猫舌も遺伝するっ!?親から子供に遺伝する意外な特徴や才能5つ

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遺伝,性格,特徴,才能

「家の子が勉強が苦手なのは、ひょっとして遺伝のせい?」

と、考えたことはありませんか。

外見はまだしも、人の能力や性格まで、本当に遺伝するものなのかしら?って思いますよね。

しかし、最近の研究では、猫舌や集中力、文章力などのような、人の性質や能力も、かなりの割合で遺伝することが明らかにされています。

今回は、「えっ、そんなものまで遺伝するの?」と言いたくなるような、親から子への5つの意外な遺伝情報についてご紹介していきます。

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1:味覚

「味覚は遺伝する」ということが、最新の遺伝子研究で解明されています。

つまり、あなたの子が持っている味覚は、先天的に、あなたと似ている部分がある、ということです。

親から子へ、特に遺伝しやすいのは、「辛味」と「苦味」です。

辛味を感じる味覚は遺伝する。

「辛味が遺伝する」というのは、意外に思われるかもしれません。

辛みは味覚というより痛覚ですが、これは、「どれくらい辛いと感じるか」という舌の感覚が遺伝する、ということです。

南の国の子供たちは、私たちがびっくりするほどの辛い料理を、小さい頃から食べることができます。

これはつまり、辛いものを普段から食べている国の子供は、そうでない国の子供に比べて、舌の辛味の感じる部分が、生まれつき鈍感であることを示しています。

苦味も遺伝する

また、「苦味」も遺伝的要素が強い感覚です。

よその家庭ではほとんど食べないような苦い料理であっても、両親がそれを食べていれば、子供も生まれつき苦味に対する感覚が鈍くなっている可能性が高い、ということです。

美味しいという感覚は後天的

ただし、苦味や辛味が遺伝するとは言っても、それを「おいしい」と感じるかどうかは、また別の問題です。

遺伝によって舌が鈍感になっているため、子供は「苦いものでも食べられる」ということであって、美味しいか美味しくないかは、子供のその後の経験によります。

例えば、お父さんが苦いコーヒーを好んで飲んでいたとします。

この時、ほかの子供は苦くて飲めないものであっても、その子だけは遺伝によって、その苦いコーヒーを飲むことができます。

しかし、その子がコーヒーを飲むことはできても、それを好きになるかどうかはその子次第、ということです。

2:猫舌も遺伝する?

また、猫舌も、遺伝的要素が強いことがわかっています。

猫舌とは、「熱い料理が食べられない」という舌の性質のことを指しますが、これも、上記でご紹介した辛味や苦味と同様、舌に熱を感じる細胞があるためです。

猫舌の子供というのは、遺伝によって舌が熱を感じやすくなっているために、ほかの子供よりに比べて、熱いものに対して敏感に反応してしまうんです。

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もちろん、小さい子供のほとんどは猫舌ですから、一概に遺伝だと決めつけることはできませんが、少なくとも、あなたが猫舌であれば、あなたの子供も同じように猫舌になる可能性が高い、ということです。

こういった舌の性質が、親から子に遺伝する、というのは意外ですよね。

3:集中力

海外の研究では、集中力のある子どもの多くが、親も同じように集中力が高いという結果が得られました。

集中力というのは、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」の分泌によるものです。
ドーパミンが分泌されると、「やる気や関心、集中力」などが湧いてくるようになります。

そして、実はこの神経伝達物質ドーパミンは、遺伝子の情報によって分泌されるんです。

つまり、ドーパミンが分泌されて、物事に集中しやすい性格になるかどうかは、遺伝による要素が大きい、ということなんです。

あなたがもし、集中力散漫で悩んでいたことがあるなら、ひょっとしたら、あなたの子も同じように、集中力が散漫になる恐れがあります。

4:性 欲・性 的嗜好

実は、性 欲の強さも遺伝することがわかっています。

最近の研究では、性 欲や性 的嗜好などは、30パーセントほどまでは遺伝的な要素があることが認められています。

つまり、その人の性 欲や性 的嗜好は、70パーセントほどまでは人生での知識や経験などで形成されるものの、残り30パーセントは、親の性質を引き継いでいる、ということです。

あなたの性 欲が強い(弱い)のは、あなたの親がそうだったからなのかもしれませんね。

5:文才・文章能力

また、意外なところでは、文才が文章能力も遺伝します。

文才とはつまり、物事を脳内で論理的に組み立てて、それを文章として表現する能力のことですが、こうした才能は、遺伝によって先天的に備わっていることが知られています。

わが国でも、作家の子や孫が、同じように作家や文化人になった、というケースはよく耳にしますよね。

幸田露伴と幸田文、斎藤茂吉と斎藤茂太、大岡信と大岡玲、吉本貴明と吉本ばなな、萩原朔太郎と萩原葉子、阿川弘之と阿川佐和子などなど、枚挙にいとまがありません。

今ご紹介したのは、あくまでも有名人のケースですが、たとえ有名ではなかったにせよ、学校の課題や作文などで上手に文章を書ける子というのは、往々にして、親も文章が得意だったりするものです。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、親から子に遺伝する、意外な遺伝情報について、ご紹介してきました。

1.味覚
2.猫舌
3.集中力
4.性 欲・性 的嗜好
5.文才・文章能力

…などです。

おそらくあなたの家庭でも、子供の味覚などが「たしかに遺伝してるかも」と、心当たりがあるのではないでしょうか。

ぜひ一度、あなたと子供の間で、共通している性質や能力を探してみてください。意外な性質が、あなたの子に遺伝しているかもしれません。

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