電話野郎への4つの不満~LINE世代に電話野郎と呼ばれないマナー
「ひょっとして後輩たちから、電話野郎と呼ばれているかも…」
と、心配になっていませんか。
電話のマナーは、21世紀のわずか数年間の間に、大きく変わったことをご存知でしょうか。
2017年、こうした電話の新しいマナーを無視して、突然電話をかけてくる人を蔑む(さげすむ)用語として、「電話野郎」という言葉が生まれました。
ひょっとしたらあなたも、後輩たちから、陰で「電話野郎」と呼ばれているかもしれません。
電話野郎に対する4つの不満
前回、「電話野郎とは」について解説した記事が、予想以上に読者から大きな反響を頂きましたので、今回はこれについて、若干の補足を加えつつ、
LINE世代が「電話野郎」に対して抱いている、4つの不満をご紹介していきます。
もしも、4つすべての項目に心当たりがあるなら、あなたは後輩たちから電話野郎と言われている可能性が大です。
では、1つずつ見ていきましょう。
1:忙しいときに電話を掛けてくるな!
LINE世代は、忙しい時に突然電話を掛けてこられると、こんな不満をこぼします。
「こんなに忙しい時に、電話なんかしてくんじゃねーよ!」と。
でも、電話野郎にしてみたら、この不満は、意味がわかりませんよね。
「後輩が忙しいか忙しくないか、そんなのわかるわけないじゃないか!」
というのが、あなたの正直な感想ではないかと思います。
しかし、LINE世代は、その様には考えません。
●忙しいか忙しくないか、電話を取れる状態か取れない状態か、事前に確認すべき
●事前に確認せずに電話してくるのは、電話野郎のすること
これが、彼らLINE世代の言い分です。
彼らは、電話のための事前確認を、当然のマナーだと考えているんです。
2:「今大丈夫?」という質問はナンセンス!
あなたはLINE世代の後輩に電話をかけたとき、ついつい「今大丈夫?」と質問していませんか?
実はこの質問、LINE世代にとっては、かなりイラッとくる質問なんです。
前項の、「忙しいときに電話をかけてくるな!」という不満とも関連しますが、彼らにとっては…
「大丈夫か大丈夫じゃないか、事前に確認しろ!」
と、感じているため、それをわざわざ突然の電話で、開口一番に質問してくるという電話野郎の態度に対して、イラッときてしまうんです。
「今大丈夫?」と質問しているあなたは、陰で「電話野郎」と呼ばれている可能性大です。
その質問を、電話ではなく、メールで聞くようにしてみましょう。
3:他人の日常に割り込んでくるなんて、厚かましい!
LINE世代は、電話野郎が突然電話をかけてくると、「プライベートの時間を侵害された」と感じます。
これも、電話野郎には理解しがたい発想です。おそらくあなたも…
「え、電話をしている時間って、プライベートじゃないの?」
と、釈然としない思いになるのではないでしょうか。
LINE世代にとっては、電話は非日常的な行為ですから、あなたと電話で話している時間は、すでにプライベートな時間ではありません。
そのため、電話野郎から突然電話を掛けてこられると、「プライベートの時間を侵害された」と、極度の拒否反応を感じてしまうんです。
4:なんでわざわざ電話番号を聞くの?
あなたは、新しい後輩ができたとき、ついつい普通に電話番号を聞いてしまっていませんか。
これも、電話野郎と呼ばれやすい人の特徴の1つです。
電話が日常的な通信手段ではないLINE世代にとっては…
そもそも「人に電話番号を聞かれる」ということ自体が、かなり珍しい出来事なんです。
彼らは、「なんでわざわざ電話番号なんか聞くの?私に電話してくるつもり?」と感じ、あなたに対して壁を築こうとします。
電話番号というものが、「他人にめったに聞かないもの」というように、認識が変わってしまったんです。
なぜならLINEには、その初期設定の中に、「LINE通話機能」というものがちゃんと搭載されています。
そのため、LINE同士で通信しあっている後輩にとっては、電話番号を聞くという行為自体が、そもそもレアなケースなんです。
こういう事情をよく知らないまま、うかつに後輩の電話番号を聞いてしまうと…
あなたも、陰で「電話野郎」と呼ばれてしまいます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、LINEをメインの通信手段にしている世代が、電話野郎に対して抱いている4つの不満を、ご紹介してきました。
最後にもう一度、まとめておきます。
1:忙しいときに電話を掛けてくるな!
2:「今大丈夫?」という質問はナンセンス!
3:他人の日常に割り込んでくるなんて、厚かましい!
4:なんでわざわざ電話番号を聞くの?
これらの項目に共通しているのは…
「LINE世代にとって、電話は非日常的な通信手段である」ということです。
このことをよく知っておかないと、あなたも電話野郎などという、不名誉な汚名を着せられることにもなりかねません。
今後、後輩に電話をかけるときは、電話野郎と呼ばれないよう、気をつけてくださいね!
また、「電話野郎」という言葉が、そもそもなぜ生まれたのか? という歴史的な経緯についても、こちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。
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