どくだみとは？ドクダミ茶の効果効能と妊娠中に飲むことの安全性

どくだみって近くに生えているだけで独特の臭いがしますが、身体には良いと聞いた事があります。

さて、そんな効果・効能があるのやら…？

どくだみって？その効果や効能は？

どくだみは住宅地の周辺や道端に生息する繁殖力の高い植物で、強い臭いがするのが特徴です。
よく見ると、その辺にいくらでも生えていて、写真を見たら「あぁ、これのことか…」って思うかもしれませんね。
どくだみは生薬名を「十薬」と言い、薬用としても大変効果があって古くから漢方薬にも使用されています。

よく聞くのは、どくだみから作られた「どくだみ茶」ですが、それがまた色々に効くんだそうです。
どくだみ茶に含まれる成分はざっと以下の通り。

・カリウム
骨粗しょう症予防や血圧安定効果

・マグネシウム
生理機能に作用

・カルシウム
骨や筋肉を形成し、酵素を活性化させる効果

・亜鉛
細胞を新しくするのに必要

・鉄
酸素供給、エネルギーアップ

・マンガン
抗酸化作用のある酵素に作用する

・イソクエルシトリン
血液をサラサラにする効果

・デカノイルアセトアルデヒド
殺菌作用

・クエルシトリン
利尿作用や血圧低下作用

これらの成分を含むどくだみ茶を飲むことで受けられる恩恵はというと、概ね以下の通り。

・毛細血管の強化
・動脈硬化予防
・デトックス効果
・肩こり解消
・蓄膿症予防
・高血圧予防
・冷え性改善
・むくみ解消
・アトピー性皮膚炎
・花粉症などのアレルギー対策
・疲労回復
・便秘解消
・ニキビや吹き出物対策
・生理不順や生理痛解消
・糖尿病予防

どくだみ茶に最も期待できるのはデトックス効果です。
普段から愛飲することで、身体の巡りが良くなり、体の内側からキレイになれそうですね。

どくだみは妊娠中や赤ちゃんに害はない？

どくだみ茶はカフェインを含まないので、妊娠中でも安心して飲める数少ないお茶の一つです。
多くの妊婦さんが愛飲していると聞きますが、妊婦さんが飲む場合、気をつけなければいけない点があります。

何に気をつけないといけないのかというと…
それは、飲む量です。

どくだみは摂取し過ぎると子宮を収縮させる作用が働きます。
これは妊娠中に限らず女性にとってあまり良いことは言えませんよね。
だからあんまり飲み過ぎるのは避けた方が無難です。

じゃあ、1日にどれ位の量なら大丈夫なの？ということですが、もともと子宮が収縮しやすい人でなければコップ2杯程度でなら問題ありません。

どくだみ茶にはデトックス効果があるので、むくみや便秘解消など妊婦さんには嬉しい効果が盛り沢山。
飲み過ぎないよう適度に飲むなら、毎日続けたいお茶です。

どくだみ化粧水の作り方

どくだみの化粧水って知ってますか？
以下のようにかなり多岐に亘る効果が見込めるそうです。

・美白・美肌効果
・黒ずみ改善
・色素沈着改善やシミ消し
・肌の炎症を抑える
・肌に潤いを与える
・アトピー改善
・肌の新陳代謝を良くする
・殺菌・抗菌作用
・毛穴引き締め効果
・シワ予防
・虫刺され痕消し
・水虫予防、改善
・傷や痒みアセモを治す
・血行不良改善

これだけ肌に良くて、また材料もその辺に生えているんなら、自分で作れないものか？と考えるのは私だけでしょうか？
以下にどくだみ化粧水の作り方を記しましょう。
ちなみに、自家製といっても安心して使える安全な化粧水です。

1.
どくだみの葉100g程度を採取して、葉に虫がついていないか、葉が病気になっていないか、よくチェックします。
茎や花はいりません。葉の部分だけで100gにします。

2.
葉を丁寧に水洗いしてキッチンペーパーで1枚1枚丁寧に水気を切ります。

3.
ホワイトリカーを180cc用意して、どくだみの葉とホワイトリカーを少しずつミキサーに入れ最終的に全部をミキサーにかけます。

4.
ミキサーにかけたどくだみの葉をキッチンペーパーなどで濾過します。

5.
蓋のついた容器に濾過した液体を入れ、暗い場所に保管して液体が琥珀色になれば出来上がりです。

綺麗な琥珀色になるには1年程度かかります。
作る時は慌てず1年後を楽しみに作るようにしましょう。

まとめ

さて、家の裏庭にも線路沿いにも生えてるあの雑草？と思いきや、それがどくだみでした。
白くて案外可憐な花を咲かせるので、普通の雑草とは何となく違うな？と思っていたら、山ほど効果がある「薬草」だったんですね
どくだみ茶は少しクセがあるお茶ですが、わりと直ぐに慣れるし健康のことを考えると、毎日コップ1杯を目標に続けたいお茶ですね。