犬のイビキやあくびは病気の可能性も?うつ病になる犬もいる!?
犬があくびをしている姿は、犬を飼っていない人でも目にしたことがあるのでは?
「眠いのかな~」と微笑ましい気持ちになったりしていましたが、もしかするとそれは病気のサインかもしれません!
また、犬を飼っている人が
「家の子、夜のイビキが凄くって(笑)
パパ顔負けのイビキなの。」
なんて笑いながら話しているのを聞いたことがありませんか?
犬のイビキの裏には病気が隠れている場合があります!
だから笑っていられないですよ!!
最近は、愛犬を家族同然に思っている人も多いと思うのですが、そんなワンちゃんがひょっとしたらうつ病に罹っているかもしれません。
犬の普段の何気ない仕草の裏にある病気のサインについて調べてみることにしましょう。
犬がイビキをかいているけど大丈夫?
犬を飼っていない人は見る機会が無いかもしれませんが、イビキをかいて寝ている = 熟睡していると勘違いしてしまってはいないでしょうか?
イビキをかく犬の全てが病気だという訳ではありませんが、イビキには何らかの病気が隠れている可能性があることを知っておきましょう。
イビキというのは…
呼吸をしていると、鼻や口から入った空気が喉や器官を通って肺に入ります。
空気が肺に入るまでの過程でどこかが狭くなってしまっている場合に呼吸器が振動して音が出るのがイビキです。
犬の場合も人間の場合もイビキをかく原理は同じなのですが、生まれつきイビキをかきやすい体質の犬もいます。
生まれつきそういった体質の犬は仕方がないので、イビキと上手に付き合っていく方法を見つけるしかありませんが、昔はイビキなんてかかなかったのに突然かくようになったというような犬は注意が必要です。
犬がイビキをかく原因として最も多いのが軟口蓋過長症です。
生まれつき軟口蓋が長い犬が多く、それが原因で小さい時からイビキをかいてしまう子がいますが、これは生まれつきなので仕方ありません。
この他にイビキの原因として注意が必要なのは、心臓病や腫痬、気管虚脱などです。
心臓病の場合、鼻腔や咽喉頭部に腫瘍ができて気道が圧迫され、その結果として心臓が肥大し、そのため気管支が圧迫されてイビキが生じます。
また、気管虚脱は犬特有の病気で、気管の膜状部分がたるむことで空気の通りが悪くなりイビキが生じます。
気管虚脱は怖い病気で、進行が進むと呼吸困難となり死んでしまう恐れがあります。
この病気は特に小型犬に多く、年をとると症状が現れやすくなりますので、高齢な小型犬で、昔はイビキをかいていなかったのに最近かきだしたというようなケースは注意が必要です。
その他に、環境によってもイビキをかきやすくなる場合があります。
それは主に飼い主さんがタバコを吸っている場合。
嗅覚の鋭い犬にとってタバコの煙というのはとても刺激が強く、そんな環境の中で生活している犬はイビキをかきやすい状態に居るといえます。
犬が生活している環境によって、イビキをかく・かかないは様々ですが、年をとってからイビキをかくようになったというようなケースでは、重大な病気にかかっていることもありえますので、早めに動物病院で診察を受けるようにして下さい。
犬のあくびは病気のサイン?!
犬も人間と同じように眠い時や疲れた時にあくびをしますが、その他に、相手の犬に自分は戦う気はないということをアピールする場合や、飼い主に怒られている時にもあくびをします。
このようなあくびの場合は何も問題はないのですが、気をつけなければいけない「犬のあくび」があります。
それは、体調が悪い時や過度のストレスを感じてしまっている時のあくびです。
いつもより頻繁にあくびをしていたり、生あくびをしているような時は病気のサインかもしれませんので注意が必要です。
犬はストレスを感じるとその状態を周りに知らせるためにあくびをする場合があります。
家庭内で家人が喧嘩をしている時なども犬はストレスを感じてあくびをすることがあります。
犬は飼い主の感情に対してとても敏感に反応する動物です。
犬にストレスを与えないためにも家内円満で過ごしたいものですね♪
その他に何らかの病的原因であくびがでる時や、歯石が溜まって不快感があったり、歯周病が痛いというような場合にあくびをすることがありますので、犬がいつもと違った変なあくびをしているような時は「何かある」と注意してあげる必要があります。
なるべく犬がリラックスできるような状態と環境を作ってあげ、それでも治らない時は獣医師の診察を受けるようにして下さい。
ところで、「人のあくびがうつった」という話をよく耳にすると思いますが、これは犬も同じようです。
犬も人間のあくびがうつるということがあるようで、もちろん犬のあくびを見ていると人も同じようにあくびがうつる時もあります(笑)
犬はとてもデリケートで、常に飼い主の顔色を窺っているような動物なので、あまりストレスをかけないように仲良く生活していきたいものですね♪
犬もうつ病になるって本当?
うつ病になるのは人間だけでなく、もちろん犬もうつ病になってしまいます。
犬がうつ病になる原因として考えられるのは「寂しさ」です。
犬は猫と違って群れで生活する動物なので「ひとり」に慣れていません。
飼い主さんの帰りが遅くて一人でいる時間が長かったり、飼い主さんが忙し過ぎてスキンシップが足りていないと、それがストレスになってうつ病を発症してしまう場合があります。
昔から可愛がって育てた犬が、飼い主の都合でいきなり一人ぼっちで過ごす時間が増えて、それが犬に過度のストレスを与え、愛犬がうつ病になってしまったら可哀そうですよね?
毎日一緒にいられればよいのですが、あまり甘やかし過ぎて育てると、いざという時に一人でお留守番ができない子になり、それがストレスにつながるので、かえって可哀想な状態になってしまいます。
犬が一人で過ごす際に寂しくないように、テレビやラジオをつけて家を出たり、一人の時間に馴れさせるために毎日少しずつ一人の時間を作るようにして、愛犬がうつ病にならないように予め色んな予防策を試しておきましょう。
うつ病になってしまった犬というのは飼い主さんとの散歩を嫌がったり、狭い場所に入って出てこなかったり、食欲不振、嘔吐などの症状が起きて、急激に元気がなくなります。
そんな状態になってしまうほどストレスがかかったと考えればとても可哀想ですから、飼い主の都合で愛犬にストレスを与えることのないようにしてあげたいものですよね。
まとめ
普段の犬の何気ない仕草が重大な病気に繋がるかもしれないという事を頭に置いておきましょう。
イビキやあくび意外にも何かいつもと様子が違うな?と感じた場合には、注意して気にかけてあげる必要があります。
犬は言葉を話せませんので、何かしらの形で飼い主さんにその異変をアピールしています。
愛犬の変化に気付き、適切な対応をしてあげるようにしましょう!
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