する効果があります。
ネギを入れたお味噌汁などをいただくと、身体がとても温まります。
・ニンニク
ニンニクにはパワーの源みたいなイメージがありますよね?弱ったときや元気になりたいときにはニンニクみたいな。
ニンニクには強い殺菌作用がある他、抵抗力をアップする効果や血行を促進する働きがあるので風邪のときには効果的です。
生のままでは刺激が強いので、加熱して食べるようにしましょう。
・柑橘系果物
ビタミンCを多く含むレモンやキウイ、みかん、グレープフルーツを積極的に摂ることで、風邪のときには特に不足しがちなビタミンCを補えます。
・緑黄色野菜
かぼちゃや人参、ホウレン草、モロヘイヤ、春菊、パセリなどを、100gを目安に摂取すると良いでしょう。
風邪のときには以上のようなものを積極的に摂ることで、少しでも早い回復が望めるようになります。
風邪に効果のあるレシピはネットで検索すればいっぱい出てくるので、少しでも食べられそうなものを作ってみましょう。
まとめ
風邪をひくと何もする気が起きなくて、食事もろくに摂らないでいると治りもよけいに悪くなってしまいます。
早く治すためにもしっかりご飯を食べて睡眠もしっかりとって体力をつけるようにしましょう。
風邪の時はお風呂に入ってはいけないのではなく、むしろ入る方がいいのですが、気を付けたいのはお風呂上りに身体を冷やさないことです。
それさえ注意すれば、お風呂に入ることで、風邪の治りも早くなります。
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