咳が止まらない原因は?簡単に咳を止めるには?咳はなぜ疲れる?
風邪はだいたい治ったのに、なぜだか咳だけいつまでも残ってる…
そんなことってありますよね?
もしかして別の病気なのでは!?
なーんて心配になったりします。
咳は、意に反して勝手に出るので厄介ですが、咳を簡単に止める方法ってないものでしょうか?
また、いっぱい咳をするとすごく疲れますよね?
あれってやっぱり体力奪われてますよね…。
そんなわけで、今日は咳についてあれこれまとめてみました。
咳が止まらない原因として考えられるのは?
・風邪が治ったのに咳だけ残る
・夜、寝る時になると咳が出始めて寝られない
などなど、
咳に悩まされた経験をしたことがある人は少なくないでしょう。
なんで咳が止まらないのか…。
原因として考えられるのは以下のようなことです。
・ウイルス、菌
風邪をひく多くの原因はウイルスに感染することで、稀に細菌に感染することも原因になります。
細菌に感染した時の治療薬としては抗生物質が用いられるので、ウイルスに感染しているのか細菌に感染しているかによって治療法が異なってきます。
・乾燥
喉が乾燥することにより咳が出ます。喉が乾燥する原因としては空気の乾燥や口呼吸が考えられます。
・アレルギー
アレルギー症状の1つとして咳が止まらなくなる場合があります。
原因としてはハウスダスト、タバコ、飲酒、花粉、運動など人によって異なりますが、咳喘息や気管支炎になると咳は余計にひどくなります。
・喘息
1ヶ月以上ひどい空咳が続く場合、咳喘息が疑われます。
咳喘息を放置していると、呼吸困難・胸痛・動悸・息切れ・発熱・激しい痰などの症状が現れて喘息に発展します。
・気管支結核
結核菌が何らかの原因で気管支に入ることで発症します。発熱や咳、喘鳴、呼吸困難、血痰などの症状が現れます。
・肺炎
風邪と同じように考えられがちですが、日本人の死因第3位になっているので軽く考えてはいけません。
風邪と似た症状が重症化して3日以上続いているような場合には、肺炎の可能性があるので病院で診てもらうようにしましょう。
・マイコプラズマ
マイコプラズマが原因で起こる肺炎で、しつこい咳、発熱、倦怠感が症状として現れ、普通の肺炎と見分けがつきにくく、発見が遅れる場合がままあります。
・慢性閉塞性肺疾患
原因のほとんどがタバコで、慢性気管支炎や肺気腫などの病気のことを指します。
・百日咳
百日咳菌に感染することで発症し、特徴的な咳が出ます。
・咽頭アレルギー
花粉などのアレルゲンが原因で起こり、喉の痒みやイガイガ感、喘鳴、咳などの症状が現れます。
・後鼻漏
鼻水が喉に垂れてしまうことで、痰、咳、喉の違和感などの症状が現れます。
・肺癌
咳、呼吸困難、体重減少、痰、血痰、胸痛などの症状が現れます。
いずれも初期症状は風邪と似ていて勘違いしやすいものも多く、軽く考えがちですが、症状があまり長引くようなら医療機関で診察を受けるようにしましょう。
咳を簡単に止めるには?
したくないのに勝手に出る咳。
本当に厄介です。
咳をしていると周囲の目も気になるし、明らかに迷惑がられます。
咳を簡単に止める方法ってないものでしょうか…。
咳が出るには原因があるので、その原因をつきとめることが大切です。
以下は、辛い咳を一時的にでも止めて楽になる方法ですが、あまりにも咳がひどいときはお試しあれ。
・加湿器
咳が出るのは、平たく言うと痰を排出するためです。
ということは、咳を止めるためには痰を出し切るというのが咳を止める手っ取り早い方法です。
喉が乾燥していると痰がでにくくなってしまうので、水分補給をして喉の乾燥を防ぐようにしましょう。
また反対に咳が出にくい湿度というのは60~80%です。
加湿器を使うなどして部屋の湿度を保つようにしましょう。
・食事
刺激のある食べ物は喉を乾燥させ咳をでやすくなります。
咳を抑える食べ物としては大根があります。
大根の辛味成分には殺菌作用や炎症を抑える効果があるので、咳を鎮める働きがあります。
・温かい飲み物
喉が冷えると免疫力が低下してしまうので、温かい飲み物を飲むことで喉が冷えるのを防止します。
また、蒸気で加湿効果も望めるので咳にも効果的です。
・首を温める
首には大椎という咳を鎮める働きのあるツボがあります。
首を曲げた時に出る骨の下にあるツボで、その周辺をカイロなどを使って温めることで咳を抑える効果が現れます。
・はちみつ
はちみつには炎症を和らげたり、殺菌作用のあるフラボノイドという成分が含まれています。
レモネードに入れたりお湯で割って飲むと良いでしょう。
・ホコリ
部屋のホコリが喉に入ることで咳を出してしまいます。
こまめに掃除をするなどしてホコリを取り除きましょう。
・薬
痰が絡んだ咳が出るような場合は去痰成分や気道を広げる効果のある薬を選び、普通の咳なら鎮咳薬を選ぶようにします。
以上のような方法で咳を鎮めることができますが、咳が出ないようにするには、まず環境作りが大切になります。
咳をしすぎるとどうして疲れる?
寝ようとすると咳が出て、よく寝られなかったりすると、翌日とても疲れている感じがします。
咳をするとそれだけ体力を消耗してしまうんでしょうね…。
咳による消費カロリーは1回2kcalだそうです。
咳がひどくて夜寝られない時なんかは、1日に約20時間は咳をしているとします。
仮に1時間に60回咳をしたとしてその消費は120kcalなので、掛ける20時間だと2400kcal。
咳をするだけで、およそ2400キロカロリーが消費されることになります。
その他にも生活上消費されるカロリーもあるので、合わせるとけっこうなカロリー消費です。
やはり咳をすると疲れるのは、それほどにカロリーを費やしているということなんですね。
咳が続くと肋骨の辺りや腹筋が筋肉痛のような感じになったり、気分が悪くてご飯が食べられなくなるなど、体力は消耗するし、弊害も出てきます。
なるべく咳を鎮めるような対処をして、ゆっくりと休んで体力を回復させることが重要になってくるでしょう。
風邪をひいている時はお風呂に入らない方が良いとも言われますが、お風呂の湯気による湿度は咳を止めるのにとても効果的です。
お風呂上りに身体を冷やさないよう注意すれば、むしろお風呂に入って疲れを取るというのは有効な方法だと思います。
咳をし続けるとそれだけ体力が消耗されるので、体力回復に努め、早く咳が止められるようあらゆる対策を取りましょう。
まとめ
咳は意に反して勝手に出はじめるので、辛いし本当に困ったものです。
咳を止めて楽になれる方法というのも色々あるので、つらい時には試してみると良いでしょう。
咳が出る=痰を出そうとしている、ということなので、むやみに止めるというのも良くありませんが、痰を出してしまった後の喉の炎症で咳が出ているようなら、咳を止める方法は有効でしょう。
はちみつを摂取することなどは、咳が出ていない普段の時も喉に良いので、日頃から取り入れるのも良いかもしれませんね。
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