「一口ちょうだい」は図々しい?友人にイラッとされる5つのケース
「一口ちょうだい」
そう言って、人が食べているものを分けてもらう…。
その行為が、実は「マナー違反」になることがあります。
2017年末、
あるお笑い芸人が、テレビ番組の中で「一口ちょうだいと言う奴が許せない」という発言をしました。
これをきっかけに、「一口ちょうだい」はマナー違反か否か… という話題が、マスコミやネット上で盛んに取り上げられました。
ひょっとしたら、あなたの「一口ちょうだい」という言葉… 案外、周囲からは嫌がられているのかもしれません。
今回は、「一口ちょうだい」が相手をイラッとさせてしまう「5つのケース」についてご紹介していきます!
OKかNGかは人による
「一口ちょうだいが、いらっとされるか否か」
このテーマで、先に押さえておきたい大事なポイントが一つあります。
それは…
「一口ちょうだい」を嫌がるかどうかは、完全に「人による」という点。
つまり、「ここまでならいい」とか、「この食べ物ならいい」というような、「線引きやルール」があるわけではなく…
・気にしない人は、ほとんど気にしない
・気にする人は、相手が誰でも、どんな食べ物でも、総じてイラッとする
つまり人それぞれ、ケースバイケース、そこに一貫した決まりなんてものはないんですね。
もしかしたら、その時の腹の虫の居所だって関係するのかも。
相手を見極める
特段決まりがないのなら…
もしもあなたが友人の食べているものを見て、「一口ちょうだい」と言いたくなったときにどうするか…
それは、相手が「一口ちょうだいを嫌がるタイプか否か」というポイントを見極める必要がある、これに尽きます。
もしも相手が、嫌がるタイプなら、「一口ちょうだい」を言うべきでないのはもちろん、友人なんだから、その人の特性を事前に考慮すべきです。
とは言え、先述の通り「一口ちょうだい」が人をイラっとさせるかどうかは、かなりファジーです。
そこで、次に、「一口ちょうだい」を嫌う人が、特にイラッと感じる「5つのケース」を見ていきましょう。
1.一個分の比重が大きい
例えば、ポッキー。
ご存知でしょうが、ひと箱に数十本は入っていますよね。
こういった種類のお菓子なら、たとえあなたが「1本ちょうだい」と言ったとしても… 恐らく全然許容範囲です。
仮に相手がイラッと感じたとしても、「まあ、1本くらい別にいいか…」となる可能性が高い。
しかし、もしもパッケージの中に2個しか入っていない、たとえば雪見大福、またはその他の高級お菓子の場合だと、これはもうNG。
相手から、確実に嫌がられます。
「2個(または3個)しかないお菓子を一つちょうだいって、一体どういう神経してるの?」
ってなもんです。
「ちょっとちょうだい」「一口ちょうだい」と言うときは、全体の「個数」をよく見ておくようにしましょう。
2.そもそも分けられないもの
また、「分けられないもの」も要注意です。
一口サイズの、個包装のお菓子は別として、例えば、友人が少し大きめのアンパンを食べている、というケースを考えてみましょう。
ここで、あなたが「一口ちょうだい」と言ったなら、相手はそのパンをいちいち手でちぎらないといけません。
「一口ちょうだい」を嫌がるタイプは、基本的に「食べ物を手でちぎる」という行為がとてつもなく嫌いなんです。
3.そもそも潔癖症である
パンやケーキを「ちぎったり」「かじらせたりする」のを嫌がる心理には、大きく分けて2つあります。
1つは、「潔癖症」です。
潔癖症の人は、「相手が親しいか、親しくないか」というのはあまり重要ではありません。
基本的に相手が誰であっても、「他人の口をつけたものを食べるなんて、考えられない」という発想をします。
もしも友人が潔癖症だった場合、「一口ちょうだい」というフレーズは禁物です。
4.「自分で買えば?」と思う
「一口ちょうだい」を嫌がる心理として、「潔癖症」の他にもう一つ、「なんで自分で買わないの?」という心理があります。
こういうタイプは、「自分が食べたいものは、自分でお金を払って買うべき」と考えています。
つまり、「相手が欲しがっているなら、分け与える」なんていう発想自体、そもそも持ち合わせていないんです。
この手のタイプは、「共有」や「貸し借り」なども嫌がりますから…
「自分がお金を出して買った食べ物を他人に一口食べさせるなんて、絶対考えられないーっ!」
というわけです。
5.子供の一口は大きい
また、「一口ちょうだい」がことさら嫌がられるのは、「子供が欲しがっている」ケースです。
例えば…
あなたの子供が、あなたのママ友の食べているものを欲しがったとします。
あなた自身ではなく、あなたの子供がです。
このとき、もしもあなたが「子供に少しあげたいから」という理由で、「一口ちょうだい」と言ったなら、かなりの高確率で、相手のママ友から嫌がられます。
なぜなら、子供の一口というのは、実際の一口ではなく… 「満足するまで」だからです。
もしも、そのママ友が、あなたの子供に食べ物を分け与えて、子供が美味しそうにどんどん食べて止まらなくなったら…
内心ムカついても、まさか子供相手に「ちょっと! 一口って言ったじゃないの!」なんて言えません。笑
そんなことを言ったら、「ケチな奴」「大人げない」と思われますから、ママ友は結局、あなたの子にたくさんあげるハメになります。
こうなると、「なんであなたが、自分で買わないの?」って話で、これは確実に嫌がられるパターンです。
子供が大人のものを欲しがった場合は、「一口ちょうだい」ではなく、あなたがちゃんと1人分を子供に買ってあげるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「一口ちょうだい」が特に嫌がられるケースとして…
1.
個数が少ないもの
2.
分けられないもの
3.
相手が潔癖症
4.
「自分でお金を出したもの」という発想
5.
子供が大人の分をもらいすぎる
以上、5つのケースについてご紹介してきました。
普段、何気なく言ってしまいがちな「一口ちょうだい」という言葉、世間では案外嫌がる人も多いので、言う前にちょっとした気遣いと状況判断を!
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