赤ちゃんの凹んだ頭蓋骨はいつ固くなる?ぶつけた時の対処法は?

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出産お疲れさまでした!

生まれたばかりの赤ちゃんは本当にきゃしゃで柔らかくて、ちょっとしたことで壊れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしますよね。

中でもお母さんが一番心配になるのは、赤ちゃんの「頭の凹んだ部分」ではないでしょうか。

「凹んだ部分に物が当たっちゃったけど大丈夫?」
「新生児の頭蓋骨はいつ固くなるの?」

これらは、お母さんなら誰もが気になる疑問の一つでしょう。

そこで今回は、

・赤ちゃんの頭蓋骨はなぜベコベコと凹んでいるのか、
・頭に何かがぶつかっても問題はないのか、
・頭蓋骨はいつ頃から固くなり始めるのか、

これらを紐解きながら、赤ちゃんの頭に関してご紹介していきます。

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どうして赤ちゃんの頭蓋骨は凹んでいるの?

このテーマを考えるにあたり、まず最初に、頭蓋骨の仕組みについてみていきましょう。

私たちの頭の骨というのは、ヘルメットのような1枚の骨でできているわけではありません。

複数の骨のパーツが、合わさってできています。

成長すれば、これらの骨のパーツが全てくっついて、脳全体を完全に覆うようになります。

でも、生まれたばかりの赤ちゃんは、骨と骨の間に隙間があり、完全にくっついていないんです。

そのため、その骨と骨との間の隙間の部分が、ベコベコと凹むわけです。

凹んでいる場所は?

赤ちゃんの頭の骨の隙間は2つあります。

1つは、前髪の生え際あたり。

大きい方の隙間なので、これを「大泉門(だいせんもん)」と言います。

そしてもう1つは、頭のてっぺんあたり。

こちらは小さい方の隙間なので、「小泉門(しょうせんもん)」と言います。

大泉門にぶつかっても大丈夫?

そして、この大泉門ですが、場所がちょうど「おでこの真上」です。

お母さんとしては気を付けているつもりでも、育児中のふとしたことで頻繁に…

とまではいきませんが、度々何かぶつけてしまったりするものです。

「赤ちゃんが大泉門をぶつけちゃったけど、大丈夫かしら?」

と悩んでしまうお母さんはとても多く、中には、大泉門の付近に「かさぶた」や「あせも」ができても…

「怖くて大泉門を触れない」というお母さんもいるほどです。

結論を先に言うと…

大泉門や小泉門のあたりを少しくらいぶつけたからといって、何か異常が起きたり、障害が残ってしまうことは「ありません」。

なぜなら、脳は表面の皮膚よりもっとずっと内部にあるからです。

大泉門のすぐ内側に脳があるわけではないんです。

警戒はしておこう

ただし、ふざけて故意に「ベコッ」と押したりするのはやめてくださいね。

少しくらいの衝撃は平気だとは言え、体の中で一番デリケートな部分であることに変わりありませんから。

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大泉門は、普段から「押したり」「ぶつけないたり」しないよう気をつける意識を持ち、それでもうっかり当たっちゃっても焦らないこと。

よほど強打しない限り、ほとんどの場合、問題ありませんので、慌てずにに落ち着いて対処するようにしましょう。

緊急を要するケース

もしも、大泉門に物がぶつかって、本当に異常が起きてしまったときは…

・ぐったりしたり、
・意識を失ったり、
・突然吐いたり、

と、何かしらの症状が現れます。

ぶつかっちゃった後にこうした症状がなく、赤ちゃんがけろっとしているようなら特に問題はありません。

それでもどうしても気になるようなら、一度病院で相談してみましょう。

転落は要注意

一般に、少々の衝撃は問題ないとはいえ、「高いところから転落して、頭を打ってしまった」というケースは要注意です。

これは「ベコっと押してしまった」のとはわけが違いますから。

赤ちゃんが高いところから転落した場合は、脳全体を強く打って「脳挫傷(のうざしょう)」を起こしている可能性も考えられます。

すぐに、病院へ連れて行くようにしましょう。

お風呂で頭を洗う時は?

少々の衝撃なら平気と言われても、やはり大泉門や小泉門あたりを触るのは気になりますよね。

気にはなるけど… お風呂の時は石鹸をつけて洗ってあげる必要があります。

そうなると、洗うにしても拭くにしても、どうしたって赤ちゃんの頭を触らざるを得ません。

ここは、怖がらずに洗う方を優先してください。

大泉門や小泉門も強く押したりしなければ大丈夫です。石鹸の泡で優しく洗ってあげて、あとは同じく優しくしっかり拭いてあげてください。

赤ちゃんの頭の骨は、いつ固くなるの?

頭の柔らかい部分、大泉門が完全に閉じるまでの期間は、平均すると大体「1年半」ほどです。

赤ちゃんが1歳になっても「頭の骨がなかなか固くならない」と心配するお母さんもいますが大丈夫、1歳半から2歳位までの間には完全に固くなります。

落ち着いてゆっくり赤ちゃんの成長を見守ってあげるようにしましょう。

まとめ

今回は、赤ちゃんの頭の骨がベコッと凹んだ部分の「大泉門」と「小泉門」についてご紹介してきました。

赤ちゃんの頭の骨が柔らかいのは、頭蓋骨を形成している骨の1枚1枚が、まだ完全にくっついていないからです。

なかなか固くならないと心配にもなりますが、赤ちゃんの頭の骨が完全にくっつくまでには、だいたい1歳半くらいまで時間がかかります。

「いつになったら、頭の骨が固くなるのだろう…」と焦ったりせず、気長に見守ってあげましょう。

また、わざと押したりしてはいけないのはもちろんですが、一番大切なのは、お母さんが神経質になりすぎないことです。

「普段通り赤ちゃんに接して、わざと押さないようにだけ気をつける」

これくらいのスタンスで充分ですよ!

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