推し松の意味とは?おそ松さんのキャラと性格&見分け方と覚え方
アニメ『おそ松さん』をご存知でしょうか。
ギャグ漫画の巨匠、故赤塚不二雄先生の生誕80周年を記念して、2015年秋に放映された、「成長して大人になった六つ子、おそ松くんたちによるドタバタコメディ」です。
「テンポが良く、作りこまれている」として、20代30代を中心に、絶大な人気を誇っています。
「六つ子だから、誰が誰だかわからない」という点も考慮され、新作の『おそ松さん』では、キャラクターごとの書き分けが、しっかりとされています。
そのため、キャラの見分けができれば、『おそ松さん』を、さらに楽しむことができます。
そこで今回は、アニメ『おそ松さん』の六つ子の性格や見分け方について、ご紹介していきます。
見分けるポイントは?
原作の『おそ松くん』では、「誰が誰だかわからない」という点を、むしろ前面に出していました。
「チョロ松だと思ったら十四松だった」のように、見分けがつかないことをギャグにしていたわけです。
しかし近年のアニメは、「キャラごとに性格を作り込む」という、ディテール(詳細部)を重視する傾向にあり、そうした時勢の中、『おそ松さん』も、6人ごとに細かくキャラの書き分けがされています。
主な見分け方は、「イメージカラー」と「性格」、この2点です。
では、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
イメージカラーって何?
原作の『おそ松くん』では、おそ松くんたちの服装は、学生服のようなブレザーだけでした。
このため原作では、服装から6人を見分けることができなかったのですが、新作の『おそ松さん』では、6人が色違いのパーカーを着ていることがあります。
例えば、おそ松なら赤のパーカー、カラ松なら青のパーカー、というように、兄弟ごとにイメージカラーがありますので、「私服のときはすぐに見分けがつく」という工夫がされています。
そのため、見る側にとっては、「色を覚えてキャラを判別する」という楽しみがあります。
6人ごとに性格が違うの?
新作『おそ松さん』の最大のポイントは、「6人ごとにそれぞれ性格があり、キャラの書き分けが完璧にされている」という点です。これまでの『おそ松くん』には、無かった要素です。
そのため、例えば6人全員が同じ服装をしていて、見た目では誰が誰だか分からないようなときでも、セリフ回しや行動などから、「あっ、これはカラ松だな」のように推理ができる、という面白さがあります。
最も見分けやすいのは、四男の「一松」です。
一松は「脱力系男子」という設定で、周囲の出来事にはあまり興味がなく、一人だけいつも眠そうな顔をしています。
そのため、ドタバタの最中でも、「これは一松だ」ということがすぐに分かる、というわけです。
キャラごとのファンがいる
また、こうしたキャラごとの違いから、「チョロ松推し」のように、特定の兄弟のファンになる人も多くいます。
そして、自分がファンになったキャラを、「推して(応援して)いる松」ということで、「推し松」と呼びます。
こうなると、まるでアイドルグループですよね。これは、おそ松さんがそれほどの高い人気を誇っている、ということの証左でもあります。
「六つ子の中で誰のファン?」と聞く時は、「何松推し?」と質問します。そして、答える時は、「推し松は…」となるわけです。
では次に、6人それぞれのイメージカラーと性格を、順にご紹介していきます。
長男:おそ松
イメージカラーは赤で、赤色のパーカーを着ています。
長男で、本作の主人公。全員から「兄ちゃん」と呼ばれます。
長男でありながらどこか頼りないところがあり、「惣領の甚六(そうりょうのじんろく)」というキャラクターが前面に出ています。
ただし、見た目や性格が最も標準的で、他の兄弟のようにこれと言った突出した特徴がないため、最も見分けにくいかもしれません。
長男のおそ松は、特徴がないのが、特徴だといえます。
次男:カラ松
先ほどお話しした四男の一松の次に見分けやすいのは、次男のカラ松です。
