梅雨時に痛む関節リウマチの症状や原因と療養法や向き合い方
毎年6月~7月といえば梅雨のシーズン。
雨も多く、湿度も高く、ジメジメした毎日が続くと、つい気分も沈みがちになりますよね?
関節が腫れて痛む関節リウマチの症状は、実は天候に左右されることが多く、天気が下り坂のときや雨の日に特に痛みが強くなりがちです。
したがって、梅雨のシーズンである6~7月は特に症状が悪化する人が多く、この時期はリウマチ月間として毎年関節リウマチに関する注意が呼びかけられています。
なぜ梅雨時になると関節リウマチは痛むのか
梅雨の時期や雨の日に、関節リウマチがより痛むのはなぜでしょう?
それは気圧と密接な関係があるんです。
梅雨時は梅雨前線が停滞しますが、その前線上を低気圧が頻繁に通ることで気圧は変化し、この気圧の変化に人間の体が反応しているからです。
関節リウマチ等の持病が無い人は、気圧が低くなったからといって特にどこか痛みを発症することはほとんどありませんが、持病のある人は体が敏感に反応します。
事実、気圧を押し返す体内の力は、気圧の高い時と同じなので、気圧が下がると身体が重く感じられるものです。
低気圧によって気圧が下がると、体はそれを跳ね返そうと圧力を高めますので、そうするとヒスタミンという物質が分泌され、このヒスタミンが外部からの刺激に反応して炎症を起こします。
その結果、腫れが生じ、関節リウマチがより痛むというわけです。
さらに、湿度も痛みに密接に関係していますので、湿度の高い梅雨のシーズンは余計に関節リウマチの痛みが強く出ます。
梅雨時の関節リウマチの療養法や向き合い方
薬や手術という方法もありますが、ここではご家庭でできる手軽な方法を取り上げてみます。
まず、関節リウマチの痛みに速攻で効くのは、何よりお風呂です、そう入浴。
シャワーではなく、湯船にたっぷりのお湯を張り、ゆっくりつかって汗をたくさんかいて体内から余分な水分を出します。
そうすることで体の芯から温まり、収縮してしまった血管が広がって血行促進効果が得られます。
これにより腫れと痛みとむくみが相当軽減できるはずです。
さらに、この時期の旬のもの、たとえばスイカやトマト、キューリ、ナスなどを十分に摂取することで、汗をかいた後のカリウムやビタミンCを補給をします。
また、体の表面に(内面も)湿気を溜めないよう、風通しのよいゆったりした服装を心がけることで、身も心もサラット軽快に過ごすせるようになります。
この入浴による痛みの軽減は予想以上に効果があるのでぜひ試してください。
とにかく、ゆっくりのんびりお風呂に入り血行をよくすることが大事です。
また、他にはリウマチ体操をするとよいでしょう。
リウマチ体操とは身体の全関節を動かす体操です。
翌日に痛みが残るほど無理をしてはいけませんが、「もう少し動かしてみよう」という前向きな気持ちで行えばより効果的です。
以下にYou Tubeで見つけたリウマチ体操の動画をご紹介します。
ご自身のペースで無理なく行うとよいと思います。
決して焦らず、ある意味「気長に」続けていくことが大切です。
さて、上記のリウマチ体操はご自宅でできそうですよね?
ということは、つい億劫でサボろうと思えば、いつでもサボれます(笑)
やらなくたっていいわけだから、やるもやらないもあなたしだい。
でも・・・
やればリウマチの改善が期待できますが、サボれば改善も何もないのですから、やった方がいいのは自明の理ですよね?
薬や手術以外にも、このように入浴や体操で改善の道はあるのですから、身近な療養法としてぜひ試してみてください。
関節リウマチは発症したら一朝一夕に改善するということはありません。
痛みはつらく、精神的にもまいりますが、しばらく付き合わなければいけないその痛みから逃げずに、正面から向き合い、できることを地道に続けていきましょう。
そうすればいつか克服できる日もやってくるというものです。
落ち込まずに、ファイト!
まとめ
間接リウマチを患う人にとって、梅雨時は本当に憂鬱なシーズンです。
ジメジメとして気も滅入る上にリウマチで関節が痛んで本当につらいものです。
でも嘆いていてもしょうがありません。
できることからやってみて、少しでも自分が楽になるように心がけましょう。
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