ワンチャンあるかも?流行語ワンチャンの意味と使い方を3分で理解
「ワンチャン」という言葉を聞いたことはありますか?
近年、世間で広く使用されている若者言葉の1つですが、「ワンチャン」の使用法は若干複雑であるため…
若い人でも、「どうやって使うの?」と迷ってしまうこともしばしば。
そこで今回は、「ワンチャン」という言葉の意味や使い方について、分かりやすくご紹介していきます!
元々の意味は?
こうした流行語を理解するうえで、最も必要なことは…
「元の意味」を知ることです。
まず始めに必ず「元の意味」があって、そこから様々な使い方が派生していくからです。
もとの意味は「ワンチャンス」
今回の「ワンチャン」は…
「ワンチャンス(最後の一度きりの可能性)」を縮めた言葉です。
「あともうワンチャンス!」なんていう言い方は、以前からごく普通にありましたよね。
では、「ワンチャンス⇒ワンチャン」という成り立ちを押さえた上で…
次に、実際の「ワンチャン」の使い方を見ていきましょう。
意外と複雑なワンチャンの使い方
以下は、ネット上で実際に投稿された「ワンチャン」の使い方です。
「可能性」
まず、最も基本となる意味は、「可能性」として覚えておいてください。
(退化する可能性)
・有給使ってワンチャンあるかも
(可能性はあるかも)
という風に、「ある」をつなげて、
「ワンチャンある」という使い方が最も一般的で…
ワンチャンある
=(イコール)
可能性がある
として覚えておけば、ほぼ正解です。
「チャンス」
また、そのまま「チャンス・機会」という意味で使われることもあります。
(口説くチャンス)
・ワンチャン信じて
(チャンスを信じる)
これは、「ワンチャン=ワンチャンス」そのままですから分かりやすいですよね。
「運良く」
また、前項の「チャンス」とも関連しますが、「運良く~する」という使い方もあります。
(運良く機会に遭遇する)
・ワンチャンかすらないかな
(運良く、かすってほしい)
このときの注意点は、
「ワンチャン~してほしい」
「ワンチャン~してくれないかな」
というように、「期待や願望」の文章とセットで使われることです。
こういうときは、「運良く、こうあってほしい」という意味を表します。
「たぶん」
また、「ワンチャン」には、「たぶん~、おそらく~」という風に、文章を後に続けて…
「接続詞的」に使う用法があります。
若者でない世代にとって、最も分かりにくいのが、この「接続詞的」に使う用法ではないでしょうか。
(たぶん、○○県代表には勝てる)
・ワンチャン、仲良くなれるかもしれない。
(ひょっとしたら、仲良くなれるかも)
・ワンチャン、参戦かもしれない
(おそらく参戦するかも)
なお、今回の記事では、「ワンチャン、」という風に、文に「句読点」を付けていますが、これは読みやすくするためです。
若者の実際の投稿では…
「ワンチャン勝てるかも(ひょっとしたら勝てるかも)」
というように、句読点は使わず、「ワンチャン~」とそのまま文章を続けます。
そのため、初めて見た人にとっては…
「そもそも、名詞なのか、接続詞なのか、それすらもよく分からない」
ってことになってしまうんです。
あなたもワンチャン(たぶん)、意味不明だと感じていたのではないでしょうか。
その他の用法
また、ワンチャンは、上記でご紹介した用法のほかにも…
「えっ、そんな使い方があるの?」
というような、意外なものもあります。
●悪いことにも使う
「たぶん、おそらく」という意味は同じですが…
「ワンチャン」は、「悪いこと」にも使うことができます。
(ひょっとして、壊れちゃったかも)
つまり、良いことでも悪いことでも、「ひょっとして」という意味で使える…ってことです。
でもこれ、「チャンス・機会・運良く」という用法から考えると…
やっぱり、ちょっと違和感がありますよね。
●文末にも使う
(引退の可能性がある)
「○○ワンチャン」で、「○○の可能性がある」という意味になります。
この用法は、先日ご紹介した、
【 可能性が微レ存 】とも共通していますよね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、若者の流行語である「ワンチャン」の意味や使い方について、ご紹介してきました。
「最後のワンチャンス」という元の意味から派生して…
「可能性」
「チャンス」
「機会」
「運良く」
「おそらく」
「ひょっとして」
「可能性がある」
などの意味で、使われています。
若者との会話の際は、ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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