自分の送別会に来てほしくない人を選べる?送り出される側のマナー

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自分の送別会に来てほしくない人を選べる?

職場の送別会で、自分が送り出される側になったとき、「参加者を自分で選びたいなあ…」と考えたことはありませんか。

「送別会に来てほしい人を自分で選びたい」

これは、ネット上ではしばしば話題に上るテーマの一つです。

「自分の送別会なんだから、参加者は自分で選びたい」という意見と…

「自分の送別会であっても、参加者を選ぶことはできない」という意見とがあり、いずれも賛否両論となっています。

では一体、どちらが正しいのでしょうか?

今回は、「自分の送別会なら参加者を選ぶ権利はあるのか?」と、職場における送別会のルールについてご紹介していきます。

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参加者は選べない

まず、結論を先に言うと…

自分が送り出される送別会で、たとえ自分が主役であっても、参加者を選ぶことは「できません」。

これが、一般的な原則です。

理由は三つあります。

送別会は職場が主催するもの

まず、「職場の送別会」というものは、あくまでも職場が主催するものです。

もしもアルバイト先のお店であれば、責任者はやはり「店長」ということになりますから、主催者はあくまでも店長またはお店です。

「店長は無関係で、バイトのメンバーだけで送別会を開く」というケースもないわけではありませんが、それでも「送別会をやる」という話は店長の耳にも当然入ります。

そして店長は、バイトのメンバーに対して、それを「許可」しているはずです。

なぜなら、送別会を開催することで「お店の営業」に何らかの支障が出てはいけないからです。

また、もしも送別会の最中に事故などが起これば店長の責任問題も問われますから、店長も当然送別会のメンバーや場所については把握しています。

つまり、たとえ職場のメンバーが「個人的に」集まって送別会をしたとしても、主催者はあくまでも職場であると考えるべきです。

「告知」の意味合いもある

また、送別会には「仲良しで集まって最後に楽しく飲み食いをする」という一面があるのも事実ですが、もう一つ重要な側面があります。

それは、「〇〇さんが辞めることを職場全員に告知する」という意味合いです。

もしも少人数の職場であれば、「誰がいつ辞めるか」ということを職場の全員が把握してるかもしれません。

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しかし、ある程度大きな部署や会社であれば、辞める人の情報なんていちいち全員に告知したりできません。

そこであえて、職場として送別会を企画して、「他部署や関係部署の人たちにも〇〇さんが辞めることを告知する」わけです。

例えば、あなたが月に数回程度他部署の人と会議をしているとします。

この場合、たとえ他部署の人たちと深い付き合いがなく、「送別会に来てほしくないなぁ」と思ったとしても、会社全体としては、あなたが辞めることを他部署にも知らせる必要があります。

そのため、送り出される側から「誰と誰に来て欲しい」というリクエストはできない、ということなんです。

費用は職場持ち?

また通常、送別会は、送り出される側からは会費を徴収しないものです。

送り出す側だけで「割り勘」をするのが一般的ですし、店長や職場の上司が額を多めに出したり、あるいは会社からも多少の予算が出ている可能性もあります。

こうなると、送別会は、「主催も職場で費用も職場持ち」ということになります。

そのため、送り出される側だからといって、「私が主役なのだから私の都合に合わせてほしい!」とは言えないんですね。

「主役」の意味を勘違いしている

「送別会は辞める側が主役なのだから、辞める側の都合も聞いてほしい」という意見があるのも事実です。

例えば…

・仲の良かったメンバーだけで送別会をしてほしい
・大人数のパーティーは苦手だから少人数でこじんまりとやってほしい

などの、送り出される側からの要望です。

しかしこれは「主役」の意味を誤解しています。

・主役であって、責任者ではない
・主役であって、主催者ではない

送別会で送り出される側は、このことをきちんと認識しておく必要があります。

まとめ

いかがでしょう。

「たとえ自分の送別会であっても、参加者を選んだり送別会の内容に注文をつけることはできない」ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

もしも、どうしても辞める側の都合を優先させたいのなら、職場内では一切告知せず、あくまでも個人的にメンバーを集めるならいいでしょう。

しかし、そのために職場に迷惑がかかるようなことがあってはいけません。

現実的には、送別会をやっている時間は参加者も残業を切り上げて職場の業務がストップしているわけですから、やはり送別会とはいえ、職場の都合が優先されるということなんです。

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