赤ちゃんのよだれが臭いのはなぜ？いつ直る？ニオイの原因と対処法

赤ちゃんのよだれのニオイが気になっていませんか？

「生まれた頃は無臭だったのに、だんだん臭くなってきた」
「生後5～6ヶ月頃から、口元がなんだか酸っぱいニオイ…」

など、これらは生後間もない赤ちゃんをもつお母さんに共通する悩みです。

特に生後5ヶ月から6ヶ月頃は、赤ちゃんのよだれのニオイが最も気になりやすい時期です。

そこで今回は、赤ちゃんのよだれが臭う原因と、よだれのニオイ対策についてご紹介していきます。

病気ではない

まず初めに、生後6か月くらいの赤ちゃんのよだれが臭うのは病気ではありません。

ほとんどの赤ちゃんに共通する、いわば自然現象です。

口の中の食べかすが原因

赤ちゃんのよだれのニオイの原因は、口の中の「食べかす」です。

この時期の赤ちゃんは、よだれの分泌量がだんだん増えてきます。

ところが、よだれの量は増えても、赤ちゃんは、まだよだれを上手に飲みこんだりできません。

飲み込むための口の筋肉が、十分に発達していないからです。

よだれの分泌量が増えても、まだうまく飲み込めないため、赤ちゃんのよだれは、ダラダラと外に流れ出ることになり…

赤ちゃんの口の中が、乾燥しやすくなります。

口の中が乾くと、赤ちゃんの口の中に残った母乳や離乳食の残りカスなどがニオイを発する… というわけです。

ニオイは自然に直る

赤ちゃんが、うまくよだれを飲み込めるようになれば、よだれのニオイは自然に解消されていきます。

よだれを飲み込んで口を閉じることを覚えれば、口の中の食べかすもきちんと口の中で消化されるようになるからです。

赤ちゃんがよだれを飲み込めるようになるまでの期間には、個人差があります。

生後8ヶ月や1歳になっても、まだよだれが出続ける赤ちゃんもいます。

よだれのニオイは病気ではありませんから、あまり心配する必要はありません。

ほとんどの赤ちゃんは、自然に直っていきます。

とはいえ、「よだれのニオイがどうしても気になる」という人のために、赤ちゃんのよだれのニオイ対策を3つご紹介しておきます。

１．口の中をこまめにキレイにしてあげる

授乳や離乳食を食べた後は、赤ちゃんの歯磨きをしてあげるようにしましょう。

これが最も確実なよだれのニオイ対策です。

しかし、赤ちゃんが歯磨きを嫌がることもありますよね。

そういう時は、水やお茶を飲ませてあげるだけでもかまいません。

大切なのは、赤ちゃんの口の中になるべく食べ物のかすが残らないようにすることです。

２．鼻水をこまめに吸ってあげる

赤ちゃんの鼻が詰まっていると、鼻から空気が入ってこないため、口の中が乾燥しやすくなります。

口の中が乾燥することで、食べ物の残りカスが乾いて放置され、よだれに臭いニオイが付いてしまうんです。

鼻詰まりが口臭の原因になりやすいのは、大人も子供も同じです。

そのため、赤ちゃんの鼻水は、鼻水吸引器などを活用して、こまめに吸ってあげるようにしましょう。

３．赤ちゃんの洗濯物は天日で干す

赤ちゃんのよだれが付いた服は、洗濯してもまだ臭うことがあります。

これは、よだれのニオイ成分が、赤ちゃんの服やスタイにこもっているからです。

部屋干しだけでは、赤ちゃん服のニオイの元は根絶できません。

赤ちゃんのよだれが付いた服やスタイは、天気が良い日に、できるだけ天日で干すようにしましょう。

なかなかお日様が出ないときには、アイロンを当てるのも効果的です。

アイロンの熱でよだれのニオイ成分が乾燥し、ニオイを大幅に抑えることができますよ。

まとめ

今回は、赤ちゃんのよだれが臭くなる原因と、その対処法についてご紹介してきました。

赤ちゃんのよだれが臭くなる最大の原因は…

まだよだれをうまく飲み込めないため、よだれが外へ流れ出て、赤ちゃんの口の中が乾燥してしまうからです。

そのうち、赤ちゃんがよだれをうまく飲み込めるようになれば、ニオイも自然に感じなくなります。

数か月の話なので、あまり気にする必要はないのですが、ニオイがどうしても気になる時は…

１．
赤ちゃんの口の中をこまめにきれいにしてあげる

２．
赤ちゃんの鼻水をこまめに吸ってあげる

３．
赤ちゃんの洗濯物は天日で干す

これら３つの対策が効果的です。

赤ちゃんのよだれのニオイは、成長に伴って自然になくなっていきますから、あまり気にせず、気長に見守ってあげるようにしましょう。