お葬式の準備と費用、葬儀の料金はピンからキリまで

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お葬式

故人が亡くなって動揺も収まらないうちにしなければいけないお葬式。
その準備と費用などをまとめました。
一般に葬儀屋さんに頼むケースがほとんどですが、その値段はピンからキリまで。

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葬儀は急ごしらえになりがちで、金額も言い値に!?

今の世の中、値切れないものは、結婚式の値段とお葬式の値段の二つくらいだといいます。
お目出度いものを値切ってケチがついてもいけないという思いや、人の一生の最後を締めくくるセレモニーを値切ることへの罪悪感がそうさせるのかもしれません。

とは言え、最近は割り切った考え方の人も増えているし、結婚式場も競争が激しく、葬儀にしてもお坊さん便などといったサービスができたり、以前とはずいぶんと様変わりしました。
もはや、言い値で受け入れるものなどないのかもしれません。

とは言え、お葬式に関しては、生前葬を行っていたり事前に葬儀の準備をそつがなく済ませているといった用意のいい人を除いて、やはりお葬式は急ごしらえになりがちで、残された遺族の動揺もあって、葬儀屋さん任せになるといったケースは少なくないでしょう。
金額も言わば「言われるまま」になりがちで、後から割り引いてくれとはとても言えません。

これだけ必要!葬儀の準備

今や葬儀の料金は自由化されていた、サービスの値段は葬儀屋さんが自由に決められます。

それでは、まず、日本では大多数を占める仏式の葬祭を見てみましょう。

葬儀には、祭壇・枕飾り・白木の位牌が欠かせません。他にお線香・ろうそくなどといった消耗品も必要です。
また、受付の設備、案内看板、後飾りも準備しなければいけません。
そういった言わばハード面以外にも、通夜葬儀準備などといったソフト面も必要で、そのどれもが準備までに時間もなく手際の良さが求められます。

こういったサービスの一切合切が基本のセットになっていて、料金が最低10万円から概ね1,500万円までと考えられますが、かなりの幅がありますね。
またお葬式には生花が必要不可欠で、この費用がバカになりません。
一基1万5,000円から2万5,000円くらいが相場と言われていますが、葬儀という特別な場合でない限り、正直バカ高いと思うのは私だけでしょうか…。

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ところで、お葬式の値段に幅が生じる最たる原因は、祭壇の飾り付けだと言われています。
それはそうかもしれません。
著名人が青山墓地などで行う葬儀の写真などを見てみると、それはそれはすごいもんで、棺までの空間をお花があたかも丘のごとく埋め尽くしています。
そういった例は稀有としても、やはり祭壇の飾りつけにお金がかかるのはたしかにある意味納得できます。

さて、上記の他にも用意すべきものは少なくありません。
棺や遺影がなければ始まらないし、遺体の防腐処理に使うドライアイスも絶対的に必要です。
また、寝台車、霊柩車をはじめ、親族が火葬場の行き帰りに使うハイヤー、マイクロバスなども手配しないといけません。

遺影、防腐処理、寝台車、ハイヤー、バスなどは大体相場が決まっていますが、棺や霊柩車はグレードを選ぶことができます。
とは言え、だいたい葬儀屋さんに勧められるままに決めてしまうことも多く、やはり何でも言い値に近くなってしまうのは否めませんね。

火葬にもグレードが!?

さて、お通夜、告別式が終了すれば火葬場へと向かうことになりますが、実はここでも差が出てきます。

火葬の料金は、公営の火葬場なら無料か数千円程度と現実的だし分かりやすいのですが、それが民営の火葬場となると火葬料金にもグレードがあってその値段はピンキリです。
平たく言えばお骨にするだけなので、火葬のグレードなどあまり意味を持たない気もしますが、なにせ人の死にまつわるセレモニーの一環ということで、故人のためという「自己満足」のために高い費用を払う人も少なくないそうです。

具体的には、中等、上等、最上等、特別最上等と上がっていって、その上の特別賓室とかいうものもあるのだとか。
そのあたりになると20万円近い金額だといいます。
で、何が違うのかというと、火葬の仕方に変わりがあるわけではなく、火葬スペースの装飾が豪華だったり、親族の待機する控室が広かったりインテリアにお金がかけてあったりとそういう違いだけで、まぁ、何というか無駄遣いに近いものがあるようです。

そして、以上に書いた以外にも、仕出代や飲食代、香典返しなどお金がかかることは多く、平均的な葬儀費用は概ね400万円と言われています。
果たして、そんなお葬式、故人は求めていたのでしょうか…。
亡くなってからでは知るすべもありませんが。

まとめ

お葬式にお金をかけることは、それこそ各自の考え方次第です。
たとえば生命保険の外交員も、保険料の目安として「葬儀代くらい」という言い方をする際に、300万円~400万円と言っていました。
ということは、やはり葬儀の相場というものは、そのくらいの金額なのでしょう。
まぁ、私的には死んでしまった後のことなので、そんなことにそんなにお金をかけるのは賛成しないし、そんなお金があるんなら遺族の足しにと思いますがね。

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