意外と知らないポインセチアのあれこれと育て方。毒性にも注意!
クリスマスシーズンになるとよく見かけるポインセチア。
緑に赤のコントラストがきれいで寒い季節が華やぎますよね♪
ところで、このポインセチア、
冬だけでなく年中楽しむことってできないのでしょうか?
緑の葉と赤の葉がとっても素敵ですが、赤い葉は花になるんでしょうかね…?
また、ポインセチアには毒性があるという話しも!?
今日はポインセチアについて色々と解説していきます。
ポインセチアって?
ポインセチアはトウダイグサ科トウダイグサ属の植物で、常緑性低木という分類。
ポインセチアはクリスマスを飾る植物として知られていますが、実は寒さにはとても弱くて、もともとは熱帯の植物なんですよ。
また、赤い色ばかりではなく、思いのほかいろんな色があります。
定番の赤いものから白やピンク、その他にも色んな種類が出回っていますが、あの花のように見えるものは苞葉(ほうよう)で、花は1番上に小さく咲いているものになります。
ポインセチアの赤い部分は「キリストの流した血の色」や「情熱」を表しているとされ、緑の部分は「永遠の命」を象徴しているとして、クリスマスには欠かせない植物として広く親しまれていますね。
ポインセチアは別名「クリスマスフラワー」と言い、原産国のメキシコでは「ノーチェ・ブエナ」、日本語で「聖夜」と訳され、真ん中の花と赤い苞(ほう)の形がキリスト誕生の地へと導いた「ベツレヘムの星」を象徴しているとされています。
花言葉は「私の心は燃えている」で、熱烈な愛情表現をする際に用いると良いのですが、これは赤いポインセチア限定の花言葉で、ピンクだと「思いやり」、白だと「あなたの幸福を祈る」など意味が違ってきますので注意が必要です。
ポインセチアを渡して熱い気持ちを伝えようとするのなら、赤い色のポインセチアを選ぶようにしましょう。
ポインセチアの正しい育て方。
ポインセチアは冬の植物だと思われがちですが、シーズンが終わってもきちんと手入れしてあげればまた翌年も綺麗な色を付けてくれます。
とは言え、ポインセチアを綺麗に色づかせるためには正しい育て方をする必要があります。
まず、ポインセチアを育てるにあたり大切なのは温度管理です。
ポインセチアは寒さにとても弱いので、日当たりの良い場所に置き、5℃以下にならないように注意する必要があります。
気温が下がり過ぎると弱ってしまって葉が落ちてしまいますが、逆に真夏に強い日差しをあて過ぎると葉が痛んでしまいます。
ポインセチアの開花時期は冬なので、それが終わった後には温度があまり下がり過ぎない室内で育て、成長期の5月~10月には日差しがあり風通しの良い雨のあたらないところで育てます。
7月中旬~9月中旬の暑い時期には直射日光を避けて戸外の明るい日陰に、また10月中旬以降になれば室内の窓際で育てるようにします。
水やりのポイントとしては、ポインセチアは乾燥に強いので水はあまりあげ過ぎない方が良いです。
土の表面を触って乾いているようなら水をあげるようにし、冬場であれば土が完全に乾いてから数日待って水を与えるようにします。
また、ポインセチアを長く育てるためには植え替えや剪定をすることが大切です。
ポインセチアは成長に合わせて根を伸ばすので、それに合った鉢に植え替えてあげる必要があり、また長く育てたいなら思い切った剪定も時には必要です。
タイミング的には剪定をしてから植え替えをすると上手くいきますよ。
ポインセチアには毒性がある?!
クリスマスには定番のポインセチアですが、その素敵な姿とは裏腹に毒性があると言います。
ポインセチアの全草、茎からの樹液、葉にはフォルボールといった有毒成分が含まれています。
中毒症状としては嘔吐や下痢、皮膚炎などがあり、毒の強さはそれほど強くないものの、ポインセチアを食べた子供が亡くなったという事故もありますので、体の小さな犬や猫が間違って食べると危険です。
ポインセチアの茎を折ってみると分かりますが、白い液体が出ます。
この液体に特に毒性があると言われていて、液体が手に付いたまま目を触ってしまうととても危険です。
また、観賞用として室内に飾っているポインセチアの葉がカメや魚を飼育している水槽に落ちてしまうだけでも影響を及ぼします。
また、ポインセチアを育てている人はお手入れをする際にも注意が必要です。
枯れた葉を取り除いたり水をあげるのに葉を除ける程度なら大丈夫ですが、茎を切ったりする際には白い液体が手などにつかないように手袋をするのを忘れず、また終わった後はきちんと手を洗うようにしましょう。
まとめ
クリスマスが近づくとよく目にするポインセチアですが、きちんと育てればまた来年も再来年も楽しめます。
毎年買うのも楽しいですが、自分で育てて翌年も楽しめたらそれに越したことはありません。
綺麗なポインセチアですが毒性があるので、間違って口にしたり液体が付いた手を口に入れたり目を擦ったりしないようにして下さい。
また、ペットを飼っている人も間違って食べたりしないように気をつけておいてあげましょうね。
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