アマニ油の効果効能と副作用について
アマニ油という油を続けています。
何でも美容健康にいいということで、しばらく前に始めました。
本当は猫にいいと何かで読んで買ったのですが、猫は見向きもしなかった(笑)
もったいないので自分で使ってみたのが始まりです。
今日はそんなアマニ油についてのお話です。
アマニ油って何?
アマニ油は亜麻の種子から抽出した油です。
αリノレン酸やリノール酸といった必須アミノ酸を多く含んでいて、その高い健康効果が注目されています。
アマニ油の原料「亜麻」は中央アジア原産の一年草で、比較的寒い地方で栽培されますが、その歴史はとても古く紀元前3000年~2000年頃には古代エジプトで既に栽培されていたといいます。
アマニ油は「世界最古の健康食品」とも言われ、医学の父「ヒポクラテス」も亜麻種子を食べると胃腸の不快感が解消されることからその栽培を推奨していました。
また、アマニ油は卵の代用品としても利用されていて、卵アレルギーの人には非常に重宝されています。
アマニ油は食用だけでなく油絵の具や皮革の仕上げにも使われ、また、亜麻の茎の部分は繊維質が豊富なことからリネン製品として使われています。
亜麻の繊維は麻よりも丈夫で通気性・吸湿性に優れているほか、肌触りも良いので高級な衣類にも使われています。
アマニ油のダイエット効果について
注目度の高いアマニ油ですが、実際どんな効果があるのでしょう。
・血流を良くする
アマニ油に含まれる「αリノレン酸」は、血管を柔らかくして血行を良くする働きがあります。
また、血小板の凝集を抑え、血栓ができにくくしてくれるので心疾患や脳疾患にも効果的です。
・生活習慣病の予防や改善
オメガ3の1つαリノレン酸にはコレステロール値や血圧を下げる働きがあり、動脈硬化や高血圧といった生活習慣病を予防・改善してくれます。
・記憶力の向上や学習能力を高める
αリノレン酸は体内でDHAやEPAに変換されます。
DHAには神経細胞を活性化して情報の伝達をスムーズにする効果や記憶力アップ、学習能力を高めるといった効果も期待できます。
・美肌効果
αリノレン酸には皮膚から水分が蒸発するのを防止したり肌荒れを改善する働きがあります。
アマニ油と共にビラージ油を摂取することで、より以上の肌質改善が期待できるでしょう。
・アレルギー症状の緩和
αリノレン酸にはアレルギー症状を緩和してくれる働きがあります。
アレルギー症状を引き起こす原因の1つとしてリノール酸の過剰摂取が考えられますが、αリノレン酸はリノール酸に競合的に働きかけるので、アレルギー症状の緩和に繋がります。
・ダイエット効果
アマニ油は他の油と比べると太りにくく、体脂肪燃焼の促進や血糖値を下げるといった働きがあります。
アマニ油を摂取することで身体の内側からきれいになるだけでなく、体内環境が整うことでダイエットにもつながるでしょう。
アマニ油は加熱せずに毎日スプーン1杯を摂るだけで効果が期待できます。
継続して摂取すると良いでしょう。
アマニ油には副作用がある!?
ここまででも分かる通り、アマニ油は身体に良い効果が盛りだくさんです。
しかし、副作用についても考えておかないといけませんよね。
どんな副作用が考えられるのでしょう…。
・血が止まりにくくなる
アマニ油には、血流を良くしたり血栓ができにくくするといった働きがあることは先述の通りです。
つまり、アマニ油には血栓を溶解する効果があるわけですが、そのため手術前に摂取したりすると血が止まりにくくなる恐れがあります。
また、怪我をした時にも血が止まりにくくなる可能性は否定できません。
・便が緩くなる
食物繊維を多く含むことから、一時的に便が緩くなることがあります。
・早産の恐れ
腸が活発になり早産になる可能性があります。
妊婦さんは摂取を控えるか、産婦人科医の指示を受けた方がいいでしょう。
・酸化させない
アマニ油は酸化すると栄養価が下がり、身体に悪影響を及ぼすトランス脂肪酸に変異しやすくなります。
加熱するのは良くないし、直射日光に当たるなど高温下ではトランス脂肪酸に変異する確率が高くなるので、取り扱いには注意が必要です。
熱や光を遮断して、空気に触れることのないようにしっかりと蓋を閉めて保存しましょう。
副作用に関してはいずれも過剰摂取しなければ問題ありません。
あとは、保管に注意を払えば、特に怖がる必要もないでしょう。
まとめ
アマニ油は普通の油より大分お高いですが、消費量する量も少ないし、油というより健康食品感覚で買うならそう高くもないですね。
加熱調理には向きませんが、サラダのドレッシングに入れたりすると、ただスプーンで飲むより摂取しやすいように感じます。
「世界最古の健康食品」と言われるくらいなので、できれば継続して摂取したいものですね。
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