1分でわかる!中学高校の学校内ヒエラルキーを知る6つのポイント

公開日:  最終更新日:2018/01/17

学校内ヒエラルキー,スクールカースト

「学校内ヒエラルキー」、または「スクールカースト」という言葉をご存じでしょうか?

今や、中高生の子供たちにとっては、「学校生活全体に関わる、死活問題」とさえ言われるほどの深刻な関心事…

それが、生徒同士の序列、「学校内ヒエラルキー」です。

ひょっとしたら、中学・高校に通うあなたの子も、この学校内ヒエラルキーに、日々頭を悩ませているかもしれません。

でも、昭和生まれの人にとっては、そもそも「学校内ヒエラルキー」がどういうものなのか、今一つピンと来ないですよね。

そこで今回は、現代の中学・高校の「学校内ヒエラルキー」について、昭和生まれの親世代にも簡単に理解していただけるよう、「6つのポイント」をご紹介していきます!

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ヒエラルキーとは

まず最初に、ヒエラルキーとは、ちょっと乱暴な表現ですが、一言で簡潔に表すと「上下関係」です。

本来は、「ピラミッド形に上下に序列化された」階層制、あるいは階級制を指しますが、端的に言えばやはり上下関係です。

したがって「学校内ヒエラルキー」とは、学校内の人間関係の序列・上下関係という認識で間違いないでしょう。

それでは順に見ていきましょう。

1.帰宅部>部活あり

まず、一般的な学校内ヒエラルキーでは…

「帰宅部の方が、部活で頑張っている人よりも上」という傾向があります。

おそらくこれは、昭和生まれの人たちにとっては、最も理解に苦しむポイントではないでしょうか。

昔は、野球部のエースや、サッカー部のキャプテンなどは、「無条件で」クラスの上位に位置していたものです。

能力とは関係がない

昭和の頃であれば、例えば、クラスに野球部のエースがいれば…

性格が「明るいか、暗いか」などの「個のキャラクター」は、そこまで重視されていませんでしたよね。

彼らは、その突出した能力によって、他人よりも抜きん出ていたわけです。

でも現代では…

「部活に一生懸命であればあるほど、学校内ヒエラルキーの上位にはなりにくい」

という傾向があります。

なぜなら、クラス内カースト上位の陽キャ(陽気なキャラ)たちは、放課後に、カラオケに行ったりして遊ぶからです。

部活優先は身分が下!?

例えば、仮に全国レベルの野球部員がクラスにいたとしても…

彼が、無口で無愛想であれば、学校内ヒエラルキーでは、「下」になってしまうんです。

つまり、極端な話、脇目もふらずに部活に打ち込んでいる人たちよりも…

帰宅部で、放課後、楽しそうに騒いでいる人たちの方が、「クラスでは上になる」ということです。

コミュ力重視?

この「帰宅部>部活あり」は、おそらく現代の「学校内ヒエラルキー」を知る上で最も重要なポイントの1つです。

つまり、学校内ヒエラルキーにおいては、運動や勉強などの具体的な能力よりも…

友達が多くて楽しく騒いで遊べるという、いわば「コミュ力」が最も重視されているからです。

2.運動部>文化部

また、部活をやっている人同士の間でも、ヒエラルキー(序列)は存在します。

それが、「運動部>文化部」という序列です。

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文化部に属するのは、ブラスバンドやオーケストラ部、美術部や演劇部など文化系の部活動全般で、彼らは学校内ヒエラルキーでは、「下」とされています。

つまり、前項の「帰宅部」と組み合わせると、「帰宅部>運動部>文化部」という序列になります。

3.モテ>非モテ

これは、比較的分かりやすい基準です。

学校内ヒエラルキーでは、「モテるタイプ」が上で、「モテないタイプ」が下になりがちです。

これは、必ずしも「美男美女」に限定されているわけではない… というところがポイントです。

三枚目でもモテるタイプはいますし、逆に、美形でもモテないタイプというのも存在しますよね。

そして、学校内ヒエラルキーでは、モテない美形キャラよりも…

「見た目はぱっとしないけれど、なぜかモテるタイプ」が上位になります。

また、「モテ>非モテ」の構図は、そのまま「リア充>非リア充」ともほぼ一致します。

4.ウェイ系>ウェイ系以外

「帰宅部で、いつも楽しく騒いでいるタイプ」を、最も具現化したものが…

いわゆる「ウェイ系」です。

「ウェイ系」とは、いつも「ウェイウェイ」とか「ウェ~イ」とか言ってそうな人、という意味で…

「底抜けに明るくて陽気な人達」を指す用語です。

この後にご紹介する「陽キャ(陽気なキャラ)」の、そのまた上。

ウェイ系の地位は、学校内ヒエラルキーの中でも突出しており、常に最上位に位置します。

そのため、多くの学校では、「ウェイ系とウェイ系以外」という立て分けすら存在しているんです。

現代の学校内ヒエラルキーは、「ウェイ系のためにある」と言っても過言ではありません。

5.陽キャ>陰キャ

そのように、ウェイ系は絶対的に最上位ですが、ウェイ系以外では…

「陽キャ(陽気なキャラ)と陰キャ(陰気なキャラ)」

という区別があり、陽気なキャラは常に上で、陰気なキャラが常に下… というヒエラルキーが、存在しています。

6.オタク>陰キャ

興味深いのは、「オタク>陰キャ」つまり、オタクの方が、陰キャよりも上だと思われている点です。

オタクは、普段は陰キャでも、仲間たちで集まれば、陽キャのように楽しく騒ぐことができる…という特性があるためです。

つまり、仲間がいれば騒げるのが「オタク」、仲間がいても騒げないのが「陰キャ」という区別になっています。

このため、「オタクの方が陰キャよりも少し上」という傾向があります。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、学校内ヒエラルキーを知るための、6つのポイントについて、ご紹介してきました。

1.帰宅部>部活あり

2.運動部>文化部

3.モテ>非モテ

4.ウェイ系>ウェイ系以外

5.陽キャ>陰キャ

6.オタク>陰キャ

まとめると、

●部活面

帰宅部>運動部>文化部

●性格面

ウェイ系>モテ陽キャ>非モテ陽キャ>オタク>陰キャ

…という序列になります。

もちろん、こんな学校内ヒエラルキーなんてものは卒業とともに消え去りますから、大人から見れば至極くだらないものには違いないのですが…

当の子供達にとっては、まさに最大の関心事。

親としても、こうしたヒエラルキーの存在を知っておくようにしましょう!

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