特効薬もないのにノロウイルスがつら過ぎる件。感染源や対処法

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ノロウイルス

ノロウイルス恐いですね。
嘔吐や下痢が止まらくなってすごく苦しい思いをします。

以前、うちの母親と姉がノロウイルスにかかってしまい、お正月に実家に帰ることができなくなってしまいました。
とにかく下痢がひどくて、二人でトイレの取り合いをしたそうです。

今日はそんな恐いノロウイルスに関するおはなし。

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ノロウイルスの感染源や家族内に感染者がいる場合

ノロウイルスは人から感染するケースが非常に多く、特にトイレの便座は気をつけた方がいいですね。
外でトイレに入る場合は、除菌スプレーがあるなら絶対使った方がいいし、便座シートがあったらそれも必ず使うべきです。

他にも貝から感染する場合があります。
一般的に牡蠣がヤバそうなイメージですが、牡蠣だけでなくアサリやハマグリなどに付着しているケースも少なくありません。
調理する時は、85度以上に加熱することでノロウイルスは死滅しますが、まな板の上で調理したり、まな板の上に貝を置いたりした場合など、ウイルスが付着している可能性も捨てきれないので、まな板も除菌するなどの注意が必要です。

また、家族の誰かがノロウイルスに感染したら、他の家族にも感染する可能性が極めて高いと覚えておきましょう
感染者がいる場合は、タオルの使いまわしや同じコップや食器を使ったりしないことが肝要です。
更に、ノロウイルスに感染した人の触ったドアノブやトイレの便座や床、できればお皿なども、0.1%程度に薄めた次亜塩素酸ナトリウムで拭くようにします。

感染した人はただでさえ具合が悪いのに、自分が使ったところをいちいち薬品で拭いて回られたのでは感じが悪いものですが、他に感染者を出さないためには仕方ありません。
たしかに心象はよくありませんが、怒ったりせずに我慢してくださいね。

ノロウイルスに有効な薬は?食事はどうすれば?

ノロウイルスに特効薬はありません。
また、感染を防ぐワクチンもないし抗ウイルス剤もありません。

そのため、医療機関で診察を受けても、基本的に問診の後「ノロウイルスらしい」と診断されるにとどまります。
あくまで「らしい…」ということと、先述の通り、専用の薬がないことから、現在起きている症状を和らげるくらいの治療しかできないのが現状です。
100%検査できる「電子顕微鏡法」「Rt-PCR法」「リアルタイムPCR法」といった方法もありますが、特別な行政機関や医療機関でしか使われていません。

ノロウイルスに感染してしまった時の食事についてですが、その前に、まず脱水症状に気を付ける必要があります。

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ノロウイルスにかかった場合は、とにかく水分補給を怠らないようにしないといけません
嘔吐や下痢などで水分はどんどん体外に出て行ってしまいます。
ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクや、OS-1(オーエスワン)などの経口補水液で補うことを忘れずに。
それらが用意できなければ、白湯やジュースでもいいでしょう。

さて、食事ですが、誤解を恐れずに言うなら、1日くらい何も食べなくてもどうってことはありません。
というより、嘔吐がひどい時や下痢がひどい時には何も食べられないでしょう。
気持ち悪くて食べ物のことなんか考えたくもないかもしれません。

病状と相談しつつ少しづつ様子をみながら、食べられるようなったら何か食べるようにします。
最初はおかゆやうどんなどお腹にやさしいものを。
他には豆腐や脂の少ないささみ、リンゴ、バナナなどもよいですね。

反対に食べない方がいいのは…
ラーメン、そば、納豆、青魚、イカ、タコ、貝類、脂っこい肉、オクラ、ブロッコリー、キノコ類、柑橘系、パイナップルなどです。

ノロウイルスはどれくらいで完治するの?

ノロウイルスの潜伏期間は1日~2日程度。
発症しても安静にしていれば2~3日で治癒する病気です。
インフルエンザのように、最悪死にいたるといったことはありません。

そこで、気になるのは、どのくらい経てば学校や会社に行ってもいいのか?ということですよね。
これについてはとても迷うところです。

会社ではなく学校の場合、インフルエンザなら出席停止の規定があるので明白ですが、ノロウイルスにはそういった決まりがありません。
ちなみにインフルエンザの場合は、発症後5日経過し、さらに解熱後2日後と決まっています。

ノロウイルスは潜伏期間を含めて、概ね1週間もすれば元気になりますが、問題なのはその後も保菌状態が続くことです。
その期間は1か月にも及びます。
でも症状もなくなり元気になって、1か月は休めないでしょう。

明確な期間の提示はできませんが、まず1週間は休む必要を感じます。
症状が顕著な期間が最も人にうつしやすいことからも、回復後の数日も合わせて1週間程度はやはり休むべきでしょう。
その後は、自分が保菌者であるという自覚の元に、人にうつさないよう、手洗いなどをしっかりするようにします。

子供の場合は、トイレの後などにはとにかくしっかり手洗いするよう。親がきちんと諭します。
ただし、保菌者であるということを、周囲に話すことはやめさせた方がいいです。バイキン呼ばわりされて、いじめに遭わないとも限りませんので。

まとめ

ノロウイルスはつらいといいます。
罹ったことがある人にしか分からない苦しみがあるんですね。
子どもなんかが苦しんでいたら、可愛そうで見ていられないでしょう。

当たり前ですが、ウイルスは目に見えません。
だからどこでもらってこないとも限らないのが怖いところです。
帰宅後などはとにかく手洗いをしっかり行い、家庭内に持ち込まないよう気を付けたいものです。

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