ハンドクリームの成分と人気のハンドクリーム。残さず使い切る技

公開日：2015/12/23

冬場には欠かせないハンドクリーム。
手荒れが気になる人や水仕事をしている人には必須アイテムです。

塗った後ベタベタするものもあればサラサラするものもありますが、ハンドクリームには一体どんな成分が含まれていて、どうして塗るだけでカサカサが治るんでしょうね？

赤ちゃんでも使えるようなハンドクリームだと、大人にも良いような気がしますがどうなんでしょう。

安くて人気のハンドクリームについてもまとめてみました。

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ハンドクリームの成分って？

ハンドクリームにはたくさんの種類がありますが、含まれる成分によって効果も変わってきます。
主な成分を見てみましょう。

・尿素
保湿性が高く、水に馴染みやすいので、水分を肌の中に留めてくれる働きが乾燥を防いでくれます。
その他、硬くなった皮膚を柔らかくしてくれる効果もあるので、足のかかとなどの角質が硬くなってる部分に塗ると症状が改善されます。

しかし、ひび割れやあかぎれなど、ひどくなった手荒れの人にはあまり向いていません。
ひび割れなどでできた傷口に尿素が付着すると痛みが生じます。
手荒れがとてもひどいときは尿素配合のものは避けるようにしましょう。

・ヒアルロン酸
たった1グラムで6リットルもの水を保持することができる大変優れた保湿能力がある高級な成分です。
赤ちゃんの肌がみずみずしいのはこのヒアルロン酸が肌に多く含まれているおかげです。
ヒアルロン酸が肌に多く含まれていると赤ちゃんのような肌質になることができます。

ヒアルロン酸はもともと体内にある成分ですが、加齢と共に減少していき水仕事などによっても体外に流れ出てしまうので、ヒアルロン酸配合のハンドクリームを塗って補うようにしましょう。

・セラミド
皮膚の細胞と細胞の間にある脂質成分で、肌から水分が蒸発しないように調節してくれます。
セラミドは乾燥や外部からの刺激から肌を守るバリア機能があり、人の体内にはもともと存在する成分です。

しかし、セラミドはヒアルロン酸同様加齢と共に減少していきます。
同時に乾燥や生活習慣の乱れ、ストレスなどが原因で皮脂や角質が傷ついてしまった時にも失われてしまいます。

アトピー性皮膚炎の人はこのセラミドが減少していて肌のバリア機能が弱まっている状態です。
アトピーの人はバリア機能があるセラミドが配合されているからいいかな？と自己判断せずに、医師に相談の上使用するようにしましょう。

・グリセリン
ヤシの実やパーム油などを原料とした天然グリセリンと、石油を原料とした合成グリセリンの2種類があります。
強い吸湿性があり、保湿成分として化粧品にも多く配合されています。
角質層に潤いを与え肌荒れを抑えてくれます。
グリセリンはもともと体内にある自然物質なのでアレルギー反応が出にくいため安心して使うことができます。

・シアバター
アカテツ科のシアバターの木の種子胚から取った植物性の天然油脂成分で、保湿能力に優れています。
常温では固形のものが、肌に塗ると体温で溶けて浸透し、肌の乾燥を防いでくれる他、ビタミンA、B、Eも豊富に含んでいますので美肌効果もあります。

ひとえにハンドクリームと言っても含まれる成分により効果は違ってきます。
以上のような成分の特質をふまえてより自分に合うハンドクリームを選びたいものです。