乾燥肌の痒みの原因と治す方法。乾燥肌向けのファンデーション
冬になると空気が乾燥しますが、乾燥肌の人にとっては痒みが増して辛い季節ですよね。
乾燥肌だとどうして痒くなるんでしょう?
この痒みは治せないのかしら?
また、乾燥肌の女性はどんなファンデーションを選べば良いのでしょう?
今日は乾燥肌について調べてみることにしましょう。
乾燥肌はどうして痒いのか?
乾燥肌がどうして痒いのかというと…
まず、肌の表面の皮脂やセラミドなどが減少します。
次いで肌の内側の水分量が減少して乾燥することにより肌のバリア機能が低下します。
そこに外からの刺激が加わることで痒みが生じるんです。
バリア機能が低下しているお肌は、ちょっとした刺激でも痒みが生じます。
髪の毛や衣服が擦れるだけでも刺激されてそれをきっかけに痒くなっちゃいます。
また、普段は弱酸性の肌がアルカリ性になることで、細菌が増殖してそれも痒みの原因になります。
痒いとどうしても掻いてしまうものですが、それが原因で肌に傷がついて更に炎症が起き、ちょっとした刺激にも敏感になって余計に痒みが増してしまうといった悪循環を引き起こします。
少し掻くつもりが、痒みがどんどんエスカレートして最終的には我慢できないほど痒みが生じてしまうのは、痒みの元となるヒスタミンが誘発されているからです。
しかし、痒いのを我慢するというのはけっこうつらいものです。
なので、そんな時は無理して我慢せずに、痒みを抑える塗り薬を使用するのがベストです。
薬は用途に合わせて色々販売されているので、自分の肌の症状に合ったものを選んで試してみましょう。
またその他、乾燥肌の人はお風呂に入る際にも注意が必要です。
入浴することで肌の保湿成分が落ちてしまうので、熱いお湯に長時間浸かるのは避け、ぬるめのお湯に浸かるようにします。
体を洗う時も肌に負担がかかるような洗い方は避けて、肌荒れが酷い時は石鹼などを使わずに手洗いし、お風呂から上がってからも化粧水などでしっかりと保湿をするようにしましょう。
乾燥肌を治すには?効果のある食べ物は?
乾燥肌を改善するにはどうすれば良いのかというと…
・クレンジング方法の見直し
クレンジングには洗浄力が高いオイルタイプのものから洗浄力の低いミルクタイプのものまで色々あります。
洗浄力の高さを重視して、軽いメイクをしているにも関わらずオイルタイプのものを使用し、必要な油分まで落としてしまっている可能性があります。
クレンジングを選ぶ際には自分のメイクに合ったものを選ぶようにしましょう。
・洗顔の際の水温
熱いお湯で洗顔すると肌の必要な油分までも落としてしまうため肌が乾燥します。
洗顔をする時はぬるま湯がベターですが、あまり温度が低過ぎると今度は汚れが落ちないので、洗顔時の適温は30℃以上32℃未満といったところです。
・化粧水の量
肌を保湿したいと思うなら、化粧水は思っている以上に使用しないとだめでしょう。
通常の化粧水の量では少なすぎる人が多く、より良い保湿を考えるならコットンにタップリの化粧水を染み込ませてパックしましょう。
その時も長時間パックすると肌の水分が逆に吸い取られてしまうので、適した時間は3~5分です。
・食事の改善
栄養バランスのとれた食事をしないと肌トラブルの原因になります。
乾燥肌に効果のある栄養素と食べ物は…
【 ビタミンA 】
新陳代謝を良くし、肌の潤いが保たれます。
(緑黄色野菜、サバなどの青魚、海藻類)
【 ビタミンB 】
新陳代謝を良くし、炎症を抑える働きがあります。
(乳製品、大豆、レバー、魚介類)
【 ビタミンE 】
女性ホルモンの分泌を促し、肌に潤いを与えてくれます。
(植物性油、ナッツ類)
【 必須脂肪酸 】
不足すると肌がカサカサになってしまいますが、逆に摂り過ぎるとカロリーオーバーになってしまいますので気をつけましょう。
以上の栄養素は乾燥肌に良いもの・必要なものです。
乾燥肌を改善するために積極的に摂取しましょう。
乾燥肌の人はどんなファンデーションを選べば良い?
乾燥肌の人はファンデーション選ぶ際にファンデーションの特徴を知っておく必要があります。
固形のファンデーション。
・リキッドファンデーション
液体状のファンデーション。
・スティックファンデーション
スティック状で肌に直接乗せるタイプです。
・クリームファンデーション
リキッドファンデーションに比べカバー力が強く重たいのが特徴です。
・エマルジョンファンデーション
コンパクトに入ったクリーム状のファンデーションです。
・2WAYファンデーション
付属スポンジをそのまま使うか、水で濡らして使用します。
・BBファンデーション
スキンケア成分やベースが含まれているので1本で済みます。
・ミネラルファンデーション
粉状になっておりブラシで使用します。
乾燥肌の人はリキッドファンデーションを使用している人が多いと思いますが、メイク前のスキンケアさえきちんとしておけばパウダーファンデーションを使用することも可能です。
ファンデーションを選ぶ際に気をつけないといけないのは…
・テクスチャー
軽いほうが伸びが良く、重いほうがカバー力が強くなっています。
お店で試供品を貰うなどして自分の肌に合うものを選ぶようにしましょう。
・水性か油性か
水に濡らした際にはじきやすいのが油性で、落ちやすいのが水性です。
油性の中にも油性乳化型というのがあり、油性は使用した感じが重く、油性乳化型は使用した感じが軽いのが特徴です。
・保湿成分
ファンデーションの中にコラーゲンやセラミド、レシチン、スクワランなどの保湿成分がしっかり含まれているものを選ぶようにします。
肌が極度に乾燥してしまっている時は、本当はメイクをしないのがベストです。
でも、どうしてもしなくちゃいけない場合は、肌のケアをきちんとしつつ、肌に負担が少ないファンデーションを選ぶようにしましょう。
まとめ
寒くなってくると特に肌の乾燥が目立ってきます。
間違ったケアをしていると余計に乾燥肌の症状が進行してしまうこともあるので、自分のスキンケア方法が間違っていないか確かめてみましょうね。
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