結婚式10時開始は早すぎ?式の時間帯が午前だとNGな3つの理由
結婚式のスタート時間を午前中にするのは、NGだということをご存知でしょうか。
新郎新婦は、招待客がその日のうちに帰れるように…と考えて、午前中の式を予約するのですが、これがかえって「迷惑」になる場合もあるんです。
もしも今後、あなたやあなたの親戚が結婚式を挙げる際は、「なるべく午前中じゃない方がいい」と予め覚えておきましょう。
そこで今回は、午前中の結婚式がNGだと言える3つの理由についてご紹介していきます。
近場の招待客はどの程度いるのか
結婚式の時間帯を「午前中」にと考える人の多くは、次のような発想です。
「午前中に式を開始して午後に解散すれば、日帰りの人が泊まらなくても済む」
しかし、この考え方が通用するのは、招待客のほとんどが「式場から近いところに住んでいる」というケースに限られます。
旧友たちが集う機会
例えば…
「家から式場までわずか20分」という人であれば、結婚式が午前中であっても、その日のうちに参加して帰宅できます。
そして、そういう招待客が大多数なら、結婚式を「午前」にする意味は十分にあるでしょう。
でも、そんなのは、かなりのレアケースです。
一般的に、結婚式というものは…
「全国各地に散らばっている友人たちが、晴れの機会に一同に会する」
というセレモニーですから、遠方から参加する人が大勢いるのが普通です。
結婚式の時間帯を選ぶ際は、まず、この辺の認識が大事になります。
1.二泊分の負担になる
結婚式のスタート時間が午前中だと、遠方から式に参加する人は、場合によっては二泊しなければならなくなります。
遠方から訪れる人は、式の開始が午前中だと、前日から近くのホテルに泊まらなければならないこともあるでしょう。
そして結婚式の当日、二次会まで参加すると、その日のうちに帰れなくなりますから、当日も泊まるはめに。
つまり、式の前日と当日で二泊必要になる、というわけです。
遠方からの招待客全員に、交通費と二泊分のホテル代をすべて新郎新婦が負担するとなると、莫大な額になってしまいます。
2.前日泊まらない人は早朝の移動になる
午前中の結婚式を「迷惑」だと感じるのは、遠方の招待客だけではありません。
近場に住んでいる招待客にとっても、午前中は負担が大きいんです。
なぜなら、午前中の式に参加するために、わざわざ早朝や未明から移動を始めなければいけないからです。
例えば、結婚式が10時スタートだとします。
「式場まで2時間で行ける」という人は、8時に家を出れば済むか…というと、そんなことはありません。
ある程度時間に余裕をみておかなければなりませんし、朝食、着替え、髪をセットする時間も必要になります。
10時の式に出席するために、朝4時半に起きるなんてこともザラにあり、こうなると日帰りの招待客にとっても、負担は決して小さいとはいえません。
3.美容院が空いていない
午前中の結婚式がNGな最たる理由は、早朝は美容院が開いていないことです。
特に、地方都市であればなおさらです。
都市部なら、早朝から対応してくれる美容院もありますが、この場合、早朝対応ということで特別料金がかかってしまいます。
また、こうした早朝対応の美容院が、ホテルの近くにあるとは限りません。
こうなると、前日にホテルに泊まっていた招待客は、わざわざ朝早く美容院を往復しなければならない、ということになってしまいます。
ベストの時間帯は?
結婚式の時間帯で、一般的にベストだと考えられているのは、土曜の夕方です。
土曜の夕方なら、一般の会社員でも仕事を休まずに結婚式に参加できるからです。
二次会で遅くなっても、翌日が日曜で休みなら気も楽ですし。
また、遠方の招待客にとっても、当日の朝に家を出て、新幹線や飛行機で式まで間に合うというプランも立てられるかもしれません。
当日泊まったとしても、その日の1泊分だけですから、新郎新婦の負担は大幅に軽減されるでしょう。
これらを踏まえると、結婚式の時間帯は、早めよりも遅めの方が何かと良いってことになります。
もちろん、結婚式に人気のシーズンであれば、土曜の夕方に式場が空いていない可能性もあります。
それでも、なるべく土曜や日曜の遅めの時間帯に式を予約し、午前中は避けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
結婚式の午前スタートがNGなのは、招待客の移動や宿泊が大変になってしまうからです。
・遠方の人は二泊必要になる
・近場の人は早朝の移動になる
・美容院がまだ開いていない
などが主なデメリットです。
特に、遠方の招待客が2泊しなければならないというのは、宿泊費用という面からみてもかなりのロスになります。
結婚式場を予約する際は、ぜひ、参考になさってみてくださいね。
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