若者はメールを見ない?eメールを使わない人が増えた3つの理由
若い人から「すみません、実はあんまりメールを見てないんです」と言われ、面食らったことはありませんか。
あるいは、メールを何度送っても返事がなかったのに、LINE交換をしてからメッセージを送ったらすぐに返事が来た…というような経験はないでしょうか。
現在こうした事例は、昭和40年以前生まれの人の多くが経験しています。
「メールを使わないなんて意味が分からない」
「メールって絶対必要なものなんじゃないの?」
と言った具合に意外に感じている人も多いんです。
そこで今回は、若者がメールを使わなくなった理由、そして実際にメールを使わなくても生活に支障がない理由についてご紹介していきます。
Google社の社員はメールを使わない?
「メールを使わない」というテーマで有名なのはGoogle社ですよね。
そう、あのインターネットのGoogleです。
「Google社の社員はメールを使っていない」というエピソードが書籍などで紹介され、メールのあり方が近年急速に見直されるようになってきました。
天下のGoogle社を引き合いに出すまでもなく、私たちの普段の生活でも、「実はメールって不便」かも?と感じるケースは多々あります。
メールボックスを開く手間がかかる
若者がメールを「煩雑だ」と感じる理由の一つが、「開く」という一手間です。
LINEやチャットなら、相手の書き込んだ内容がリアルタイムに表示されます。
そのため、わざわざ「開く」という動作が必要ありません。
一方でメールは、「開く」の動作の前に、まずメールボックスのメッセージの中から、「探す」という動作が必要になります。
連日、多くの業者から宣伝のメールが来ているような人だと、受信箱の中から知り合いからのメールを探すだけでも一苦労です。
また、これだけではありません。
メールでは、過去のやりとりが「折り畳まれている」という仕様も多く、数日前のやりとりを見ようと思ったら、折り畳まれた部分をわざわざ押して開かなければなりません。
これだけですでに、「探す、開く、折りたたみを表示する」の三つの手間がかかっています。
あいさつが必要
また、メールには慣例上、「あいさつ」が必要です。
「お世話になります」「メールありがとうございます」などの、あいさつです。
実際のところ、メールの目的は「用件を伝える」事ですから、その点から言えば、「お世話になります」という挨拶すらも重要なものではありません。
そのため近年では、こうした挨拶言葉ですら、「わざわざ書くのは面倒くさい」と考える層が増えているんです。
通話の方が早い
また、文章の内容によっては、「通話した方が早い」というケースもよくありますよね。
「メール派」の人は、話せば1分で済むようなことでも、相手が理解できるように長々と文章にして、30分、下手をすると1時間もメールの文章を考えるのに費やしたりします。
しかしLINEやチャットでは、少しでも不明な点があれば、「ちょっと通話しましょう」と言って、気軽に通話に移行できますから、メールの複雑な文章をそもそも書いたり読んだりする必要がないんです。
メールは業者用?
こうした、「メールは不便」と考える風潮から…
「そもそもメールを見ない」
「メールボックスにあるのは業者からのメールだけ」
という人が増えています。
つまり現代では、メールアドレスは「何かアカウントを作る際に必要なもの」に過ぎず、通信手段としては使わないという人も少なくないようです。
実際あなたにしても、朝メールボックスを開くと、「半数以上が業者からのメール」ということも多いのではないでしょうか。
こうなると、先述のように、「業者のメールの中から、知り合いのメールを選別する」という動作が非常に煩雑になるわけです。
LINE同士ならLINEで
また、若い人の間では、「お互いにLINEを持っているならLINEで…」という風潮もあります。
つまり、お互いが電話番号などの連絡先を知った上で、なお且つある程度仲が良いのなら、わざわざメールでやりとりをするメリットなんてあまりない、ということです。
まとめ
いかがでしたか。
メールには、「メール画面を開く」「受信トレイを開く」などの様々な動作が必要になります。
そして、こうした動作を「煩雑だ」「面倒だ」と考え、「そもそもメールを読まない」という層が、若者を中心に確実に増えています。
このことを知らずにいると、若者とのやりとりで「なぜメールの返事がないのか…?」と、すれ違いの原因にもなりますから注意が必要です。
かくいう私はメール派なんですがね。笑
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