ひきつけが起こる原因や対処法&予防策。ひきつけは治せるか!?

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ひきつけ

ひきつけといえば、赤ちゃんに見られる症状ですが、ある程度大きくなった子供や大人でも起きるケースもあります。

ひきつけの症状を初めて見ると、どうしよう!って面食らって仰天するものですが、原因や対処法を知っておきたいものですよね。

という訳で、今日は「ひきつけ」のおはなしです。治し方なども合わせてご紹介。

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どうしてひきつけは起こるのか?

何といっても、まずはひきつけの原因を知っておく必要があります。
というのも、いざその場になると、かなり驚くからです。
原因を知ることで、冷静に対処できる可能性も高まります。

ひきつけは本人の意思に関係なく、無意識に足や手が突然つっぱって全身が硬直する状態です。
脳の神経細胞が異常に興奮状態になった時や脳に何らかの異常がある場合に起こります。
特に、脳が未発達な乳幼児期に起こるケースが散見されます。

小さな子供がひきつけを起こすのは、風邪などで熱が高くなった時というイメージがありますが、その他にも以下のような原因があります。

・てんかん
熱がないのにひきつけを起こすのが特徴で、薬である程度症状を抑えられます。

・泣き入りひきつけ
激しく泣いた後に全身が硬直したり、呼吸が1分程停止したり、顔が紫色になるなどの症状が現れます。
注射を打つ際の恐怖心などがきっかけで起きるケースが見られますが、成長するに伴って治まります。

・髄膜炎
脳髄膜に細菌が入ると髄膜炎になりますが、髄膜炎が重症化するとひきつけを起こすケースが見られます。
処置が遅れると危険を伴うので、高熱や嘔吐、激しい頭痛があるような場合は、早めに病院で診察を受けるようにします。

・脳炎
脳細胞にウイルスや細菌が入ってひきつけを起こす場合があります。
上記の髄膜炎と似ていますが、脳炎の方が重症です。至急病院で診てもらう必要があります。

以上のようにひきつけにも種類と原因があります。
子供の時にひきつけを起こした経験がある人は、熱性けいれんは遺伝しやすいと言われるので、自分の子供が高熱を出した時には注意してください。

ひきつけを起こした時の対処法

自分の子供が熱性けいれんを起こしたら、誰でもかなりビックリするし、パニックに陥ってしまうこともあるでしょう。
わが子のただならぬ様子に慌てふためく人がほとんどですが、そんな時こそ落ち着いて対処する必要があります。

高熱が原因のひきつけは、その80%は心配の必要がないものです。落ち着いて状況をよく観察してください。
落ち着けと言われても難しいのは重々承知していますが、親であるあなたが冷静でいなければ対処のしようもないので、そこは頑張るしかありません。

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ひきつけを起こした際の応急処置は以下の通りです。

1.
発作の途中、周囲のもので危険な目に遭わないように、危なそうなものは急いで遠くに離す。

2.
呼吸が楽にできるように衣服を緩めるてあげる。

3.
平らな場所に寝かせる。

4.
嘔吐がある場合は、顔を左に向け、嘔吐物が喉に詰まらないようにする。

5.
けいれんの様子や、継続時間、体温などを測定しておき、後ほど診察する際に答えられるようにしておく。

6.
症状が治まったら、どこも怪我をしていないかチェックする。

熱性けいれんの場合、一般に5分程度で治まるケースがほとんどです。
後遺症が残ったり命の危険が生じるような重篤なケースは少ないので、とにかく慌てず、けいれんにより子供が怪我をしたり嘔吐物で喉を詰まらせしないようにしてあげる措置が大切です。

ひきつけは治るのか?

高熱が原因でひきつけを起こす場合、そんなに心配ないとは言え、やはり間近で見るとかなりビックリするものです。

遺伝性が高い熱性けいれんですが、高熱を出す度にひきつけを起こされては、その度にハラハラドキドキなので、できるものなら予め予防したいものですよね。

予防法のひとつとして、熱が上がる前に座薬を入れて熱を下げるようにするという手があります。
熱性けいれんの場合、熱さえ下がればひきつけは起きないので、熱が上がってきたかな?と思ったタイミングで座薬を使ってみましょう。

また、ひきつけを起こしている最中にしてはいけないこともあります。
たとえば、身体を揺すったり、大きな声で名前を呼んだりと、余分な刺激を与えるとけいれんが長引く恐れがあります。
他にも、舌を噛まないようにと口の中人何か物を入れる人がいますが、これもいけません。
けいれんで舌を噛んでしまうケーはほとんどないので、口に物は入れないようにします。

しかし、時には救急車を呼ばなければいけないような場合もあるので、観察眼は養わなくてはいけません。
たとえば、以下のようなケースでは、早急に診察が必要です。

・発作が5分以上続く
・発作後、顔色や意識の戻りが悪い
・熱が低いのにけいれんを起こした
・けいれんに左右差がある

ひきつけが起きた場合は、とにかく慌てないで落ち着き、様子をよく観察してください。
そんな「他人事みたいに言われても…」と言うのももっともな意見ですが、こういう場合、親であるあなたがしっかりするしかないのです。
直ぐに治まるケースがほとんどですが、先述のように急いで診察が必要なひきつけもあります。
つらいけど、しっかり観察して、なる爆正しい判断ができるよう頑張ってみてくださいね。

まとめ

ひきつけを初めて見た人は本当にビックリするはずです。

慌ててパニックを起こす人も多いのですが、そんな時こそ慌てずよく様子を観察することが大切で、それで危険だと判断した場合はすぐに病院に連れていくようにします。

熱性けいれんは遺伝する場合が多いので、見に覚えのある人は、子供の熱が上がる前に座薬を使って熱を下げるなど、ひきつけの予防策も講じましょう。

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