痛ランドセル/痛バの意味とは?中二的な名前とデザインが話題に

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痛ランドセル/痛バの意味とは?

「痛ランドセル」という言葉をご存知でしょうか。

これは読んで字のごとく、「痛いランドセル」を縮めたものです。

近年、この「痛ランドセル」が、「痛い」を通り越して「凝りすぎだ」と話題になっています。

今回は、そんな「痛ランドセル」についてお話をしていきます。

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「痛ランドセル」とは?

「痛ランドセル」という言葉は、近年になって新しくできたわけではなく、2012年頃から自然発生的に使われてきた言葉です。

この場合の「痛い」とは、「見ていて恥ずかしくなる・見ていて痛い」というようなニュアンス。

つまり「痛ランドセル」とは、「見てる方が恥ずかしくなるような奇抜なランドセル」という意味合いです。

しかし、2012年頃の「痛ランドセル」は、主にランドセルの「装飾」を指していました。

つまり、ランドセルそのものは普通だけど「装飾が痛い」ということです。

ランドセルの背中に自分の大好きなキャラクターのステッカーをベタベタと貼ったり、キーホルダーをジャラジャラとたくさんつけたり…など。

そういうものが、いわば初期の「痛ランドセル」だったわけです。

「痛バ」とは?

また、「痛ランドセル」の派生として「痛バ」という言葉もありました。

「痛バ」とは、「痛いバッグ」の略です。

つまり、小学生がキャラクターのステッカーなどをベタベタとランドセルに貼って「痛ランドセル」にしたのと同様に…

中学生・高校生が、通学カバン(バッグ)にステッカーやキーホルダーなどの装飾をしまくった結果、「痛い外見」になったのを指して「痛いバッグ ⇒ 痛バ」と呼んでいたんです。

これらは、いずれも「元は普通のカバンやランドセルだが、装飾に凝り過ぎて『痛く』している」という点で共通します。

しかし近年、こうした「痛いランドセル」のスタイルに変化が表れているんです。

「シャイニングウィザード」という名のランドセル

近年、特に話題になっているのは、こちらの商品です。

ネット記事などで多数紹介されたことで、この画像はなんと4万ビューもの閲覧数となっています。

その名も、「シャイニングウィザード」。

なんだか、アニメやラノベ(ライトノベル)などに出てくるキャラクターの必殺技みたいですよね。

「シャイニングウィザード」という名前を聞いただけでは、とても「ランドセルの名前」だとは想像もつきません。

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デザインも凝りすぎ

しかもこの「シャイニングウィザード」、名前だけでなくデザインもかなり凝っています。

まるで、RPG(ロールプレイングゲーム)の主人公である、「勇者」のようなデザインです。

これはもう、どう見ても「痛い」ですよね。

というか、名前もデザインもあまりにも「中二的」すぎます。

この「シャイニングウィザード・ランドセル」は、SNSなどで画像が紹介されるやいなや、「これは痛すぎる」と一躍評判となり…

現在の「痛ランドセル」の、まさに草分け的な存在となっています。

初めから痛い

2014年頃までの「痛ランドセル」は、主に「装飾」を指していました。

したがって、装飾をしていない「素の状態」のランドセルは、あくまでも普通のランドセルです。

ところが2015年頃を境に、持ち主が何も飾りを付けなくても、「デザインやネーミングそのものが、初めから痛いランドセル」というものが現れ始めました。

それが今回ご紹介している「シャイニングウィザード」などを筆頭とする、「中二的デザイン、中二的ネーミング」の痛ランドセルです。

その結果、現在「痛ランドセル」という言葉は、「装飾が痛い」「元のデザインが痛い」の2つの意味で使われています。

しかし今後は、後者の「元のデザインが痛いランドセル」がますます出回るようになりますから、認知度も次第に上がっていくと予想されます。

なぜデザインに凝っているのか

こうした傾向は、おそらく「色違いのランドセル」が、そもそものきっかけだったと考えられます。

昭和の頃は、「ランドセルは赤と黒だけ」と相場が決まっていて、「別の色を作ろう」なんていう業者は誰もいませんでした。

しかし、2010年頃から、赤と黒以外に、黄色や青、ピンクや緑など、様々な色のランドセルが販売され始めました。

「色違いも売れる」となれば、メーカーとしてはランドセル製作の「自由度」が格段に上がりますよね。

「色のラインナップはもう充分にある。次はデザインに凝って、他社との差別化を図ろう…」

なんていう判断が、メーカー側で下されたのでしょう。

結果、今回の「シャイニングウィザード」のような、「中二的デザインのランドセル」が登場したものと思われます。

まとめ

「シャイニングウィザード」、いかがでしょう。

小学校1年生くらいなら、「かっこいい」と喜んでもらえるかもしれませんが、高学年にもなると、さすがに恥ずかしいと感じるんじゃないでしょうか。

しかも、お値段は6万円。ちょっと勇気がいる買い物ですよね。

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