やっぱこれしかなかった花粉症対策!原因を知り悪化させない方法
暦の上では春ではあっても、まだ寒さが続く2月頃。
そんな頃からじわじわやってくる花粉症。
毎年つらくて死にたくなっちゃう… なーんて人も少なくないでしょう。
花粉症じゃないから関係ない!ってあなただって、この先「絶対」花粉症にならないなんて保証はありません。
いつ何時発症するか分からないので、決して他人事なんかではないんですね。
ということで、今日は花粉症の原因や症状、対策についてざっと見ていきます。
この手の話はネット上にあふれていますが、これはこれでまた新たな気づきがあるかもしれませんよ。
花粉症の原因となるアレルゲンの種類
一般にイメージする花粉症の季節は「春」でしょう。
春とはいっても、まだ寒さが残る2月頃から花粉症シーズンは幕を開けます。
春の花粉症は一般にスギ花粉がもたらします。
ではスギ花粉の飛ぶシーズンが終わると花粉症は終わるのかといえば、これまたそうではなくて、季節ごとに花粉を飛ばす奴がいるので、体質により花粉症のシーズンも変わります。
気の毒な人になると、どんな花粉にも反応してしまって、それこそ通年悩まされている!なんて人もいるほどです。
花粉症の原因をアレルゲンといいますが、花粉症の場合、当たり前ですがアレルゲンは花粉です。
以下は、アレルゲンとして有名な花粉の種類と飛ぶ時期です。
・冬~春
スギ・ヒノキ・シラカバなどの「木」
・夏~秋
ブタクサ・ヨモギなど、主に「イネ科やキク科の植物」
花粉症はアレルゲンがなければ発症しません。
ということはひどいスギ花粉症に悩まされている人なら、スギが自生できる北限を超えて北海道に行くとスギ花粉症は現れません。
じゃぁ、みんなで北海道へ行こう!ってことにもなりかねませんが、そううまくはいかないのが北海道にはシラカバがあることです。
結局、今度はシラカバの花粉がアレルゲンとなり花粉症が発症するでしょう。
同じく、シラカバがアレルゲンの人が南に逃れてきても、今度はスギ花粉が待っています。
なかなか逃げ場は見つからないものです。
また、これは花粉症に限らず、アレルギー全般にいえることですが、ハウスダスト・ダニ・昆虫・カビなどはアレルゲンの代表ともいえる奴らです。
これらは主に室内に通年ある(いる)ものなので、季節の花粉とはまた違った対処が必要になります。
他にペットもアレルゲンになり得ますが、ペットも室内で一緒に通年暮らしていますよね。
上記の中で、特に注目してほしいのが、あまり耳にしない昆虫アレルゲンです。
昆虫の死骸は放置するとやがて朽ちて粉上になり空気中に舞い上がりますが、これを吸ってしまうことでアレルギー症状が現れます。
普段あまり話題になることもありませんが、その分気づかないでいるだけなので、この際覚えておくといいかも?です。
気になる花粉症の症状と早めの治療
花粉症で厄介なのは、今さら言うまでもありませんがその症状です。
目のかゆみも、涙や充血も、鼻のむずむずも、鼻水も、くしゃみも、みんな顔の真ん中で起こるもんだから堪りません。
もちろん、どの症状が重点的に出るかとか、症状自体の軽い重いも個人差はありますが、つらいものはつらいのです。
人によっては喉のかゆみ、皮膚のかゆみ、ヒドイ時には下痢や熱っぽい感じさえ引き起こす花粉症。
単に目や鼻だけではありませんし、花粉の飛散量によっては重篤化することもあるので本当に侮れません。
花粉症は悪化してしまうと薬が効きづらくなってしまいます。
はじめの内は市販薬を買ったりするものですが、症状が改善しないとか重いという場合は迷わずお医者様へ。
治療法としては薬物療法・特異的免疫療法・手術療法など、あなたの症状に合わせた治療が行われます。
他にも減感作療法なんて治療法もあります。
いずれの場合も、出来れば症状をコントロールしやすい初期の段階で通院を開始するのがベター。
市販薬に限界を感じたなら、早めの受診が功を奏する可能性は低くありません。
花粉症はもはや国民病とも言える立派な「病い」です。
侮ることなく、早め早めの治療を心掛けることが、つらさから逃れる近道と言えるかもしれません。
花粉症の発症と対策
いざ花粉症の時期になって慌てて対策をするよりも、前もって出来ること、やっておくべきことはあります。
今現在花粉症じゃない人でも、ならないように対策しておくのは悪いことではありません。
花粉症が引き起こされるのは、花粉という異物が身体に入り、その異物と闘うために、体内でIgE抗体という物質が作られるからです。
その抗体が身体に蓄積されて基準値を越えると… 花粉症が発症します。
抗体の蓄積が進むと、ストレスや食生活の乱れ、寝不足など不規則な生活が引き金になって発症を早めてしまうこともままあります。
だから、今は花粉症じゃない人も他人事ではなく、自分も花粉症予備軍くらいの意識で、日頃から注意しておくに越したことはありません。
なにしろ、今では小さい子にも花粉症が増えているので、年齢はあまり関係ないのかもしれません。
さて、花粉症の対策ですが、花粉は風に乗って至るところに飛んでいきます。
飛散しやすい状況が揃ったときなどは大量に飛ぶので、外は花粉だらけで逃れようもありません。
だから出かけないのが一番です! といってしまっては身も蓋もありませんね。
お勤めや学校があるんだから、花粉のシーズン中、出かけないで家にこもっているなんてのは無理。
じゃぁ、どうするか。
やはり月並みではありますが、表を歩くときはマスクやゴーグル。
帰ったら、なるべく家の中に花粉を持ち込まないよう、表でよく払い落とす。そして家に入ったら手洗いにうがい。
家の中は空気清浄機を完備し、少しでも入り込んだ花粉から身を守ると共に小まめな掃除。
普通すぎるけどこういった方法がベストだし、それ以上の方法も今のところありません。
そして、シーズン中は毎日テレビやネットでその日の花粉飛散予想をチェックして、多い日で出かけなくていい日には外出は控える。
花粉を吸いこめば症状は悪化するだけなので、とにかく花粉を遠ざける方法をとって身を守るしか方法はないんですね。
あとは、ストレスは良くないのでなるべくため込まにように… とはいっても花粉症自体が大きなストレスになるので困るのですが。
他には喫煙やアルコールの過度の摂取も良くないといいますが、せめてこのくらいは許してあげないと余計にやりきれない感じも否めません。
ということで、抜本的な対策というのは、残念ながら今のところ存在しません。
飛散量が多いときは出かけないのがベスト。それでも出かけなきゃいけない場合は完全武装。
そして帰ったら、なるべく花粉を家の中に持ち込まない。
さらに、家の中はいつもきれいに保つと共に、空気清浄機で少しでも澄んだ空気を確保します。
こうしてシーズンが過ぎるのを待ちましょう。
あとは、やはりお医者さんに相談するのはいいことだと思います。
まとめ
近年の温暖化で花粉の飛散量は年々増加傾向にあります。
そのため、今まで花粉症じゃなかった人でも発症する可能性は否めません。
対策は早めに、時期が来たら防備、そしてヨーグルトなどで前々から免疫力を高めておきましょう。
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