高校デビュー成功を目指す子供へアドバイス~失敗しない3つの秘訣
「高校デビュー」は、思春期の子供にとって、最大級の関心事です。
あなたの子も、高校入学を目前に控え、「高校デビュー」を決意しているのではないでしょうか。
「高校デビュー」とは…
中学まで、「陰キャ(陰気なキャラ)」やオタクと呼ばれていた子供が、高校から新たに「陽キャ(陽気なキャラ)」を目指すことを指します。
(陽キャ・陰キャって何?という場合、こちらを参考になさってください)
親にとっては、「なんでそんなつまらないことを…」と感じるかもしれませんが、思春期の子供にとって、「高校デビューができるか否か」は、まさに一大事。
あなたの子も、新たに始まる高校生活で、華々しい「高校デビュー」を夢見ている可能性があります。
そこで、大事なのが親の理解とアドバイス。
なにせ思春期の子供のこと、親にしてみれば少々理解に苦しむ面もありますが、あなたも親として、子供の高校デビューに理解を示し、正しくアドバイスしてあげる必要があります。
そこで今回は、高校デビューで失敗しないために、最低限押さえておくべき「3つの秘訣」についてご紹介していきます!
1.陽キャグループに入ろうとしない
高校デビューの定番として、「クラスの賑やかなグループに入る」というのがあります。
つまり、「陽キャ(陽気なキャラ)」に自分から近づいていく…ってことです。
しかしこれは、失敗する可能性がとても高いんですね。
キャラは簡単に変わらない
なぜなら、「陽キャ」や「陰キャ」は、その人の「素」であって、演じてそうなれるものではありません。
もしも、そんな簡単にキャラ変更ができるなら、世の中の高校生たちが「陰キャ」で悩むこともないでしょう。
つまり、もともと陰キャの子供が「無理やり陽キャのふり」をして、陽キャのグループに近づいてみたところで…
結局、そのグループ内で、浮いてしまうのがオチです。
仮に、あなたの子が、陽キャのグループに受け入れてもらえたとしても…
生まれつき持っているものは変わらないので、いずれ「性格が合わない」のが露見します。
そうすると、自然とつまはじきになり、寂しくつらい思いをするかもしれません。
更に悪く考えれば、それがきっかけで、より一層「陰」のキャラが立つ可能性も。
ということで、ここは無理に高校デビューなどしようとせずに、「居心地の良い友達」と一緒にいるのが一番。
と、それとなく諭してあげてはいかがでしょうか。
2.悪さアピールは失敗する
多くの子供が『勘違い』している高校デビューの方法として、「悪さアピール」があります。
しかし、「悪さアピール」は、これまた失敗する高校デビューの典型です。
悪さアピールとは?
「悪さ」とは言っても、一昔前の不良少年のような、暴力沙汰や不法行為をするわけではなく、「ちょっと悪めのキャラ」を演じる… といった程度のニュアンス。
例えば…
・「だり~」「うぜ~」などのセリフを連発してみる
・ちょっと遅刻気味で教室に入ってみる
・先生の悪口を言ってみる
要は、「真面目で積極的なタイプ」の正反対のキャラを演じる…
これが、現代における、「悪さアピール」なんですね。
手軽なデビュー方法?
このやり方は、「最も手っ取り早い高校デビュー方法」として、世の中学生たちに広く認知されています。
そして、実際多くの新高校1年生が、「悪さアピール」をやろうと試みます。
しかし、失敗する可能性が非常に高い…。
なぜなら、こうしたキャラというのは、「天性」のものだからです。
「だり~」といった言葉を連発して許されるのは、本当にそれが似合う「だるそうなキャラ」だけです。
もしもあなたの子が、コツコツと努力するタイプだった場合、「だり~」などと連発してみたところで「不自然さ」は隠せませんから、すぐにメッキが剥がれます。
それに、あなたの子が努力型なら、おそらく周囲にも同じような友達がいるはずで、そこで「だり~」などと悪さアピールばかりしていると、せっかくの貴重な友達が失われます。
結果、類は友を呼ぶで、「悪さアピールばかりしている、どうでもいい友達」だけが、残ってしまうハメに。
悪さアピールが通用するのは、「本当にちょい悪そうな子ども」だけです。
高校デビューしたいからといって、無理なキャラ作りは禁物ですから、あなたの子供には、「悪さアピール」はさせない方がよいでしょう。
3.得意分野を持つ
では、「陽キャのふり」や「悪さアピール」がNGなら、一体どのように高校デビューすればよいのでしょうか。
それは…
「得意分野を持つ」
これに尽きます。
なぜなら、「突出した魅力や才能のある子供」のところには、ほかの子供たちも集まってくるからです。
オーソドックスな方法のように映るかもしれませんが、結局のところ、「自分の得意分野を磨く」…
それこそが、長い目で見たときに、最善の高校デビューとなります。
うわべだけの高校生活?
悪さアピールをしてみたり、陽キャのグループに近づいてみたりしたところで、それらはあくまでも「うわべだけ」のものです。
不良っぽいキャラや陽気なキャラを「うわべだけ」演じてみたところで、そんな風にしてできた友達なんて、真の親友とはほど遠いものでしょう。
それに、「本心じゃない付き合い」を続けたところで、疲れるだけ。それは、世の大人たちがさんざん経験していることですよね。
そこには楽しみや成長なんてありません。
それだったら、「うわべだけの高校デビュー」などを目指すより…
地味に映るかもしれませんが、勉強や部活、趣味など、自分の得意分野を伸ばす方が、はるかに有意義で価値的な「高校デビューの方法」に思えませんか。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、高校デビューで失敗しないための秘訣として…
1.
陽キャを演じて、陽キャグループに入ろうとしない
2.
悪さアピールをしない
3.
自分の得意分野を伸ばす
以上、3つのポイントについてご紹介してきました。
実際のところ…
陰キャ/陽キャなどのスクールカースト なんてものが深刻な意味を持つのは、せいぜい中学~高校1年生くらいまでです。
無理をして、うわべだけの高校デビューなどを目指すより、自分の得意分野や進路などに真剣に向き合った方が、よっぽど価値のある高校生活になります。
子供が「高校デビュー」について悩んだときは、ぜひ、適切なアドバイスをしてあげてくださいね!
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