赤ちゃんニキビに保湿はNG?ニキビができたときの対処法&洗い方
生後間もない赤ちゃんのニキビは、別名「新生児ニキビ」または「脂漏性湿疹」等と呼ばれます。
育児中のお母さんにとって、赤ちゃんのニキビは大きな悩みの1つです。
そこで今回は、赤ちゃんにニキビができた時の対処法や洗い方についてご紹介していきます。
保湿はNG?
まず、赤ちゃんニキビができたとき、「保湿をした方がいいの?」と考えるお母さんも多いのですが…
実は、保湿はNGです。
じくじくのニキビの場合は、保湿ではなく、反対によく乾かしてあげなければいけません。
つまり、赤ちゃんのニキビ対策には、保湿や保湿ローションは一切必要ないってことなんです。
赤ちゃんニキビのケアは、基本的に…
「沐浴と石鹸だけ」が、一番適しています。
要は、赤ちゃんニキビに対しては、本来、特別なケアは何も必要ない… ということなんです。
ほとんどの赤ちゃんが経験する
赤ちゃんニキビは、新生児の50パーセント以上がかかると言われています。
半数の赤ちゃんが経験するのですから、赤ちゃんニキビができたからと言って、過度に気に病む必要はありません。
病気ではないので、時間とともになくなっていきます。
赤ちゃんニキビは、「当然できるもの」と考えておくようにしましょう。
固形石鹸がベター
また、NGなのは保湿だけではありません。
赤ちゃんニキビには、「赤ちゃん用のボディーソープ」も、あまり使わないほうがベターです。
なぜなら、市販のボディーソープは、「赤ちゃんの体にやさしい」ことを前面に出しているため、肝心の洗浄力が弱いからです。
赤ちゃんニキビの対処法で、最も重要なのは…
「清潔にしておくこと」
これに尽きます。
ニキビができた赤ちゃんをお風呂に入れる際は、ボディーソープよりも、牛乳石鹸などの固形石鹸の方が、洗浄力が高くて効果的なんです。
お風呂でのニキビの洗い方
まず初めに、石鹸を手でよくこすって、しっかり泡立てましょう。
この泡で、赤ちゃんの体を洗います。
その際、ニキビをこすってはいけません。
ニキビはこすらずに、お母さんの指の腹を使って、泡で優しくなでるように洗ってあげてください。
ガーゼで押し拭き
お風呂から上がった後は、タオルでこすってしまわないように気を付け、「ぽんぽん」と押しながら拭いてあげましょう。
特に、ニキビの患部は、清潔なガーゼを使って優しく押し拭きします。
とにかく、「保湿」はNGです。
赤ちゃんニキビは、できるだけ乾燥させることを心掛けるようにしましょう。
・こすらない
・清潔にする
・乾燥させる
この3点が、赤ちゃんニキビのケアする際の必須項目です。
赤ちゃんの爪はこまめに切っておく
赤ちゃんニキビの多くは痒みを伴いませんが、ごくまれに、赤ちゃんが痒みを感じてしまうことがあります。
赤ちゃんが自分でニキビを触ったり、ひっかいたりして潰してしまわないよう、赤ちゃんの爪はこまめに切ってあげましょう。
ほとんどの赤ちゃんニキビはかゆくない
赤ちゃんニキビはには個人差がありますが、ほとんどの場合、痒みを伴いません。
赤ちゃんが痒くて自分で掻きむしってしまうというのは、むしろレアケースです。
もしも万が一、赤ちゃんが痒そうにしている時は…
冷水で絞ったタオルを患部に当ててあげると、痒みがが楽になります。
また、赤ちゃんに手袋をはめさせるなどして、できるだけニキビをひっかかせないようにしましょう。
遺伝ではない
また、両親にニキビがあって、赤ちゃんニキビができると、「遺伝なのかしら?」と考えてしまう人も多いのですが…
赤ちゃんニキビは遺伝ではありません。
あくまでもただの湿疹ですから、多くの赤ちゃんが経験する突発的な症状です。
「親のニキビが多いせいで…」などと、気にする必要はありません。
まとめ
今回は、「赤ちゃんニキビができたときの対処法」として…
・こすらない
・保湿はしない
・ベビーソープやベビーローションは使わない
・固形石鹸を泡立ててから、泡で洗う
・清潔にする
・乾燥させておく
・ほとんどの赤ちゃんは痒くない
・遺伝ではない
以上のポイントについてご紹介してきました。
こうして見ると…
赤ちゃんニキビができたからと言って、「何も特別なケアは必要ない」って思いませんか?
育児にあたり、最も避けなければならないのは、お母さんが後ろ向きになってしまうことです。
赤ちゃんニキビで悩みすぎると、お母さんの悲しい気持ちが赤ちゃんにも伝わってしまいます。
ニキビは時間が解決してくれますから、いつか必ず治ることを信じて、焦らず笑顔で赤ちゃんに接してあげるようにしましょう。
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