再婚相手が子を虐待する3つの理由~子連れ再婚で後悔しないために
「もしも子供が、再婚相手から虐待をされたらどうすればいいの?」
と、悩んでいませんか。
シングルマザーであるあなたは、子連れ再婚が抱えるリスクを、十分に認識しておく必要があります。
あなたの大切な子供が、再婚相手の男性によって虐待される、というような悲しい事態は避けなくてはなりません。
そこで今回は、なぜ子連れ再婚が、児童虐待の温床となりやすいのか、その3つの原因と、あなたの大切な子を再婚相手の虐待から守る方法について、ご紹介していきます。
再婚で最も警戒すべきこと
新しい恋人との再婚を考える上で、あなたが最も警戒すべきことがあります。
それは…
家庭内暴力、虐待です。
児童虐待は、母親の再婚相手によって行なわれることが多い、という事実をご存知でしょうか。
現に、家庭内で虐待を受けて、施設に保護された児童の多くが、片親あるいは親の再婚相手からの虐待行為だった、というショッキングなデータがあります。
再婚相手が、子供に暴力を振るうかどうか。
こればかりは、事前に判断できません。
子供を虐待しそうな素振りなんて、普通は見せないからです。
そこで次に、再婚相手の男性が、女性の連れ子に暴力を振るってしまう、3つの原因をご紹介します。
理由1:男性が他人の子を愛することは難しい
あなたはまず、生物のオスとメスに備わっている本能について、知っておかなければなりません。
オスにとって、ほかのオスの子供というのは、自分の存在を脅かすものです。
ライオンやツバメの子 殺 しは、よく知られている習性です。
つまり動物のオスは、自分の子ではない個体を、「自分の存在を脅かす敵だ」と見なす習性があるんです。
「人間はそうとは限らない」というのは、あくまでも、あなたの希望的観測に過ぎません。
オスの防衛本能を知っておくこと
たとえ、あなたの再婚相手が、最初はあなたの子を可愛がってくれていたとしても、いつ何時、オスの防衛本能のスイッチが入って、子への攻撃を始めてしまうか、誰にも分からないんです。
これは、相手が優しい、優しくないという性格以前の問題で、ヒトを含むすべてのオスに本来備わっている習性です。
ですので、あなたは再婚にあたり、こうしたオスの習性を、よく知っておかなければなりません。
理由2:再婚相手との間に子が生まれる
「再婚相手が急に連れ子を愛さなくなった」というケースで最も多いのは、「再婚相手の子が生まれる」というケースです。
再婚をしたばかりの頃は、妻の連れ子を我が子のように可愛がっていた男性でも、自分の子が生まれた瞬間、途端に連れ子への愛情が冷めてしまう、ということがよくあります。
これは、前項でご紹介した、オスの防衛本能によるものです。
父親としては、まず自分の子を守らなければなりませんから、他人の子である連れ子は、その瞬間から、ある意味「敵」になってしまうんです。
「子が生まれたらどうなるか」は予測できない
このケースが厄介なのは、再婚する前には全く予測できない、ということです。
再婚相手の男性にとっては、自分の子を持ったことがありませんから、「自分の子が生まれたらどうなるか」ということを、結婚前に予測することができません。
たとえ口では…
「君の子を、我が子のように愛するよ」
「自分の子を持つつもりはない」
「もしも自分の子が生まれても、ひいきはしない」
のようなことを言っていたとしても、いざ自分の子が生まれると豹変してしまう、というケースはよくあります。
そのため、あなたが子連れ再婚を考えているのであれば、「再婚相手との間に子供が生まれたらどうするか」ということを、事前にしっかりと想定して、相手とよく相談しておく必要があります。
理由3:怒りにブレーキがかからない
子供が何か悪さをして、つい子供を叩いてしまったとしても、普通は、ある一定のところでブレーキがかかります。
それは、「自分の子なんだから、我慢しなければいけない」という、ブレーキが掛かるからです。
これはあなたにも、経験があるのではないでしょうか。
しかし、自分の子でない場合は違います。カッとなったときに、ブレーキが掛かりません。
それどころか、「なぜ自分の子でない子供に対して、我慢しなければいけないのか」という感情さえ沸き起こってしまうんです。
「連れ子への怒りに、ブレーキが掛からない」という傾向も、前項と同様、事前に知ることができません。
はじめは再婚相手が温厚なように見えても、再婚生活が1年、2年と経過するにつれて、小さな怒りは蓄積されていくからです。
「虐待したら別れる」という書面を残しておく
これまで見てきたように、再婚相手からの児童虐待は、予測が非常に困難です。
そのため、事前の予防策としては…
「もしも私の子を虐待したら、すぐに別れる」ということを、恋人に対し、必ず事前に伝えておきましょう。
あらかじめ離婚届に判を押させておくなど、書面で残しておくのも有効です。
児童虐待が始まると、なかなか夫婦間のこうした会話は難しくなりますから、再婚する前に、互いの愛情が最も深いタイミングで、「絶対に虐待はさせない」ということをきちんと話しておくことが必要です。
失敗しない子連れ再婚のポイントについては、こちらの記事も、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、再婚相手が子供を虐待してしまう主な原因として…
1.
男性が他人の子を愛することは、基本的に難しい
2.
再婚相手との間に子が生まれると、連れ子への愛情が薄れる
3.
自分の子でないため、怒りにブレーキがかからない
以上3つのケースについて、ご紹介してきました。
では最後に、子連れ再婚における永遠のテーマ、「子供と恋人はどちらを優先すべきか」という問題を、考えてみましょう。
答えは、もうお分かりですよね。
それは、子供です。
再婚にあたっては、子供の幸福を優先するようにしてください。
あなたにふさわしい男性が、「目の前の彼1人だけ」と考えるのは、あなたの錯覚に過ぎません。昔から、「恋は盲目」と言います。
あなたが毎日の生活をきちんと精一杯続けていれば、たとえ目の前の彼氏がいなくなっても、あなたにふさわしい人は、その後も現れ続けます。
でも、あなたの子は、世界にただ1人だけです。代わりはいません。
あなたの子が幸せになれるなら、あなたもきっと幸せになれます。
反対に、もしもあなたの再婚が、子供の人格を完全に無視する形で行われたなら、再婚は絶対にうまくいかない、と断言できます。
あなたがこのことを理解して、彼氏と子供にもちゃんと伝えることができるなら、あなたの再婚生活は、きっとうまくいきますよ!
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