小さいひらがな文字や数学記号の混ざった文が流行?入力と解読方法
若い人とLINEやチャットをしていて、「小さいひらがな」が気になったことはありませんか?
例えば、本来「そうだよ」と書くべきところ、「そぅだょ」というように「小さいひらがな」を混ぜる書き方です。
現在、こうした「小さなひらがな文字」は若い女性を中心に流行していて、慣れない人が見ると「えっ、この文章は一体何?」と、かなりの違和感を覚えますよね。
また、「ぁ」や「ょ」などであれば、すぐに文字だと判別できますが、「ω」や「∪」などの記号が文字として使われることもあります。
こうなるともはや「暗号」で、何を書いてるのかがさっぱり分からなくなってしまいます。
そこで今回は、こうした小さいひらがな文字や記号の解読方法、そしてそれらの文字の入力方法についてご紹介していきます。
小さい文字はいくつある?
ひらがなの中で小さな文字があるのは、「あ行」と「や行」、そして小さい「っ」と「ゎ」の計10個です。
「あいうえお やゆよ つ わ」
↓
「ぁぃぅぇぉ ゃゅょ っ ゎ」ですね。
それらを使った…
「そうだよ」⇒「そぅだょ」
「うん」⇒「ぅん」
「やばい」⇒「ゃばぃ」
などの文章は、あなたもおそらくLINEやチャット、掲示板などで、見かけたことがあるのではないでしょうか。
こうした小さなひらがなは、「見た目が可愛らしい」ということで、女子中高生や若い女性を中心に好んで使用されています。
「ヵ」と「ヶ」
また、ひらがな以外にも、「ヵ」と「ヶ」が使われることもあります。
「1ヵ月」「1ヶ月」などで使用される、小さな「ヵ」と「ヶ」です。
実際に使用すると、以下のようになります。
「ばか」⇒「ばヵ」
「だけど」⇒「だヶど」
「かわいい」⇒「ヵゎぃぃ」
となります。
小さいひらがな文字の入力方法
しかし、これらの小さい文字は、読むことはできても、「どうやって入力するの?」って思いますよね。
入力法は、いたって簡単です。
普通にローマ字を入力するときに、頭に「l(エル)」または「x(エックス)」をつけるだけです。
通常、「wa」で「わ」と表示されるところが、頭に「l」をつけて「lwa」と入力すれば「ゎ」と表示されます。
ここでは「L」の方でご紹介しておきます。
la ぁ
li ぃ
lu ぅ
le ぇ
lo ぉ
lya ゃ
lyu ゅ
lyo ょ
ltu(ltsu) っ
lwa ゎ
と、なります。
また、「ヵ」「ヶ」も同様で、頭にエルをつけて、「lka」「lke」とローマ字入力すれば、「ヵ」「ヶ」と表示されます。
lka ヵ
lke ヶ
さらに複雑な記号もある?
上記の12文字の読み方と入力方法さえ知っていれば、今どき女子の文章はだいたい理解できますが、実はまだまだ奥は深く、これらはいわば暗号の「入門編」です。
若い女性の間では、さらに複雑な「暗号」が使われることがあります。
それが、「≠・<・±・∪・∨・ω」などの、記号です。
【 ≠ 】
「イコールではない」を意味する「≠」の記号が、カタカナの「キ」の代わりに使用されることがあります。
言われてみれば、形も似ていないでもありません。
「≠」の記号は、ローマ字で「イコール」と入力すれば表示されますし「不等号」でも変換候補に出てきます。
【 < 】
「<」は、数学の不等号でおなじみです。
この不等号「<」は、形がひらがなの「く」に似ていることから、「く」の代わりに使用されることがあります。
【 ± 】
数学記号ではもう一つ、「±」があります。
これは、ひらがなの「さ」の代わりです。
ローマ字で「プラスマイナス」と入力すれば、「±」が出てきます。
【 ∨ と ∪ 】
「∨」は、カタカナの「レ」の代わり。
「∪」は、ひらがなの「し」の代わりです。
ちなみに、この2文字は、英語の「V」と「U」ではありません。
高校の数学の「集合」で使用される記号です。
「しゅうごう」と入力して変換すれば、「∨」と「∪」が出てきます。
【 ω 】
「ω」は、顔文字などでおなじみですが、単体では「オメガ」と読み、ギリシャ文字です。
「ω」は、形がひらがなの「ん」に似ていることから、「ん」の代わりに使用されることがあります。
ローマ字で「オメガ」と入力すれば、変換の候補で「ω」が表示されます。
実際に書いてみると…
上記でご紹介した「≠・<・±・∪・∨・ω」などの記号は、言われてみれば確かにひらがなやカタカナに見えなくもないですよね。
実際の使用例としては…
「彼氏」⇒「ヵ∨∪」
「うん」⇒「ぅω」
「最近」⇒「±ぃ≠ω」
「うれしい」⇒「ぅ∨∪ぃ」
「くやしい」⇒「<ゃ∪ぃ」
などなど、いくらでもあります。
もはやここまでくると完全に「暗号」で、お互いがルールを理解していないと解読はほぼ不可能ですよね。笑
まとめ
いかがでしたか。
今回は、若い女性を中心に流行している、小さいひらがな文字、数学記号やギリシャ文字などを使用して文章を書く方法や、その読み方などについてご紹介してきました。
小さい文字は、
「ぁぃぅぇぉ ゃゅょ
っ ゎ ヵ ヶ」の12個。
これらは、ローマ字入力の際に、頭に「l(エル)」を付ければ変換されます。
また、その他の記号としては…
「≠(キ)・<(く)・±(さ)・
∪(し)・∨(レ)・ω(ん)」
などがあります。
若い人とのLINEメッセージの際、これらの「暗号」を知っておくと役に立つかもしれません。
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