ファントムバイブレーションとは?LINE通知がストレスになる理由
LINEやSNSの通知がストレスになっていませんか。
ひっきりなしに通知音が鳴っていると、人はストレスを感じます。
しかし、「通知が来たかな?」と気にしているだけでもストレスは蓄積されていくんです。
来てもいない通知や着信の「振動」を感じる現象を「ファントム・バイブレーション・シンドローム」と言います。
今回は、この「ファントム・バイブレーション」が起こる原因と対策についてご紹介していきます。
ファントム・バイブレーション・シンドローム
通知や着信は何も入っていないのに、突然携帯が「ブルッ」と震えたように感じたことはありませんか。
誰もが経験しているこの現象、実はちゃんと名前がつけられています。
この現象を「ファントム・バイブレーション・シンドローム(幻想振動症候群)」と言います。
「ファントム」、つまり、幻のバイブレーションです。
わざわざこうした「名前」が付けられるのは、それほど多くの人がこの現象を経験しているという証しです。
ファントム・バイブレーションを感じる理由
私たちの生活は、絶えず何かに追われています。
例えば…
あなたが、仕事で取引先の人に問い合わせをしていて、現在「返答待ち」の状態だったとします。
そのタイミングで携帯の通知が鳴ると、「あっ、返事が来たのかな?」って思いますよね。
また、仕事に限らずプライベートでもよくあります。
「ひょっとしたら、彼から連絡が来ているかもしれない」と、メールを頻繁に確認するのも、多くの人が経験していることでしょう。
こうした「期待感」や「焦り」の気持ちを持っていると、震えてもいない携帯が震えたように感じるものです。
来てほしくない連絡
また、ファントム・バイブレーションは、「期待感」とは逆、つまり「連絡が来てほしくない」と思っていてもよく起こります。
例えば、つながりたくない相手から、「粘着」をされていると…
携帯に通知が入る度に、「ひょっとして、またあの人かしら…」と、イヤな気分にさせられますよね。
こうなると、人は必要以上に通知や着信を警戒し、「幻想の振動」ファントム・バイブレーションを感じるやすくなるわけです。
強迫観念
ファントム・バイブレーションは、「強迫観念」によってももたらされます。
強迫観念とはつまり、「LINEのメッセージが入っていたら、すぐに返信をしなければならない」というような気持ちを絶えず抱き続けることです。
こうした強迫観念を抱いていると、LINEの通知に対して「敏感」になりますよね。
こうなると、携帯に何も通知が来ていなくても、通知がきたように感じる、ファントム・バイブレーションが起こってしまうわけです。
対策が必要
ファントム・バイブレーション・シンドロームは、日頃から誰もが経験している、いわば「あるある」の一つです。
しかし、そもそも震えてもいない携帯が「震えたように感じる」というのは、あまりいい状態とは言えません。
これまで見てきたように、ファントム・バイブレーションは、ストレスや焦り、恐怖、強迫観念などが要因となって起こります。
つまり現代人は、それほどまでに、「携帯の通知や着信を気にしながら暮らしている」ことの証左でもあるわけです。
もしもあなたが、頻繁にファントムバイブレーションを感じているのなら、携帯によるストレスが蓄積されているはずなので、早急に解消する必要があります。
ファントムバイブレーションを解消する方法
ファントム・バイブレーションの効果的な対策としては以下が挙げられます。
・バイブや通知音をオフにする
・LINEやSNSアプリの通知をオフにする
・通知をチェックする時刻を決める
などなど。
「震えたように感じる」のが問題なのですから、いっそのこと通知そのものを消してしまいましょう。
こうすれば、そもそも携帯が震えませんから、「幻想の振動(ファントム・バイブレーション)」を気にする必要はなくなります。
仮に幻想の振動を感じたとしても、「通知はオフにしてある」と自覚していれば、いちいち携帯をチェックしなくても済む…というわけです。
チェックする時間を決めておく
しかし、通知を完全にオフにしてしまうと、必要な連絡まで受けられなくなってしまいます。
それはそれで困ることもあるでしょう。
そこで、「毎晩9時にチェックして返信する」というように、通知チェックの時間を決めておきましょう。
こうすれば、常時携帯をチェックする必要がなくなりますから、ストレスは大幅に軽減されます。
本当につながっていたい相手には、事前に「返信は夜だけだから、返信が遅くても気にしないでね」と伝えておけば特に問題も起こらないはずです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、震えてもいない携帯が震えたように感じる現象、「ファントム・バイブレーション・シンドローム」についてご紹介してきました。
「ファントム・バイブレーション・シンドローム」は、病名ではないものの、ストレスや強迫観念に起因するケースも多く、早急な対策が必要です。
通知をオフにしたり、通知チェックの時間を決めるなどして対応しましょう。
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