8月生まれの女の子に「葉月/はづき」と名前を付ける時の注意点
8月に生まれてくる女の子に、「葉月ちゃん」という名前を考えていませんか。
もしもここで、「はい、葉月にしようと思っています」と即答できたなら何も問題はありません。
しかし、もしも「葉月だとありきたりだから、ちょっとひねってみようかしら…」なんて考えているなら要注意です。
ひねって別の漢字の「はづき」にしたために、キラキラネームと呼ばれてしまう恐れがあるからです。
そこで今回は、8月生まれの女の赤ちゃんに「はづきちゃん」という名前をつける際の注意点や、キラキラネームになるケースについてご紹介していきます。
誕生日は確定してる?
「はづき」という名前を付けるにあたり、「出産予定日」は意外に重要です。
赤ちゃんの予定日は8月の何日頃でしょうか。
予定日が、8月の中旬以降であれば問題ありません。
しかし、8月1日や2日が予定日の場合は少々注意が必要です。
7月生まれなのに…
もしもお産が早まって、7月31日生まれになってしまった場合、「7月生まれなんだけど、名前は葉月ちゃん」ってことになります。
この場合、葉月ちゃんは大きくなってから…
「7月生まれなんですけど、予定日が8月で、それで親が葉月という名前を決めていたんです」
みたいな説明を毎回するはめになり、「説明が面倒くさい!」ってなります。
出産予定日が8月の上旬の場合は…
「ひょっとしたら、7月に早まるかもしれない」という可能性をあらかじめ想定しておきましょう。
後ろにずれるのはアリ
ただし、葉月ちゃんは9月生まれなら問題ありません。
「後ろにずれる」のはアリなんです。
なぜなら、こうした「月の古い言い方」というのは、「旧暦」で使われることも多いからです。
よく、2月の節分の時期を「旧暦の正月」なんて言いますよね。
つまり、仮に9月生まれで「葉月ちゃん」という名前であっても、「旧暦なんです」という説明ができるわけです。
「9月生まれですが、旧暦の8月で葉月にしました」
という理由なら違和感もなく、「教養のある親」という印象を相手に与えることができます。
まとめると、出産予定日が…
・8月末なら葉月ちゃんもあり
・8月頭なら葉月ちゃんは要注意
ってことになります。
説明が面倒くさい?
とはいえ、8月以外の月で名前が「葉月ちゃん」だと、前後いずれの場合であっても、「名前の説明が面倒くさい」ことに変わりはありません。
「葉月ちゃん」と名付けるなら、少しくらいズレても問題なさそうな8月中旬の予定日がベストでしょう。
「はづきちゃん」の漢字は?
次に注意すべき点は「漢字」です。
基本、8月生まれの女の子に「はづきちゃん」と名付けたいのなら、漢字は「葉月」一択です。
「葉月」以外の漢字を当ててしまうと、場合によってはキラキラネームになってしまう可能性があるからです。
「はづきちゃん」の漢字多すぎ!
現在、女の子に付けられている「はづきちゃん」という名前は、実はこんなにたくさんあります。
一稀
八月
初妃
巴月
彗月
悠月
桜月
羽月
翔月
花月
華月
葉月
葵月
蓮月
覇月
遥月
陽月
颯月
「えっ、これ全部『はづき』って読むの?」って感じですよね。
このうち、「かろうじて読める許容範囲」だと言えるのは「羽月・巴月・覇月」くらいです。
残念ながら、それ以外はどう見ても「はづき」とは読めません。
漢字の読みがおかしい?
「蓮」は「はす」、「花・華」は「はな」が正しい読みですから、「は」の一文字で切ってしまうのはルール違反です。
また、「翔・悠・遥」などは流行の漢字ですから「無理やり読ませた」感が強く、周囲の人から「キラキラネームだ!」と言われても仕方ありません。
こういう名前を付けると、娘が大きくなったときに「8月生まれだから葉月なのに、どうしてわざわざ別の漢字にしたの?」なんて言われてしまいます。
3文字で「はづき」?
また、漢字3文字で「はづき」と読ませるケースもあります。
葉津姫
葉津希
葉津葵
どれも、読めなくはないですが、わざわざ3文字にする必然性がありませんよね。
それに、答案用紙などに名前を書くのも大変そうです。
ここはやはり素直に、「葉月」にしておくのが無難でしょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、8月生まれの女の子の名前で人気のある「葉月ちゃん」についてご紹介してきました。
今回の内容をまとめると…
・名前が「はづき」なら漢字は「葉月」一択。
・「葉月」以外の漢字にする場合は、見てすぐに読める名前にしておく。
・「翔・蓮・悠」など、「は」という読みがない漢字を当ててしまうとキラキラネームと呼ばれる可能性がある。
ということになります。
そもそも、赤ちゃんの名づけの際、「生まれた月の名前をつける」なんていうルールはありません。
何も「8月生まれ」にこだわる必要なんてないんです。
無難に「葉月ちゃん」にしておくか、あるいは一旦「はづき」から離れて、親の願いなども込めつつ、娘の一生に思いを巡らせながら慎重に考えるようにしたいものです。
Your Message