赤ちゃんの手足が冷たい!寝るときに赤ちゃんの靴下は必要ない?
赤ちゃんが寝ている時に手足が冷たくなっていると、お母さんとしては心配になりますよね。
「靴下を履かせた方がいいのかしら…?」
新生児の靴下に関して、このような悩みを持っているお母さんは実はとても多いんです。
特に、
・寝る時に、靴下を履かせるべきか否か
これは、ほとんど全てのお母さんが一度は考えたことのあるテーマではないでしょうか。
そこで今回は、新生児に靴下を履かせる時の注意点についてご紹介していきます。
寝るときに靴下は不要
まず、原則として…
赤ちゃんが寝るとき、手袋や靴下は基本的に必要ありません。
手袋や靴下はなるべく履かせず、手足を出しておくようにしましょう。
むしろ寝るときはなるべく、赤ちゃんの手足は出しておいた方がいいんです。
理由は…
赤ちゃんは、手足で「体温調節」をしているからです。
赤ちゃんの手足は、ちょうど温度センサーのようなもので、体温が上がりすぎると、手足から体温を放出する仕組みになっています。
睡眠中に体温を調節している
特に寝ているときは、赤ちゃんの体温調節の働きがより活発になります。
手袋や靴下は、こうした体温調節の働きを阻害してしまうんです。
赤ちゃんに靴下や手袋を履かせて寝かせると、赤ちゃんの体温調節がうまく機能せず、風邪をひきやすくなることがあります。
赤ちゃんの睡眠時には、手足を出しておくようにしましょう。
赤ちゃんの手足は冷たいものと割り切る
赤ちゃんが寝ている時、手足が冷たいと…
「こんなに冷たくなって大丈夫?」と心配になるものです。
そんな時は、赤ちゃんの首や胸などを触って、からだが暖かいかどうかを確認しましょう。
ほとんどの場合、たとえ手足が冷たくなっていても、からだが暖かければ問題ありません。
先ほどお話ししたように、赤ちゃんは手足で体温調節をしていますから、手足の温度はあまり気にしなくていいんです。
「赤ちゃんの手足は冷たいもの」
と、割り切るようにしましょう。
赤ちゃんに靴下を履かせる時の注意点
赤ちゃんに靴下を履かせる際の注意点は、大きく2つあります。
1.寝る時は靴下を脱がせる
手袋や靴下を履かせたまま赤ちゃんを寝かせて、「手のひらや足の裏が、汗でぐっしょり濡れていた」という経験はありませんか?
赤ちゃんの体内の余分な体温は、手足の表面から外へ放出されます。
しかし、そこで手袋や靴下を履いていると、体温がうまく外へ出ていきません。
それで寝ている間に手のひらが暖かくなり過ぎて、汗をかいてしまうんです。
・寝る前には、赤ちゃんの靴下は脱がせる。
これが、原則です。
2.新生児の靴下は外出専用
基本的に、新生児の靴下は「外出専用」と考えておくのがベターです。
とは言え、生後しばらくは外出させる機会なんてほとんどありませんよね。
こうなると、赤ちゃんが靴下を履く機会なんて限られます。
産院から家に帰ってくるときや、2ヶ月検診、3ヶ月検診など、その程度です。
床が冷たい時は?
また、寒冷地で家がフローリングの場合など、床が冷たくなります。
大人が触ってもひやっとするくらい床が冷えているようなら、靴下を履かせて遊ばせてもかまいません。
でも靴下を履くと、フローリングでは滑りやすくなる点に注意。
まだ歩く練習が十分でない赤ちゃんに靴下を履かせるときは、転倒にはくれぐれも気をつけるようにしてください。
靴下は買わなくていい?
生後2~3ヶ月程度なら、赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。
床が冷たいなんて気になるのは、だいぶ後になってからです。
そう考えると、赤ちゃんに靴下を履かせる機会って、実はほとんどありません。
赤ちゃんの靴下って可愛いから、お母さんとしては買ってあげたくもなりますが、あまり何足も買っておく必要はありません。
出産祝いで周囲の人からいただくことも多いので、赤ちゃん用の靴下はそれだけでもう十分なくらいです。
新生児の靴下のサイズは、7~10cmほどですが、生後数ヶ月もすればすぐに履けなくなってしまいます。
「靴下は外出専用」と覚えておいて、あまり赤ちゃんの靴下を買いすぎないようにしましょう。
まとめ
今回は、赤ちゃんに靴下を履かせる時の注意点についてご紹介してきました。
赤ちゃんが寝ている時、手袋と靴下は必要ありません。
ポイントは、赤ちゃんは手足で体温調節をしている、ということです。
靴下や手袋を履いて寝ると、体温調節がうまくいかなくなり、手足に汗をかいて風邪をひきやすくなってしまいます。
赤ちゃんの手足が冷たいと、どうしても気になるものですが…
「赤ちゃんはそういうもの」
と、割り切っておきましょう。
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