寝る前4時間のファスティングでダイエット!美容・健康にも
ファスティングがダイエットに効果的ということで、ちょっとした注目を集めています。
ファスティングは端的に言うと断食なので、とてもつらいイメージがありますが、今日お話しするのは短時間のファスティング。
これだったら特に構える必要もなく、つらい印象も持たずに誰でも気軽に実践可能なはず。
そんなファスティングの方法や効果、注意点などをみていきましょう。
ファスティングダイエットとは?
美容や健康にも効果的といわれるファスティングダイエット。
実際のところどんなダイエット法なのでしょう?
ファスティングダイエットというのは、短期間断食して体内環境をリセットするといったダイエット法です。
短期間あるいは短時間でも断食するというと、何かとても大変なことのように思えますが、断食するのは睡眠時間+寝る前の4時間だけです。
寝る前に何か食べると良くないのはよく知られていますが、その時間帯に何も食べないようにするのが今日ご説明するファスティングダイエット。
本当はファスティングにも色んな期間があって、1~3日というのが一般的ですが、今日取り扱うファスティングはあくまで寝る前の4時間というプチ断食。
そしてそのまま寝るので睡眠時間と合わせて、概ね12時間くらい断食状態が続くというものです。
では、ファスティングの詳しい説明の前に、寝る前に何か食べるデメリットを考えてみましょう。
食べてすぐ寝ると、仮に眠れたとしても、消化器官はまだまだ働いています。
それは良質な睡眠をとるという観点からもいいこととは言えません。
また、食べてすぐ寝ると、代謝も悪く脂肪が蓄積されやすくなるのは広く知られています。
さらに食事誘導性熱生産も少ないんですね。
ちなみに食事誘発性熱産生とは、食事で摂った栄養素を分解したり代謝するときに必要な「熱」で、消費カロリーのひとつです。
また、寝る前に摂らない方がいいものあって、それは脂質が多いものに代表されますが、消化の悪いものです。
これらのことから、ファスティングに挑戦すべき人が見えてきますよね。
それはどんな人かというと、食べてすぐ寝ちゃうような生活が不規則な人、偏った食生活の人、脂質を多く摂り過ぎている人などです。
そういった人は、ぜひファスティングに挑戦して、体をリセットすることが必要だと思われます。
ファスティングダイエットの効果について
では、今度はファスティングダイエットの具体的な効果をみていきましょう。
・デトックス効果
短時間でもファスティングすることにより、宿便や、体に不必要な食品添加物・有害金属などを排出する効果が期待できます。
・消化器官を休ませ、傷んだ組織の修復
このファスティングは寝る4時間前から何も口にしないので、消化器官にしてみれば消化すべき食べ物が無い状態になるので休みが取れます。
消化に使われていた力やエネルギーを、傷んだ組織の修復や代謝に回すことが出来るので、体がリフレッシュされます。
・脂肪燃焼
たとえ4時間という短いファスティングでも、糖質を使い切り、エネルギーを脂肪燃焼に使用できます。
・頭が冴える
脂肪が燃焼されることでケトン体が体内で増えます。そうすると脳内のα波も増えるので、集中力がアップします。
ちなみにケトン体とは、ブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源になり得る物質です。(通常、ブドウ糖しか脳のエネルギー源にはなりません)
・食生活の改善
体にメリハリがつくので味覚が繊細になり、加工食品やスナック菓子があまり食べたくなくなります。
ダイエット目的でファスティングする人が多いものの、それ以外にも健康のため、あるいは美容のため、さらには体内環境をリセットして体をリフレッシュさせるためにファスティングを行う人も少なくありません。
なんといっても、寝る前に食べないのはいいことです。
就寝前、食べない時間が4時間あって、それに続けて睡眠をとるので、消化器官は十分に休めるし、睡眠中のターンオーバーもより期待できるでしょう。
ダイエットのみならず、これらの効果は健康体を目指すうえで様々な良い影響を与えてくれそうですね。
ファスティングダイエットの注意点
ファスティングダイエットは短期間(短時間)とは言え断食をします。
そのためあまり体に負担をかけないようにする必要があるでしょう。
以下にファスティング中の注意点を記しますが、これらはどちらかといえば、もっと長い時間、例えば1~3日のファスティングを行う場合の注意点です。
今日取り上げているのは「寝る前4時間」のファスティングなので、直接的にあまり該当しないとは思いますが、一応目を通しておいて損はないでしょう。
・激しい運動をしない。
・体調が悪い時はしない。
・痩せすぎの人はしない。
・妊娠中や産後間もない人はしない。
・生理中・生理前は避ける。
・服用している薬によってはしない。
主に、こんな感じですが、いずれも4時間くらいのファスティングでは該当しないでしょう。
強いて言えば、妊娠中や産後間もない、生理中や生理前、体調が悪いときなどは無理してしない方がいいですが、なんといっても寝る前4時間のことです。
日頃からそういう生活習慣を心掛けてもいいくらいのものですから、上記はあくまで日をまたいで何日間か行うファスティングに対する注意点と捉えてください。
また、ファスティングの期間が48時間を超えるような場合は、終わっていきなり通常の食生活に戻すのは禁物です。
必ず「復食期間」をいうものを設け、体にやさしい少量の食事から始め、徐々に普通に戻していく必要があります。
まとめ
以上のように、ファスティングはダイエットのみならず、美容や健康にも良いのがお分かりいただけたことと思います。
ましてや、今日取り扱ったファスティングは、寝る前4時間という「生活習慣を改める」レベルのはなしです。
そうすることで、消化器官を休めることができて、体もリセットされるならこんないいことはありませんよね!
ぜひ、ダイエット目的以外にも日頃の生活サイクルに取り入れてみてください。
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