蜂に刺された時の対処法は?危険な種類は?二度目だけど大丈夫?
蜂に刺された経験がある人は分かると思うのですが、あの痛みはハンパないですよね!
あの痛みにビックリしてパニックになる人もいるのでは?!
蜂に刺された時はどんな対処法をすれば良いのでしょう。
また、「二度刺されると死ぬ」なんて噂があったりしてそれが本当だったら恐怖ですよね。
そんな蜂に刺された場合について調べてみました。
蜂に刺された時にどうすれば?
蜂に刺されてしまった時はどうすれば良いのでしょう?
まず、第一に確認するのは針が残っていないかどうかです。
針が残っている場合はすぐに抜きます。
抜かないと、蜂の針の根元には毒を溜めるところがあるので、刺さったままにしておくと毒がどんどん体内に入っていくことになります。
針を確認して残っていなければ、次に毒を出すのですが、この時に口で吸い出すという方法は、もし口の中に傷があると、その傷口から毒が入ってしまう恐れがあるので好ましくありません。
吸引器がなければ(ハイキングでもない限り、普通は持ち歩かない思いますが…)手で押し出すようにします。
毒を出した後は水で洗い流し、副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミンが入った軟膏を患部に塗り、病院へ直行しましょう。
蜂に刺された時にはアンモニアが効果的で、おしっこをかけると良いなんていう話しを聞いた事があるかもしれません。
しかしそれは都市伝説で、全くの嘘なんです。
蜂の毒に対してアンモニアには何の効果も無いことが分かっており、逆にアンモニアで肌を痛めてしまう場合がありますので絶対に止めましょうね。
危険な蜂の種類って?
蜂には本当に多くの種類があるのですが、その中でも日本にいて危険だと言われている蜂というのは、大別して二種類。
スズメバチとアシナガバチです。
ひとつずつ見ていきます。
蜂の中では最も大型で飛ぶスピードもとても速く、攻撃的な性質です。
スズメバチの毒は針で刺して注入するだけでなく、相手に散布するという使われ方もします。
その散布した毒が身体に触れると、他のスズメバチを呼び寄せる事となり、集団で襲われるかもしれない恐怖が待っています。
スズメバチの攻撃に遭遇して死亡する人は年間に10~20人いるといわれており、このことからも最も危険な蜂だということが分かります。
アシナガバチはその名の通り足が長い蜂で、スズメバチよりも危険性は低いものの、刺されて死亡したという例もありますので気をつけなければいけません。
その辺でよく見かける蜂はミツバチですが、ミツバチは体が小さく性格も温厚なので、巣を刺激するなどしなければ襲ってくることはほとんどありません。
また蜂に刺されたけど大丈夫なの?
「蜂に二度刺されると死ぬ」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、
これはあながち嘘ではないものの、人によっては一度刺されただけで死に至る人もいれば、何度刺されても大丈夫だという人がいます。
何故このように言われるのかというと、蜂の毒でアナフィラキシーショックに陥るからです。
アナフィラキシーショックの症状としては、蕁麻疹(じんましん)、血圧低下、呼吸困難、意識障害などが起こりますが、蜂の毒でショックを起こす場合は、症状が現れるのがとても早くて手遅れになってしまう場合が多いのが現状です。
アナフィラキシーショックが2度目に刺された際に現れるのは、1度目に刺された時に蜂の毒に対して抗体を作る人と作らない人がいて、もし抗体ができていると、2度目に刺された時に蜂の毒に対してアレルギー反応を起こしてしまうからです。
蜂に刺されても抗体を作らない体質の人もいれば、何回目かに抗体を作る人もいるので、何回刺されたらアナフィラキシーショックを起こすのかという事は一概には言えません。
この事から分かるように、蜂にはなるべく刺されないように注意するに越したことはありません。
もっとも好きで刺される人はいないのですが…。
ちなみにスズメバチは黒い服装に反応して攻撃的になります。
ハイキング等に出かけるときは黒い服装を避けて白や黄色が無難なようです。
また黒いといえば、髪の毛も普通は黒いですよね?(最近は茶髪も普通ですが)
なので白っぽい帽子もかぶっておいた方が安全だといえます。
まとめ
蜂の毒によりショックを起こして死んでしまう人さえいることが分かりました。
蜂は夏場から秋にかけて活動を活発にしますので、気をつけるようにしなければいけません。
もし、蜂に刺されてアナフィラキシーショックとみられる症状が現れた時には、手遅れにならないよう一刻も早く病院で診察を受けるようにしましょう。
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