なぜ隠すの?秘密主義の夫に隠し事があっても責めてはいけない理由
「夫(彼氏)はなぜか私に隠し事が多い」
「夫はどうして秘密主義なの?」
と、悩んでいませんか。
本来、男性というものは、あまり自分のことを話したがらない傾向がもともとあるのですが、近年では、こうした傾向は「秘密主義」と呼ばれるようになりました。
夫にとっては普通のことである、こうした態度を、「秘密主義」と言って頭ごなしに責めてしまうのは、逆効果です。
本来は害がなかったはずの秘密主義が、夫婦喧嘩の原因となり、夫婦関係にも深刻な溝を生じてしまいます。
そこで今回は、あなたのご主人が隠し事をしたときになぜ責めてはいけないのか、その理由と、こうした秘密主義とうまく付き合っていくコツについて、ご紹介していきます。
自分のことを話したがらない男性は多い
冒頭でお話ししたように、自分のことを話したがらない男性は多いです。
でも、あなたはこのように聞くと、「夫婦なのに、なぜ自分のことを話さないの?」と、釈然としない思いになってしまうかもしれませんが…
夫にしてみたら、「なぜ、つまらないことなのに、わざわざ言う必要があるのか」と考えます。
一方、女性のほうは、「必要のあるなしではなく、夫婦なんだから全部話してほしい」と、考えてしまいますよね。
こうした男女間の考え方の違いが、女性の不満を生じさせ、この不満が、「夫は秘密主義だ」という批判的な言葉が言われるようになった、そもそもの原因です。
「話さない」という習性を理解してあげる
そのため、あなたは秘密主義の夫を持つ妻として、男性の「わざわざ話す必要はない」という考え方を、きちんと理解してあげる必要があります。
そこで次の章では、夫が妻に自分のことを話そうとしない、具体的な2つのケースについて、ご紹介していきます。
1:仕事の内容を妻に話さない
世の中のほとんどすべての女性は、「夫は妻に仕事の内容を話して当然」と考えています。
しかし、男性によっては、たとえ相手が妻であっても、仕事の内容をあまり話さない、という人がいます。
ひょっとしたらあなたも、ご主人の詳しい仕事内容を知らされていないのではないでしょうか。
専門職の男性はあまり話したがらない
もちろん個人差はありますが、職業が専門的であるほど、男性は人に仕事の内容を話したがらない傾向があります。
理由は、簡単です。
男性は、「どうせ言っても分からない」と考えているからです。
事実、仕事の内容が専門的な場合、「どんな仕事?」と聞かれても、一言ではとても説明ができません。
分からない人に説明をするのは大変なこと
特に近年では、インターネットを駆使したビジネスが盛んになっていますから、もしもあなたのご主人がネットビジネスをしていたとしても、分からない人にとっては、内容はチンプンカンプンですよね。
職人さんの場合もそうです。何を作っているのか、素人には理解できないことも、よくあります。
おそらくあなたのご主人も、他人に仕事の内容を話そうとして、全然話が伝わらなかった、という経験があったのではないでしょうか。
「仕事の話が伝わらない」という経験が回を重ねていくと、男性は次第に、説明することに疲れてしまい…
「たとえ妻であっても、仕事の詳しい話は面倒だから、話したくない」ということになるわけです。
ですので、これは秘密主義などではありません。
そのため、あなたができる対策方法としては…
「夫の職業の分野について勉強をしてみる」あるいは、「最低限の職種だけ聞いたら、夫を信用して、それ以上は聞かない」の2択になります。
あなたがよく分かっていないのに、「ただ知りたいから」というだけの理由でご主人に根掘り葉掘り質問をしてしまうと、ご主人は「なぜわざわざ」と、反発を覚えるわけです。
ただし、「法に触れる仕事をしているから話せない」という場合は、要注意です。これについては、【夫の秘密主義への対処法】の記事でもご紹介しています。
2:その日にあった出来事を話さない
その日にあった出来事を妻に話さない、というのも、秘密主義の男性によく見られる特徴です。
これは、男性が「特に大した出来事でもない」と考えていることによるものです。
たとえば、あなたが友人から、「今日〇〇駅の前でご主人を見たよ」と言われたとします。
本屋に寄っていたのかもしれないし、買い食いをしていたのかもしれません。
いずれにせよあなたは、「今日、駅前で何してたの?」と聞きたくなりますよね。
秘密主義の男性は質問を嫌う
しかしこれは、秘密主義の男性が最も嫌う質問の1つです。
ご主人にしてみれば…
「ただ本屋で、雑誌をチェックしていただけだ。なぜそんなことを、いちいち報告しなければいけないのか」という発想をします。
つまりご主人にとっては、「〇〇駅周辺にいた」というニュースは、極めてどうでもいいことなんです。
「どうでもいい出来事だから、話す必要はない」「話すエネルギーがムダ」と考えるのが、秘密主義の男性です。
何も、やましいことがあって秘密にしているわけではないんです。
夫を信じることが大切
これまで見てきたように、秘密主義の男性というのは、詮索されることを極度にを嫌います。
これは、やましいことがあるからではなく、むしろ、「やましいことは何もないのになぜわざわざ質問をして詮索するのか」と考えるからです。
そのため、もしもあなたのご主人が、十分信頼に足る男性であれば…
できるだけ、無駄な質問をしないようにしてあげることが、ご主人にとっては最も嬉しい状態です。
「家庭全体にかかわる重大なことは、絶対すぐに話してね。それ以外は詮索しないから。」
というように、あなたの側から譲ってあげると、お互いがうまくいきます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、秘密主義の男性が隠し事をしてしまう最大の理由として、
●どうでもいいことをわざわざ話す必要はない
●どうせ話してもわからないことを、わざわざ話す必要はない
という、典型的な2つの思考法について、ご紹介してきました。
あなたのご主人は、「話す」という行為を、この上なく面倒なものと考えている可能性があります。
これは単純に、男女間の違いに過ぎません。
人の性格というものはなかなか治りませんから、話したくないと考えている人に話をさせるのは、至難の技です。
であれば、あなたがご主人の秘密主義を責めるよりも、「秘密主義とはこういうもの」と割り切って、理解してあげたほうが得策です。
それに、日本では昔から、「ツーカーの仲」といいますから、たとえ会話が少なくても、お互いが深く理解し合っている夫婦のほうが、確実にうまくいきますよ!
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