インフルエンサーの意味とは?インフルエンザとの違い&語源は?

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インフルエンサーの意味とは?

「インフルエンサー」という言葉をご存知でしょうか。

「インフルエンサー」とは、「SNSやYouTube等を通じて、世間に影響力を持った人物」という意味で、近年、ネット上でよく使われるようになった用語です。

風邪の「インフルエンザ」とよく似ているため、つい混同してしまいがちです。

今回は、ネット上の新たな流行語である「インフルエンサー」の意味や使い方。

そして、よく似た言葉である「インフルエンザ」との違いについて、ご紹介していきます。

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インフルエンサーとは?

今回の「インフルエンサー」の言葉の意味を理解するにあたり、まず初めに、英語の語源について知っておく必要があります。

英語で、「influence(インフルーエンス)」という言葉があり、これは動詞で、「影響を与える」という意味があります。

これに「-er」をつけて、「~する人」という形になったものが「インフルエンサー」。

つまり、
influence
影響を与える

 ↓

インフルエンサー
影響を与える人

ということです。

元の動詞の意味を知っていれば、分かりやすいですよね。

インフルエンザとの違いは?

語源的に考えれば、意味が分かりやすいのは、病気の「インフルエンザ」よりも、むしろ「インフルエンサー(影響を与える人)」の方です。

「なぜそういう名前なのか」を考えたとき、毎年冬になると流行する「インフルエンザ」の方が、分かりにくいかもしれません。

インフルエンザの語源は?

病気の「インフルエンザ」の由来は、次のようなものです。

まず、語源は、「インフルエンサー」と同じく、「influence(影響を与える)」ですが、こちらの発祥はイタリア語です。

イタリアでこの名が付けられた当時、インフルエンザの原因は不明でした。

毎年、同じ時期に決まったように流行することから、インフルエンザは…

「目に見えない、天体の運行などの影響によるもの」

と、考えられていたんですね。

ここから、

influence(影響を与える)

 ↓

天体の運行の影響で蔓延する病気

ということで、「インフルエンザ」の名称が付けられました。

インフルエンザの日本語訳も「流行性感冒」です。

これはつまり、「ウィルスは多様であるが、とにかく流行する病気」ってことです。

16世紀当時、インフルエンザが「天体の影響によるもの」と考えられていたのも無理はありません。

インフルエンサーの使い方

「インフルエンサー」と「インフルエンザ」の語源は、いずれも「影響」である…

ということが明らかになったところで、本題の「インフルエンサー(影響のある人物)」の方に話を戻しましょう。

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インフルエンサーの典型的な例は、芸能人です。

例えば、ある芸能人が、自分のブログやSNSなどで一言「○○屋のラーメンはおいしい」などと書き込もうものなら、翌日には、そのラーメン屋に行列ができる…といった具合です。

こうした、世間に影響力のある芸能人のような人を指して、「インフルエンサー」と呼ぶわけです。

しかしこうした考え方は、現在のようにネット中心の社会になる前からあった概念です。

そもそも、テレビのCMで芸能人を起用するのは、「あの芸能人が宣伝しているなら買ってみたい」という大衆心理を利用したものです。

ピコ太郎の流行

また、全世界で一世を風靡したユーチューバー、「ピコ太郎」の流行も、きっかけはある1人のインフルエンサーによるものです。

デビュー当初はピコ太郎さんも、その他の一般のユーチューバーと同じように、コツコツと動画を配信していたのですが、ある日…

アメリカの有名俳優が「ピコ太郎の動画は面白い」というツイートをしたことから、「ピコ太郎とはいったい何者なのか」と話題に火が付き、全世界で広まった… という経緯があります。

このように、言動の1つ1つが世間に影響を与え、流行などを形作る人物が「インフルエンサー」です。

芸能人以外にも、政治家、スポーツ選手など、いわゆる「有名人」と呼ばれる人たちです。

一般人もインフルエンサー?

しかし、近年のネット中心社会では、こうした有名人でなくとも、インフルエンサーになりうる可能性を秘めています。

これが、「有名ブロガー」「人気ユーチューバー」などと呼ばれる、一般の人たちです。

彼らは、芸能人や有名人ではありませんが、インターネットという媒体を通じて、世間に対して少なからず影響を与えています。

現に、Instagramなどでは、一般の高校生がフォロワー数10万人以上、なんていう状況がざらにあります。

こうした人たちが、新しい意味における「インフルエンサー」です。

「インフルエンサー」の投稿が、購買に結びつくという状況は、企業の側も当然熟知していますから、現在インフルエンサーの意義はますます大きくなっていると言えます。

以上が、現代における「インフルエンサー」の大まかな意味です。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、近年のネット流行語の1つである「インフルエンサー」と、流行性感染症である「インフルエンザ」との違いや、その語源などについてご紹介してきました。

語源はいずれも、「influence(影響を与える)」という動詞です。

・天体の影響と考えられていた病気
→ インフルエンザ

・世間に影響を与える人物
→ インフルエンサー

というわけです。

「インフルエンサー」と言われたとき、「えっ、インフルエンザの間違いじゃないの?」なんて言って恥をかかないよう、ぜひ、覚えておきたいところです。

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