淡路瓦の歴史について。瓦のコースター。ゆるキャラ銀さんとは?

公開日: 

淡路いぶし瓦

最近は瓦屋根の家が少なくなってきていますが、昔ながらの瓦屋根が再度注目されつつあります。

淡路島では歴史ある淡路瓦が今でも製造されていますが、そんな淡路瓦の歴史について調べてみることにしましょう。

最近は淡路瓦をコースターにするなど、アレンジ商品も多く販売されています。

贈り物にすると喜ばれるのでは?!

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淡路瓦の歴史について。

淡路島で作られている淡路瓦は、日本三大瓦の一つで、淡路島の中でも南に位置する南あわじ市を中心に作られており、美しい銀色をしているのが特徴です。

瓦の焼き温度が1000℃前後と、三大瓦の中では最も焼き温度が低く、粒子の細かい「なめ土」という粘土を用いています。
この焼き温度となめ土がいぶし瓦を作るのにとても適しているとされ、淡路島はいぶし瓦の生産量で全国1位です。

そんな淡路瓦の起源は慶長15年にまでさかのぼると言われています。

淡路国洲本藩主、のちの備前国岡山藩第2代藩主「池田忠雄」が、淡路島にある成ヶ島に由良成山城を普請した際に、播磨国から播磨瓦の名工「清水理兵衛」を招いて瓦を作らせたのが始まりと言われています。
その後、その弟子たちによって淡路島で瓦作りが広まりました。

淡路瓦の特徴としては…

・耐震性
建物の構造さえきちんとしっかりしていれば、淡路瓦の屋根は震度7の揺れにも耐えられます。
最近は阪神淡路大震災の経験を踏まえ、瓦の軽量化や地震に強い瓦作りに取り組んでいます。

・耐火性
もともと土から作られている瓦は不燃材ですが、特に淡路瓦は低温でじっくり焼いて作られているため、火災の時にもひび割れや変形をする事なく、もらい火の心配もありません。

・劣化しにくい
色んな実験の結果、高い耐久性があることが分かっています。
退色、変色がほとんどないのも特徴です。

・水に強い
淡路瓦の表面はガラス質のため水をよくはじきます。
給水率も低いので水が染み込むことがありません。

・通気性が良い
瓦が重なる部分に空気が通る通気孔のようなものができるので、自然と通気性が良くなり屋根の湿度や温度が適度に調節されます。

・省エネ
直射日光を吸収するので耐熱性や断熱性に優れています。
淡路瓦は「夏涼しく冬温かい屋根材」と言われています。

・圧力に強い
淡路瓦は耐圧性の面で大変優れていると評価されています。
屋根材に課せられているJIS規格の基準よりも遥かに高い強度があります。

・美しさの継続
美しい外観が長く続きます。

などなど、淡路瓦は色んな面で優れています。

淡路瓦を使ったコースター。

最近は日本古来の瓦屋根の家が少なくなってきているため、淡路島の瓦産業もこのままではいけないと、瓦を使ったアレンジ商品を開発・販売しています。

大栄窯業(株)さんで色んな瓦商品を販売しています。

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・コースター
瓦のコースター「瓦坐」はグッドデザイン兵庫を受賞している商品で、季節毎の花などをモチーフに、全て職人さんが手作りで模様を彫っているので味があります。
その他、四角タイプのコースター「角坐」や島に響く音色を写しとった創作コースター「島音坐」など種類が豊富です。
瓦の素材が水を吸収してくれるので、冷たい飲み物を入れたコップを置くのには最適です。

淡路いぶし瓦コースター

・箸置き「箸坐」「箸瓦」

・瓦のネックレス「飾り坐」

・灰皿「煙坐」

・ハイドロカルチャー「ちんまり瓦」

・ランプシェード「灯り坐」「灯り瓦」

・キャンドルシェード「雪洞瓦」

・ショール
瓦の土で染めたショールで木綿と麻があります。

この他にも創作瓦雑貨がたくさんあり、オーダー製作もしてくれます。

大栄窯業さんはギャラリー「土坐」を開いていますので、淡路島を訪ねた際にはぜひお立ち寄り下さい♪

〒656-0341
兵庫県南あわじ市津井2124-1
℡0799-38-0500
http://www.daieibrand.com/
(サイトはちょっと重いかも)

瓦のコースターや箸置き作りを体験できるので、楽しめると思います!

淡路瓦のゆるキャラ「いぶし瓦の銀さん」とは?!

日本三大瓦の1つである淡路瓦の鬼瓦をモチーフにしたゆるキャラ「いぶし瓦の銀さん」が最近注目を浴びています。

年齢401歳の銀さんの使命は、南あわじ市の特産品や観光を全国にアピールすることで、特技は瓦の歌に合わせて瓦ダンスをすること♪
瓦割りも得意で、最高15枚を割るといった記録も持っています。

銀さんってどんなゆるキャラなのかと検索してみた人は分かると思うのですが、鬼瓦をモチーフにしているだけのことはあり、ゆるキャラの中ではなかなか恐い形相をしています…。

銀さんを初めてみた子供は泣いてしまうこともしばしば…。

しかし、銀さんには顔が2つあり、一方は鬼の形相をしていますが、もう一方はとても優しい顔をしています。

顔は恐いのですが気さくな銀さんは、ダンスも踊り瓦も割るなど何でもやってくれるので、初め恐がっていた子供さんもすぐに打ち解けて仲良くなれます♪

行動派の銀さんは色んなテレビにも出没していますので、淡路島の人でなくても「見たことある!」という人がいるのでは?!

淡路島のイベントごとには銀さんはよく出没していますので、見かけた人は恐い顔に負けずどんどん絡んで楽しんで欲しいです♪

いぶし瓦の銀さん

まとめ

淡路瓦はとても古い歴史があります。

最近は瓦屋根が少なくなってきたことから瓦を作る人も減ってきてはいますが、そんな逆境を乗り越えようと創作瓦を作っている人も増えてきています。

瓦で作った品物は一風変わっていて面白いので、プレゼントなどに良いのではないでしょうか♪

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Comment

  1. 千田稔 より:

    古代鬼面のネックレスを購入したいのですが、詳しいカタログ等ありますか?

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