雨の自転車通学で顔や足元が濡れるのを劇的に防ぐ、お手軽対策法
雨の日の自転車通学って、本当に気が滅入りますよね。
毎朝自転車をこいで学校へ行くだけでも大変なのに、そこに雨が加わると、カバンや服などが濡れてしまうことを、いちいち気にしなければならなくなります。
また、レインコートや傘、長靴などの雨具が増えてしまうと、その分だけ荷物も増えますから、雨の日の自転車通学が、本当にイヤになってしまいます。
通学は、毎日しなければならないものですから、少しでもストレスを減らして、快適に行なっていきたいですよね。
雨の日に自転車に乗る際の最大の悩みは、どれだけレインコートでカバーをしても、顔と足元が雨で濡れてしまうことではないでしょうか。
そこで今回は、雨の日に少しでも顔と足元が濡れるのを防いで、毎日快適に自転車通学ができるようになる、ちょっとしたコツをご紹介していきます。
傘をさしながらの自転車運転は違法?
雨を防ぐとはいっても、傘さし運転は厳禁です。これって、違法だということをご存知でしたか?
道路交通法が改正され、自転車で走行中に傘をさすことが法律で禁止されました。違反者は、5万円以下の罰金と定められています。
ですので、昔は「傘にしようか、レインコートにしようか」という選択肢がありましたが、現在は道路交通法の改正により、「雨の日の自転車通学は、レインコート1択」ということになります。
そこで次に、レインコートを着て自転車に乗る時に有効な、2つの対策方法をご紹介します。
対策1:顔が雨で濡れるのを防ぐ
せっかく可愛いレインコートを買ったのに、顔やひざ下が雨でびしょびしょ、という経験はありませんか?
レインコートを着て自転車通学をする時の最大の悩みは、レインコートのフードが風でめくれて顔や頭が濡れてしまうことです。
フードにマジックテープがあるものを選ぶ
そのため、レインコートを選ぶときの最も重要なポイントは、フード部分にマジックテープが付いていて、フードを固定できるかどうかです。
フード部分がマジックテープで固定されていれば、顔が濡れるのを大幅に防ぐことができます。
しかし、自転車というのは、前から風を受け続けて走りますから、いくらフードをマジックテープで止めてあったとしても、強い風を受けると、フードはどうしてもめくれあがってしまいます。
野球帽の上からフードかぶる
レインコートのフードが風でめくれないようする、とっておきの対策があります。
それは、野球帽のようなツバ付きのキャップをかぶって、その上からレインコートのフードかぶる、というものです。
このキャップの効果は、絶大です。
まず、キャップのツバそれ自体が、顔にかかる雨水を防いでくれます。
キャップを眉下ぐらいまで深くかぶれば、もう完璧です。
また、キャップの生地は、髪の毛よりも摩擦係数が高いですから、キャップがレインコートのフードに密着して、フードがずれにくくなります。
これは、野球帽1つでお手軽にできる対策方法ですから、非常にオススメですよ!
対策2:足元が雨で濡れるのを防ぐ
顔と足元、この2つが、レインコートを着て自転車に乗るときに、どうしても雨で濡れてしまう箇所です。
顔は、先ほどご紹介した野球帽で防ぐことができますが、足元が濡れるのは、空から降ってくる雨水の他に、前輪からの跳ね返りも加わります。
そのため、どれほど装備をしても、足元、特に靴下の部分が濡れてしまうんです。
ポンチョタイプは有効?
ポンチョタイプのレインコートは、十分に丈が長いものであれば、前方からの雨水をかなり防ぐことができます。
しかし、前輪の雨水の跳ね返りは、上からではなく、斜め下からやってきます。
そのため、いくら丈の長いポンチョタイプのレインコートであっても、前輪からの跳ね返りには、なかなか対応することができないんです。
レインズボンは有効?
上下セパレートのズボンタイプなら、動きやすく、膝やすねの部分が濡れるのを防ぐことができますので、多少は安心です。
しかし、それでもやはり、靴とレインズボンの間には隙間ができてしまいますから、どうしても靴下は濡れてしまいます。
レインブーツは有効?
そこで、レインブーツ、いわゆる長靴を併用する、ということになります。
レインコートで上からの雨水を防ぎ、レインブーツで下からの跳ね返りを防ごう、というわけです。
これで、上下の雨水をおおかた防ぐことができますが、レインブーツには、いくつかデメリットがあります。
まずは、重いこと。
通学カバンを背負って自転車をこぐだけでも大変なのに、レインブーツの重みで足元への負担がさらに大きくなります。
また、レインブーツには、「置き場所に困る」というデメリットもあります。
下駄箱にレインブーツが入る位のスペースがあればいいですが、ないときは、レインブーツをどこかへ置いておかなくてはなりません。
ちょっと外へ出るたびにレインブーツを履いたり脱いだりして、置き場所にも悩まなければならないのは、かなりのストレスになりますよね。
そこで次に、これらの悩みを一気に解決する、とっておきの方法をご紹介します。
対策3:いっそのこと、サンダルを履いて自転車に乗る
「足元の雨水を防ごう」と考えるから、レインズボンやレインブーツなど、装備ばかりが増えてしまうんです。
そこで発想を変えて、サンダルで自転車に乗ってみてはいかがでしょうか。
これなら、どれだけ雨に濡れても、タオルで足を拭くだけですみます。
靴と靴下は、ビニール袋に入れて、到着後に履くようにすれば、靴下が濡れることを悩む必要はありません。
この方法は、冬の寒い日には使えませんが、6月~7月にかけての梅雨の時期なら、気温も高くジメジメしているので、そこまで寒さを気にする必要はありません。
学校に置き靴
また、梅雨の間だけでも、学校指定の革靴は学校の下駄箱に置いておく、という手もあります。
いわゆる「置き靴」というやつです。
「通学の時は、雨水を気にせずにサンダルで登校し、靴下はカバンに入れておく。学校に到着したら、足をふいて靴下を履き、置き靴の革靴にはきかえる。」
これが、足元の雨水を防ぐための、もっともお手軽で、確実な方法です。
もちろん、自転車で駅まで行って、駅から電車に乗らないといけない、というケースもあります。
その時は、一手間増えますが、駅でサンダルを袋に入れて、靴下と靴に履き替えればOKです。
まとめ
今回ご紹介した、自転車通学の際の雨対策について、もう一度まとめておきます。
・傘さし運転は禁止。
・レインコートのフードはマジックテープ付きを選ぶ。
・はじめに野球帽をかぶり、その上からフードをかぶる。
・丈の長いポンチョタイプや、セパレートタイプのレインズボンを着用すれば、前方の雨は防ぐことができる。しかし、足元までは防ぎ切れない。
・足元の雨を防ぐときはレインブーツ。または、靴や靴下を脱いでサンダルを履く。
・学校に置き靴
いかがでしょうか。
このうち、野球帽やサンダルなどは、明日からでもすぐに始められる、かなりお手軽な対策方法ではないかと思います。
通学は、毎日しなければいけないものですから、少しでも快適にしていきたいですよね。
今回ご紹介したこれらの方法のうち、2つか3つを組み合わせれば、自転車通学の際に顔や足元が濡れてしまうことを、大幅に防ぐことができますよ。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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