胃もたれは朝食抜きで改善可能?1日2食が体にいいと言える理由
毎朝の、胃もたれやむかつきに悩んでいませんか?
・朝ご飯が全然おいしくない、
・仕事中にどうもボンヤリする、
・お昼になっても食欲がない、
などなど…
それで結局1日中気分が良くない、なんてこともよくありますよね。
でも実は、胃もたれやむかつきのほとんどは、朝食を抜いて1日2食にしてみると、大幅に改善されたりすることも。
そこで今回は、朝食抜き生活の意外なメリットについてご紹介していきます。
1日3食は多すぎる!?
胃もたれやむかつきの原因は、いたってシンプルです。
それは、食事が多すぎるからです。
ひょっとしたら、現在ダイエット中の人は、これを聞いて…
「食事が多すぎるだなんて…こんなに食事を減らしているのに!」
と、少しむっとしてしまうかもしれません。
1日2食の方が理にかなっている
でも、考えてみてください。
昔の日本人は、1日2食が普通でした。
3度の食事が奨励されるようになったのは戦後からですから、歴史的に見てもごくごく最近のことです。
それなのに、今では1日3食が、まるで「当たり前」のようになっています。
でも、栄養やエネルギーの観点から言えば、大した運動もしていないのに、1日3食は食べ過ぎなんです。
「1日3食」というのは、あくまでもただの「習慣」に過ぎません。
どうしても3食食べなければいけない科学的な理由なんてないんです。
朝食を抜いて、1日2食にするだけで、これまでの生活からは考えられないくらい、胃腸の調子がすっかり良くなります。
健康維持の鉄則とは
胃もたれやむかつきなど、胃腸の悩みを改善するための「鉄則」があります。
それは、以下の二点です。
・排泄が優先
・吸収は排泄を阻害する
簡単に言えば、こういうことです。
・食べたものは出しましょう
・でも、食べるとうまく出ていかなくなりますよ
そのため、胃腸の悩みを抱えているときは、「何を食べるか」ではなく、「いかに排泄するか」を軸に取り組む必要があります。
朝食を抜くメリット
朝食を抜くことによって得られる、最大のメリットは…
「起床後も、排泄作用を持続できる」という点です。
あまり知られていませんが、睡眠は、排泄の時間でもあるんです。
夜から朝は排泄の時間
朝起きたばかりの時は、誰でも、口臭がきつかったり、尿の色が濃くなったり、目やにが溜まっていたりしますよね。
これらは、あなたの体が寝ている間に「排泄」を行なっている証しです。
つまり、人は睡眠中に、前の日に体内に取り込んだ不純物を、尿や汗などを通じて、外へ出そうとしているんです。
そして、その作業には、大体18時間くらいかかります。
つまり、夜の7時に晩ご飯を食べた人は、翌朝の7時になっても、まだ排泄は完了していません。
翌日のお昼頃になってようやく、排泄が完了する… ということになります。
この排泄の働きがあるからこそ、人は体内の不純物を外へ出して、内臓や血液を健康な状態に保てるわけです。
過度の朝食は排泄を阻害する
しかし、この排泄作用のじゃまをしてしまうのが「朝食」に他なりません。
特に、「胃もたれ」というのは、「もう食べなくてもいい。まだ排泄が終わっていない」という胃腸からのサインです。
それなのに、「朝食の時間だから」と言って、食欲もないのに無理して朝食を食べてしまうと…
せっかくの体の排泄作業が阻害されてしまいます。
こうなると、胃もたれやむかつきも改善されず、体内に不純物が溜まる一方、ってことなんです。
ダイエットにも効果抜群
試しに、少しでも胃腸に異常を感じたら、朝食は抜いてみましょう。
1日2食が、まずは健康なダイエット生活の第一歩です。
特に、肉を食べる割合が多い、という人は要注意です。
「肉食」中心の生活をしていると、血液中に、たんぱく質、脂質、糖質などの余剰物が増えて、血液が汚れてきます。
これが肥満の原因にもなります。
血が汚れると病気になる
こうした血液の汚れは、腎臓によってろ過され、尿として排泄されます。
しかし、暴飲暴食などで腎臓の働きが低下すると、血液中の汚れが排泄されず、体内に蓄積されて様々な病気の原因となっていきます。
逆に、排泄さえきちんとできていれば、不純物はどんどん外へ排泄されますから、胃もたれや肥満にもなりにくく、血液は綺麗なままで保たれます。
そもそも、人間の体は、はじめから健康な状態を保つようにできています。
それがうまくいかないのは、過度の食事で排泄が阻害されているからなんです。
まずはこの「1日3食」という習慣を改めることが、根本的な生活改善の第一歩となります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、1日2食生活の意外なメリットについてご紹介してきました。
胃腸の健康を維持するための鉄則は…
・排泄を優先する
・排泄されるまで食事は控える
この2点です。
要は、現代人のほとんどは食べ過ぎなんです。
胃腸に異常を感じたら、まずは朝食を抜いてみるようにしましょう。
ちなみに、体を目覚めさせたり、脳に栄養を供給するといった観点から、朝食が大事という意見が多いのは織り込み済みです。
しかし、排泄という観点から見た場合、この1日2食というのも、実に理に適っていることがお分かりいただけたかと思います。
ものごと、一元的にとらえずに、様々な角度から見てみると、それが案外自分に合っていたなんてこともよくあるもので、意外とあなたには1日2食が合っているかもしれませんよ。
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