離婚したくないのに…離婚を勧める人の心理と離婚しないための方法
「夫のことを友人に相談すると、すぐに離婚を勧められる…」
「本当は、離婚したくないのに…」
と、悩んでいませんか。
近年、夫との悩みを抱える女性に対し、すぐに「離婚した方がいい」というアドバイスをする人が増えていますよね。
ネット上の記事などを見ても、「いざとなれば離婚」という論調のものが多く、世間ではやたらと離婚を「奨励」するような風潮があります。
でも離婚って、そんな簡単に勧められるほど生易しいものではありませんよね。
「離婚してからの方がよっぽど大変」というケースが多いのもまた事実です。
では、なぜ彼ら彼女らはそんなにも簡単に他人に離婚を勧めてしまうのでしょう。
そこで今回は、すぐに離婚を勧める人の心理と、離婚しないための考え方についてご紹介していきます。
なぜ離婚を勧める?
人が、悩める夫婦に対し、安易に離婚を勧める本当の理由は…
「離婚の方が修復よりも手軽で、結果がすぐに出せるから」です。
もちろん、「離婚以外に手段がない」というケースがあるのも事実です。
しかしそうではなく、十分修復出来る余地が残っているケースでもすぐに離婚を勧めてしまうのは、単純にそれが一番簡単なアドバイスだからです。
修復のアドバイスは?
では、なぜ人は、問題を抱えている夫婦に対して修復のアドバイスをしてくれないのでしょうか。
答えは、たった1つです。
それは…
「他人の家族に責任が持てない」から。
例えば、ある人(仮にAさんとします)が、離婚寸前の夫婦に対し、「あと7年頑張れば修復できる」というアドバイスをするとしましょう。
でも、Aさんはその7年間、夫婦を身近で見守ってフォローし続けるなんてことはできないですよね。
すべては夫婦次第
修復できるかどうかは、あくまでも夫婦次第です。
つまりAさんは、「修復を願ってはいるが、責任は持てない」ってことになります。
こうなると、「夫婦仲の修復のためのアドバイス」というのはなかなかできないんです。
夫婦喧嘩は犬も食わない
それに昔から日本の諺に「夫婦喧嘩は犬も食わない」というのがあります。
つまり、夫婦喧嘩なんてものは、夫婦以外の他人には「どうすることもできない」ってことなんです。
こうなると、夫婦仲について相談を受けた人は、修復の方法を一緒になって考えるようなことはせず、最も簡単(?)な回答である、「離婚」を提示するわけです。
問題は解消されるのか
離婚であれば「離婚届を出すか出さないか」という手続き的な問題ですから、一見すると夫婦の問題も離婚によって解消されるかのように見えます。
しかし、ここで覚えておくなくてはならないのは…
・離婚によってまた別の問題が生じる
・離婚を勧めた人は離婚後の生活に責任をもつわけではない
ということです。
離婚した方が大変?
TVやネット記事では、「離婚そのもの」を取り上げることはあっても、「離婚後の大変な暮らし」にスポットが当たることはめったにありません。
離婚後の生活には、様々な困難が伴うというのに…。
例えば、子供のことや住居・生活費、老後のこと、そして再婚相手との関わり…などです。
「離婚したら?」
なんて、人に簡単に勧められるほど生易しいものではないんですね。
安易に離婚を勧める人達には、こういう視点が欠落しています。
次もまた離婚…というケースも
実際のところ、「離婚経験者の離婚率は50%以上」というデータが示す通り、再婚しても半数以上が再び離婚するという現実があります。
要は、今の結婚生活に不満があって離婚してみたところで、問題の根本的な解決にはならず、次の結婚でも、また同じような問題を抱えて離婚するかもしれない、ということです。
そうしてみると、やはり離婚という最終手段を安易に考えるべきではありません。
それでも離婚を勧められる
もしもあなたが、夫婦生活の悩みについて誰かに相談しようと思うなら、「おそらく離婚を勧められる」であろうことを覚えておく必要があります。
理由は、「離婚が最善の策だから」ではなく、相談された側にしてみれば「一番無難な回答だから」なんです。
離婚を奨励する風潮?
TVのワイドショーやネット記事を見ても分かる通り、世間ではまるで離婚を「奨励」するかのような風潮がありますよね。
修復の可能性を「そもそも考えない」という風潮にすらなっています。
修復できる可能性はある
しかし、離婚寸前まで行っていた夫婦が、何年もの歳月をかけて関係を修復し、理想的な夫婦になる… というケースも現実にはあります。
他人の助言に乗せられて安易に離婚を考えてしまうと、ほんのかすかに残っていた修復の可能性すら全てゼロになってしまうんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「すぐに離婚を勧めたがる人の心理」についてご紹介してきました。
昔から、夫婦喧嘩は犬も食わないと言うように、夫婦関係の悩みは、「他人にはアドバイスはできない」ということを覚えておく必要があります。
相談を受けた側にしてみれば、よその夫婦のことなんて責任もってフォローなんかできません。
結果、「だったらもう、離婚しちゃえば?」というアドバイスにもならないアドバイスをする…というわけです。
友人や親戚に夫婦関係の悩みを相談する際は、「愚痴を聞いてもらうだけ」にしておくのが無難です。
Your Message