年子の育児は大変?年の離れた兄弟姉妹のメリットとデメリット
2人目以降の子供の妊娠・出産を考えるにあたり…
「年子と、年の離れたきょうだい、どちらがいいのかしら?」
と、迷っていませんか。
これは、2人以上の子を持つお母さんが、必ず一度は考えたことのある悩みです。
そこで今回は、きょうだいの年が離れているメリットとデメリットを検証しつつ…
「年子と、年の離れたきょうだいでは、トータルで見た時にどちらがベターか?」
について、ご紹介していきたいと思います。
きょうだいの年が離れているデメリット
結論を先に言うと、きょうだいの年が離れているのは、デメリットよりもメリットの方が多いです。
そこでまずは、年が離れているデメリットの方を先に見ていきましょう。
1.幼児の育児期間が長い
デメリットの1つめは、幼児の世話をする期間が長いという点です。
例えば、1人目の子と2人目の子の年齢が、「6年」空いているとします。
こうなると、1人めの子を産み育て、最も手のかかる幼児の期間を経て、ようやく小学校に上がって、ほっと一息…
と、思った途端に、次の赤ちゃんが生まれます。
こうなると、また「乳幼児の育児」がスタートするので、2人目の子が小学校に上がるまで、お母さんはなかなか落ち着けません。
1人目の子で6年、2人目の子でまた6年、計12年間もの間、ずーっと乳幼児の育児が続きます。
つまり、「最も大変な時期である乳幼児の育児期間が、いつまでも終わらない」ってことなんです。
年子のほうが楽?
その点、年子であれば、育児は大変になるものの、「育児期間」を凝縮することができます。
年子なら、1人目の子が成長すれば、2人目の子も、自動的に大きくなるからです。
2.高齢出産になる恐れがある
また、きょうだいの年が離れていると、一番下の子を産む時に、高齢出産になる恐れがあります。
例えば、お母さんが30歳のときに1人目の赤ちゃんを産んで、2人目の赤ちゃんまで「10年」空くとします。
この場合、お母さんが2人目の赤ちゃんを産み育てる時期は「40代」。
そして、その後「3人目の赤ちゃんが欲しい」と思ったときには、既に高齢出産と言われる時期に…。
出産時の年齢が高くなると、どうしても精神的なブレーキがかかります。
高齢出産は気にしなくてOK?
とは言え、「高齢出産」という言葉自体、近年になって突然言われるようになったもので、以前は「高齢出産」なんていう言葉はありませんでした。
昔の女性は、40歳を過ぎても普通に赤ちゃんを産んでいましたから、お母さんが健康でさえあれば、高齢出産に関しては、特に意識する必要はないでしょう。
年の離れたきょうだいのメリット
では次に、きょうだいの年の離れているメリットを見てみましょう。
1.上の子が下の子の世話をできる
最大のメリットは、何といっても、上の子が下の子の面倒をみてあげられるという点です。
これは、年子では得られない、かなり大きなメリットです。
例えば、1人目の子と2人目の子が、「7歳」離れているとします。
こうなると、下の子が生まれた時、上の子はもう小学校に上がっていますから、学校から帰ってきた後、上の子がお母さんの育児を手伝うことが十分可能です。
また、このようにして、2人目も3人目も、ある程度の年数の間隔をおけば、きょうだい全員が家事や育児を手伝えるので、お母さんの負担はグッと軽くなります。
2.上の子のお古をあげられる
また、年の離れたきょうだいのもう一つのメリットは、上の子のお古の服などが豊富にあるという点です。
年子の場合、服のサイズが似通っているので、上の子も下の子も同時に買ってあげないといけませんよね。
しかも、その服が小さくなって着れなくなったときにあげる相手もいません。
でも、きょうだいの年が離れていたらどうでしょう。
上の子が来た服を数年後に下の子に着せられますから、下の子の服をほとんど買わなくていいというメリットがあります。
特に、「学校で使うもの」なんかはその最たるものでしょう。
保育園や幼稚園で使ったカバンや帽子、楽器などは、卒園してもほとんど汚れていないきれいな状態で残っているものです。
こういった、「ほとんど使ってない」ものを新たに買う必要がないのも、年が離れたきょうだいの大きなメリットです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、きょうだいの年の離れているメリットとデメリットについてご紹介してきました。
【 デメリット 】
・乳幼児の育児の期間が長くなる
・高齢出産の不安がある
【 メリット 】
・上の子が下の子の育児を手伝える
・衣類や学用品など、上の子のお古を下の子にあげられる
トータルでみると、きょうだいの年が離れている方がメリットは大きいといえるでしょう。
もちろん、「お母さんの年齢」という制限はあります。
「初産が20代」という場合は、次の子の出産年齢にも余裕がありますから、2人目3人目の子供は急がずに、数年程度間隔をおいてみる…
という選択肢も想定してみてはいかがでしょうか。
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