体調不良の原因かも!遅延型アレルギーとは?検査方法と改善の仕方
「なんだかいつも身体が疲れている」「胃腸の調子が悪い」「風をひきやすい」等々・・・
身体の調子が悪く、病院に行ってみたものの、先生に「特になにも問題ありません」と言われてしまう。
「規則正しく生活しているのに・・・なぜ?」
と悩んでいるあなた、もしかしたら食物アレルギーかもしれません!
「えっ?私は食物アレルギーじゃないよ?」
と思っていても、実は最近注目の「遅延型アレルギー」かもしれません。
ここでは「遅延型アレルギー」に関してご説明をしていきたいと思います。
原因不明の体調不良に悩まされているあなた、要チェックですよ!
体調不良の原因かも!遅延型アレルギーとは?
そもそも、食物アレルギーには2つのタイプがあることを知っていましたか?
まずは2タイプの違いをご説明します。
・即席型アレルギー
一般的に皆さんがイメージするアレルギーがこちらです。
蕎麦や卵、牛乳や大豆など、食べたその場からかゆみやじんましん、ひどい人は呼吸困難になってしまう食物アレルギーです。
IgE抗体と呼ばれるものが関係しており、アナフィラキシーショック等を起こす可能性があり、命に関わることもあります。
食べた直後から発症する為、食事との因果関係がつかみやすいのが特徴です。
・遅延型アレルギー
まだ日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、近年注目されているのがこちらです。
こちらはIgG抗体(さっきはIgE抗体)と呼ばれるものが関係しており、直接命に関わることはありませんが身体のあちこちに不調がでます。
また、食事をして数時間~3日経ってから症状が出る為、どの食べ物が影響しているか因果関係がつかみにくく、アレルギーに気付きにくいのが特徴です。
では、「遅延型アレルギー」ではどの様な症状が出るのでしょうか?
例をご紹介します。
・消化器系に影響する例
過敏性腸症候群、消化不良、便秘や下痢、満腹感やガスがたまる等
・皮膚に影響する例
にきび、湿疹、アトピー、ふけ、肌荒れ等
・精神的に影響する例
うつ、頭痛、不安感等
・呼吸器系に影響する例
ぜんそく、鼻水、慢性副鼻腔炎等
・その他不調の例
慢性疲労感、口内炎、倦怠感、むくみ、体重増加、月経前症候群等
上記に挙げたのはあくまでも一例ですが、一見身体の全然関係ない部分まで、様々な症状が出ることが分かります。
命に直接関わる訳ではありませんが、毎日ずっとこの症状に悩まされていたら結構辛いものがありますよね。
遅延型アレルギーの検査方法
では、「遅延型アレルギー」はどんな検査をすれば分かるのでしょうか?
日本のお医者さんにはまだまだ認知度が低くあまり知られていないのが現状ですが、最近ではIgG抗体検査を行っている病院も増えてきました。
ただ、費用が3万~5万円位しますのであまり安くはありません。
この検査をすると、様々な食品への抗体が数値で分かります。
即席型アレルギーではあまり見かけないような食べ物が反応したりするので、結果に驚くかもしれません。
・乳製品
ヨーグルト、牛乳、チーズ
・野菜
インゲン豆、アスパラガス、にんにく
・果物
バナナ、パイナップル
・その他
卵、小麦、サトウキビ、エビ、オイスター 等々
いつも食べている身近な食材ばかりですよね。
もちろん、人それぞれなので全然大丈夫な人もいます。
大好物の食材がアレルゲンとして挙がってくることが多いそうで、好きだからといってそればかり食べているとアレルギーになってしまうそうです。
遅延型アレルギーの改善のしかた
「大好きな食べ物なのに、食べれないなんて辛い!」と思ってしまいますが、「遅延型アレルギー」は改善することが出来ます。
強いアレルゲンが出た食べ物を半年程除去していく方法です。
しばらくは食べられなくて辛いですが、除去してからしばらくして再検査すると数値が下がっていきます。
数値が下がれば、同じ食べ物を口にしても症状がでなくなる様になります。
小麦がアレルゲンの場合、世の中には小麦でできた食べ物ばかりで辛くなりますが、米粉などを代用するのも手ですね。
まとめ
「遅延型アレルギー」はまだまだ認知度は低いですが、気になる方は一度調べてみるのがオススメです。
ただ、アレルギーが治ったからといって、また同じ食品ばかりを食べていると再度アレルギーになる可能性があります。
基本は、バランスの良い食事が何よりの健康法であることを忘れないで下さいね!
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