格好つけたがり、しばしばサングラスをかけているので、他の誰よりすぐに見分けがつきます。
サングラスをしていなくても、眉毛が直線でキリッとしているため、カラ松は、目の周りが見分けるポイントになります。
ナルシストで中二病、という、非常に解りやすい性格をしており、「孤独」や「静寂」といった、中二病的なセリフ回しも特徴的です。
イメージカラーは青で、青色のパーカーを着ています。
三男:チョロ松
三男のチョロ松は、しっかり者で、常識人。誰かがボケた時ツッコミ役に回ることが多く、場を仕切るリーダー的な存在です。
そのため、何かイベントごとがあったときは、長男のおそ松ではなく、三男のチョロ松が仕切り役に回ります。
ビジュアル的には、黒目が小さく、通常時に口を「への字」にしています。また、他の兄弟と違って、頭のてっぺんの毛が跳ねていない、という特徴があります。
イメージカラーは緑色で、緑色のパーカーを着ています。
四男:一松
最も見分けやすいのが、四男の一松。
「無気力系」「脱力系」で、いつも眠そうにしており、この「半目」のビジュアルが特徴になります。
イメージカラーは紫で、紫色のパーカーを着ています。
五男:十四松
五男の十四松は、足が速いスポーツマンで、明るく元気でハイテンション、という設定です。
そのため、最も昭和のドタバタギャグ漫画のキャラに近いのが、この十四松かもしれません。
いつも大口を開けていて、黒目の中に星がなく、目の焦点が合っていません。「元気バカ」のキャラが全面に出ています。
また、「大きな口」以外にも、頭のてっぺんの毛が1本(長男は2本)という特徴があります。
イメージカラーは黄で、黄色のパーカーを着ています。
末っ子:トド松
トド松の1人称は常に「僕」で、甘え上手で可愛らしい、という末っ子特有の性格をしています。
黒目が他の兄弟よりも大きく、いつも「ニコッ」と、はにかんだような可愛らしい笑顔をしています。
口が「小さめのおちょぼ口」というのも、見分けるポイントです。
そのため、五男の十四松と末っ子のトド松とは、口の大きさが対照的になります。
トド松は、女の子に対してもマメで、「世渡り上手、人心掌握術に長けている」という設定です。
そうした性格からか、イメージカラーはピンクで、パーカーの色もピンク。
名前の覚え方はあるの?
まず、長男おそ松は、すぐに覚えられます。
次男・三男は、「カラ松、チョロ松」とカタカナになっているので、2人セットで覚えましょう。カッコつけたがりなほうが、次男のカラ松です。
四男・五男は、「一、十四」と数字が続いているので、これもセットで覚えられます。無気力な方が一松です。
末っ子のトド松は、日本語で「トドのつまり(結局、最後)」という言い方がありますから、「最後はトド松」と覚えることができます。
これで、6人の名前もすぐに覚えられますよね。
まとめ
最後に、6人のキャラクターを、「イメージカラー・性格・外見」の順に、まとめておきます。
長男:おそ松
赤、頼りない長男、特徴がないのが特徴
次男:カラ松
青、ナルシスト、眉が太く直線
三男:チョロ松
緑、常識人、黒目が小さい点のみ、てっぺんの毛がない
四男:一松
紫、無気力、半目開き
五男:十四松
黄、明るく元気、大口で、目の焦点が合っていない、てっぺんの毛が一本
六男:トド松
ピンク、可愛げがある、おちょぼ口、黒目が一番大きい
いかがでしょうか。これで、6人の見分けがつきますよね。もうあなたの「推し松」は決まりましたか?
六つ子のキャラクターが、ここまで細かく描き分けられているなんて、ちょっと驚きですよね。
「今まで噂でしか聞いたことがなかったけれど、これを機に『おそ松さん』を観てみたい!」という思いが、沸き起こってきたのではないでしょうか。
今回ご紹介したキャラクターの見分け方を、ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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