幼稚園児がYouTubeなど教育上良くない物に興味を持った時の対処法
「小さい子が毎日、親のスマホでYouTubeを見るようになった…」
「この動画、教育上良くないんじゃないかしら…」
と、悩んでいませんか。
できればやめさせたいけれど、小さい子にどうやって禁止すれば良いのか、なかなか難しいですよね。
また、禁止した時のリバウンドも気になるところです。
そこで今回は、小さな子がYouTubeの「おませ」な動画など、教育上良くないものに夢中になってしまった時の対処法についてご紹介していきます!
注意はNG
YouTubeに限らず、小さな子供が「教育上良くない」と思われるようなことをした時に、気を付けなければならないことがあります。
それは…
「小さな子に注意をしても、ほとんど効果はない」
ということです。
子供には「何が悪いのか」が分からない
もちろん、嘘をつくとか他人に暴力を振るうとか、「絶対にやってはいけないルール」というのも、もちろんあります。
しかし、そうではなく、YouTubeなどのように「ただ教育上良くないから」というのは…
小学校高学年くらいにならないと、なかなか理解できるものではありません。
小さな子にとっては、「教育上良くないこと」の何が一体悪いのか?分からないんです。
ですので、幼稚園くらいの小さな子供に、「こんなのは良くないから、見ちゃダメ!」なんて注意しても…
子供はほぼ100パーセント聞いてくれません。
カリギュラ効果とは
また、心理学の用語で、「カリギュラ効果」というのがあります。
カリギュラ効果とは、「禁止されればされるほど、それをしたくなる」
という、人間の心理を表したものです。
秘密を言いたくなる心理
「カリギュラ効果」の一番わかりやすい例は…
「絶対に言わないでね」と、人から秘密を打ち明けられたときです。
世間話のついでに言われたら、別に言いふらすようなことでもないのに、「言わないでね」なんて言われると、かえって言いたくなる…
というのは、あなたも日常的に経験していることではないでしょうか。
「禁止されればされるほど、その行為をしたくなる」
これが、カリギュラ効果と呼ばれる人間の心理です。
それと同じで、親からYoutubeを禁止を注意された子は、「もっと見たく」なってしまいます。
禁止はNG
小さな子供には、あまり無闇に「禁止」をすべきではありません。
小さな子に、YouTubeを見るのを「全面禁止にする」というやり方は…
弊害があるどころかむしろ、完全に「逆効果」です。
禁止された子供は、「何が何でも見たい」という気持ちを強くしてしまい、さらに問題を「こじらせて」しまう危険性もあります。
こじらせてしまうことも…
例えば、男の子が、女性の下着がたくさん出てくるような動画を好んで見ている… というような場合。
これを禁止してしまうと、最悪の場合、子供は「実物」に関心を持って…
幼稚園の先生の下着などに手が出てしまう可能性もありますから、くれぐれも慎重にしなければなりません。
効果的な対処法は
小さな子供に、「教育上良くないもの」を注意したり禁止したりするのは、かえって逆効果です。
そこで、効果的な対処法としては…
禁止するのではなく、「もっと楽しいこと」を教えてあげることです。
例えば、テレビの戦隊モノや、電車や飛行機、動物など…
男の子が、関心を持ちそうなものは、他にいくらでもあるはずです。
そこで、子供には、それらの動画を見せてあげたり、おもちゃを買ってあげるなどして…
興味の対象を「ずらして」あげるようにしましょう。
新しい楽しみを見つければ、子供は古い楽しみなんて忘れてしまうものです。
子供の興味は変わる
実際のところ、子供の興味なんてコロコロ変わります。
「教育上良くないものに興味を持った」なんて言っても、それはあくまでも一過性のことです。
たとえ、子供がYoutubeばかり見て心配になったとしても、いずれすぐに飽きるときが来ます。
同じように、電車や飛行機が好きになっても、それもまたすぐに気が変わるかもしれません。
ですので、子供が教育上良くないものに関心を持ったとしても、気を回しすぎる必要はありません。
「どうせすぐに飽きるだろう」と考えておく方がベターですよ!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、小さな子供がYoutubeの性 的な動画など、「教育上良くないもの」に関心を持ってしまったときの、対処法についてご紹介してきました。
親が気になったからと言って、小さい子に無闇に注意したり禁止したりするのは基本的にはNGです。
禁止されたことで、子供の願望をもっとこじらせてしまう恐れがあるからです。
あまり悩まずに、あなたも子供と一緒になって、他の楽しい遊びをしてあげるようにしましょう!
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