なぜ子供の名前にモヤモヤネームをつけるのか~3つの心理&防止策

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モヤモヤネーム,キラキラネーム

キラキラネームにならないよう、子供の名付けには気をつけたはずなのに…
どうもモヤモヤする……

近年、こうした名前を指して「モヤモヤネーム」なんていう新しい言葉が生まれました。

今後は、キラキラネームが下火(?)になっていくのと入れ替わる形で、モヤモヤネームの子供が増えていくことが予想されます。

もしもあなたが近い将来、子供の名前を考える際には、「モヤモヤネーム」にならないよう注意しておく必要があるでしょう。

今回は、モヤモヤネームをつけてしまう人に共通する3つの心理と、モヤモヤネームをつけないための考え方についてご紹介していきます。

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1.個性的にしようとする

キラキラネームやモヤモヤネームを我が子に付ける人の心理には、ある共通点があります。

それは…

「他の子供とは違う、一風変わった個性的な名前にしたい」

という願望です。

この願望があるために、「普通の名前」を考えていたはずが、いつも間にかモヤモヤネームになってしまった…なんて結果になるんですね。

ひねろうとしなくていい

例えば…

お父さんの名前に「広」という漢字が使われていて、「子供にも『広』の字を使いたい」と考えたとします。

ここまではよくある普通の考え方ですよね。

しかし、モヤモヤネームをつけてしまう親というのは、ここで「ひとひねりして個性的にしたい」という発想をします。

そして…

・音広
・夢広
・空広

といった、あまり一般的ではない漢字を混ぜようとしてしまいます。

しかし、これらの名前は、いわゆる「モヤモヤネーム」です。

普通に名付けておけば…

「広」という例で言えば、普通は「高広」「義広」などをつけるはずです。

でも、無理やり個性的にしようとして「音広・夢広」等にしてしまうと…

「キラキラじゃないかもしれないけど、なんかちょっとモヤモヤするなぁ」

という名前になってしまうんですね。

2.元のアイデアに固執する

また、元のアイデアにこだわるあまり、モヤモヤネームになるケースもあります。

例えば…

8月生まれの女の子の名付けでは、「葉月」という名前が人気です。

「葉月」は、一般的な普通の名前ですよね。

しかし、他の「はづきちゃん」との違いを無理に出そうとして、「巴月・葉津希」という名前にしてしまうとモヤモヤネームになります。

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一般的ではない

これらの名前は、確かにキラキラはしていませんが、かと言って一般的か?と言えばそうではありませんよね。

それに、誰が見ても、「どうして普通の『葉月』にしておかなかったの??」という疑問が残ります。

おそらく、「巴月」と名付けられた子供自身もそのように考えるでしょう。

元のアイデアから一旦離れよう

もしも、「葉月」の漢字が気に入らないのなら、いったん「はづき」からは離れた方がベターです。

「8月生まれ」にこだわり過ぎず、普通に名づければ、無駄なモヤモヤは生じませんよね。

ところが、「はづき」という読みにこだわった結果、本来の「葉月」という意味合いが薄れ、どうにも「モヤモヤする名前」になってしまうわけです。

3.使いたい字を決めてしまう

「先に使いたい字を決めてしまったために、不自然な名前になる」というケースもよくあります。

例えば…

親が「煌々と輝く」という言葉が気に入っていて、子供の名前に「煌の字を使いたい」と考えるケースです。

もしもここで、「煌愛(きらら)」や「煌空(こあ)」などにしてしまうと、これはもう完全にキラキラネームです。

では、「煌佑(こうすけ)」や「煌太(こうた)」なら良いのかというと、そういうわけでもないんですよね。

そもそも「煌」という字自体が、一般的な名付けの漢字ではありません。

そのため、たとえ「こうすけ」という読みが一般的だとしても、漢字が「煌」だと、見る人によっては「なんかちょっとモヤモヤするなぁ…」となってしまうわけです。

一番モヤモヤしやすい

モヤモヤネームで最も多いのは、このように「先に字を決めてしまう」というケースです。

「煌」のほか、「緋・虹・恋・彗・鳳」などは、確かに漢字の持つ意味は綺麗かもしれませんが、名付けには一般的ではありません。

先にこういう不自然な漢字を決めてから名前を考えると、得てしてモヤモヤネームになりやすい、ということを覚えておいた方がよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、モヤモヤネームをつけてしまう人に共通する心理として…

1.
個性的な名前をつけようとする

2.
元のアイデアに固執する

3.
使いたい漢字を先に決めてしまう

以上、3つのポイントについてご紹介してきました。

たとえキラキラネームではなくても、あまり不自然な漢字を使ってしまうと、モヤモヤネームと呼ばれる恐れがあります。

名付けの際は、あまり自分一人の考えに固執せず、周囲の人や両親などともよく相談して、「違和感のない名前」にしておくようにしましょう。

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